グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

「人生100年時代構想推進」の前にやらねばならないことは?

2017年09月11日 | 日記
先日内閣官房に「人生100年時代構想推進室」が発足し看板掛けが行われていた。
当推進室は人づくり政策の一環ということだからその中身は若年層の教育費負担軽減や中高年社会人に対する新たな教育プログラムの開発などが柱になっているようだ。
しかしそのまで日本の財政が耐えられるのか、いささか心配だ。
介護関連だけをとってみても要介護認定者数は2040年ごろまで大幅増が続く。
その間介護コストは放置しておけばどこまで膨張するのかわからないようである。
「人生100年時代」の備えは重要だが日本の財政事情を併行して考える必要があるだろう。
一部には消費税増税の再々延期や2020年のPB(プライマリーバランス)を放棄する構想も持ち上がっているようだが借金を積み増ししてまで人生100年時代を演出しなければならないものだろうか。
「不健康で貧しい長生きより健康で適度な寿命がいい」と考える国民も多いのではないかとついつい考えてしまうのである。