Haste not, Rest not

二度と返ってこない今の自分の気持ちを積み重ねる部屋。

ひどい話。

2013-04-02 19:09:09 | 放射能
47ニュースより。

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がれき陳情書、ごみ箱に 維新市議がブログに写真

 橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会の井戸正利・大阪市議(50)が、東日本大震災のがれき処理に関する市議会への陳情書をごみ箱に捨てた写真を自身のブログに掲載し、「市外からの扇動家が送りつけてきたデマだらけのメチャクチャなもの」と書き込んでいたことが30日、分かった。

 書き込みは28日で、既に削除されている。井戸市議は取材に対し、「陳情書の審議が終わり、気が緩んでいた。軽率だったと反省している」と釈明した。

 大阪市は2月から岩手県のがれきの本格焼却を開始。

2013/03/30 17:27 【共同通信】

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絶句…
終わってる。
反省する点が、まず根本的に違うし。
根本が違う。救いがない。

木下黄太ブログ 転載

2013-03-31 07:39:38 | 放射能

熱があるので、継続的な思考が難しいのですが、僕が今考えているのは、日本のドメスティックな意識が蔓延していることにどういうふうに対処していくのかと言うことです。
 ドメスティックは、家族内、あるいは国内のような意味でつかわれます。ドメスティックバイオレンスが一番わかりやすい例かもしれません。家庭内暴力。
  僕は、ずっとこの用語、ドメスティックは、固着化した関係の内部に、囚われ続けている状態を指している用語だと考えていて、外に開放的に向かう性向を疎外し、人を周りに絡め取らせるような意味合いを有している用語と考えています。内向きですが、自らの意識の内奥を探し求めるような探求的なものではなくて、本当にまわりや、既存のものにとらわれていく感覚です。
 僕にもこうした意識が多少はありますし、拘ってしまうことも、多々あります。しかし、それでも、通常のみなさんよりは、僕にはそうしたドメスティックな意識は少ないだろうと思っています。そういう僕に対して、「中国人だ」「朝鮮人だ」というレッテルを張って、差別的な言説を吐く妨害者は多数いますが、たぶんその感覚は、この人々が依存しているドメスティックな意識に、僕の依存度が薄い事があからさまで、それへの嫌悪感がこうした文言にあるのだろうなと、前から思っています。
 それでも、僕は、組織というものは、結局は、何事か起きた時に、対応できるシステムでなければならないし、その構成員にとって、組織にいることによって、メリットがもたらされる状態でなければ、本質的に組織としての体を為していないと考えます。その意味で、3.11以降、日本の組織はその存立基盤を思想的にほぼ失ったと思っています。特に戦後、新しい民主主義国家というフォークロアを信じさせてきた流れの中で、人々の命を守らない国家、政府、行政、企業、報道機関、家庭になんの意義を見出すのかは、極めて難しい状態です。
 このドメスティック化は、組織や集団内部、家族間にとどまりません。自分が、慣れ親しんだ習慣、流儀、雰囲気ということまで広範囲に考えるべきだと思います。どうした事柄に対しても、こうした感情、囚われて、そのシステムの中で考えることに連なっていく状態なんだろうと思います。これは、体制のシステムとしても機能していますし、一人一人の心の中で、「意識のドメスティック化」が続けられているのだろうと思っています。
 放射能の問題は、まさにこの「意識のドメスティック化」というものを、さらに無理やり顕現させたものに他ならないと僕は思います。表に出した炙り出しのマシーンです。
 自分たちが、つまらないけれども、特に激しくない日常を生きていることを、自分の人生として受け入れ続けてきて、未来もそうある筈の殆どの人々は、この「意識のドメスティック化」を潜在的に、収斂する日々だったのだろうと思います。しかし、3.11以前は、それは潜在的なもので、そうしたことを見据えずに、自分の目標や夢、達成願望を表面上は掲げている人が大半だったと思います。
 しかし、この放射能の問題がおきたことで、偽りの看板は脱ぎ去るしか無くなったということです。
 破滅的な状態がおきる可能性も想定される事態にも関わらず、そうしたことを見据えることさえ、一定程度の人々は拒絶し、ごまかして生きていることになりました。勿論、何も気がついていない人々もいます。こうした人々ならまだしも、一定程度気がついていて、ごまかしている多くの人達がいることが、僕にはある意味とても怖ろしく思えます。
 この人たちが、「意識のドメスティック化」をさらに、あからさまに、積極的に進めようとすると僕は、思います。これは、誤魔化しの集大成であり、お互いの意識を裏切らせないための、相互監視システムへと進化していくことは容易に想像できますし、現在もその兆候はあちこちに見えています。
 これにどのように抗えるのか。その方法論はどこにあるのかということです。
少なくとも、この行きつく先は精神的な意味合いでの「内戦」しかないでしょうし、場合によっては、海外で、「流浪」を我々が選択するしかなくなるかもしれません。どちらもきつい話です。
ここにあるのは、絆とか何かの繋がりを賛美する話では到底なくて、実は根本的な断絶となります。
しかしながら、問題は、今、圧倒的少数に見える我々が、本質的に圧倒的少数なのかどうなのかということです。情勢の分析が必要なのです。
 「意識のドメスティック化」が我々をさらに少数に追いやろうとするでしょうが、実際にリアルな事態の進行によって、こうした「意識のドメスティック化」が、そのままの勢いで継続できるのかどうかということは、実は疑わしいのではないかと僕は考えています。
 それは、結局どこにも、なんにも得することがないからです。個別の生命体にとって、その生命体としての安全確保が、やはり最重要案件で、この「意識のドメスティック化」はそれを補助するのであれば、有効なのですが、少なくとも、危険回避という普通に最初の選択肢として取られることさえ、拒絶するよう感化させている今の事態から考えても、実は逆にその有効度は減少しつつあると思います。
そうなると、生命体として、より自分を大事にしていきたい個体から、率先して守ることになります。自分や自分の愛すべきものを。
であるならば、ある意味、初期避難者が、社会的にはわがままなタイプの人が多いのも当然ですし、特に初期の沖縄避難者でそうしたことが多いのも、実は論理的だなあと僕は思います。
でも、二年のフェイズが過ぎて、事態は変ろうとしています。
 良い意味で、たとえば女子アナのように、自己愛で我欲が強い人達ばかりでなく、自分と家族、自分と身のまわりとの関係の中で、この事態に、見ざる言わざる聞かざるを続けてきた人達、まさに「意識のドメスティック化」を続けてきた人達が、否応なく、リアルを直視して、意識を外に向かうしか、術がなくなってくるだろうということです。
 それがはっきりするのは、自ら為すべきことを喪失し、為すべき役割がなくなり、遂には、生存の意味合いを見失うからです。放射能によって本質が徐々に露呈するからです。過去、「意識のドメスティック化」は、保守的なシステムにおける、安定装置としてなら、うまく働いたのですが、そもそも生命の危機が想定される事態に、その想定をないがしろにし、危機管理という概念さえも放念させるために、機能しようとするものとである限り、それは大きな働きを続けることは難しくなります。
 どこかで大半の生命体は、その生命体の維持を優先させることになり、その優先を怠った個体の末路は簡単明快なことになります。だから、事態は確実にはっきりしてきます。
 とするならば、「意識のドメスティック化」よりも、人は何を求めるのか。人は外に、リアルに志向します。それは、自分の内奥を更に更に見つめることと、本質は同じです。
その時に初めて、いろんな形で、貴女は、次を見出すことができるはずです。次の未来を。楽しいばかりではありませんが、少なくとも次のフェイズがある未来を。
恐らく、そうした状態に多くの人が置かれることになります。もちろん、前向きに選べない人もいるでしょうが、あきらかに、確実に、先に進む人たちが出てきます。これは、他に進む道がないからです。否応なく、進み方がなければ、そこを歩むしかなくなるからです。
これが、二年という時間が経過して、この後におこることだと僕は考えています。全体としてこうなるという事でなく、自覚していた中の一定数が動く可能性を感じています。背に腹は代えられないと言ってもよいかもしれません。

ゴッチの日記 転載

2013-03-19 11:08:10 | 放射能
NO NUKES 2013を終えて
(2013/03/09 08:57)

『NO NUKES 2013』に出演。

 脱原発で金儲けのフェスしやがって!という意見をツイートするひともあるけれど、そういうフェスティバルではないよ。YMOのメンバーがそれぞれのバンドで出演したり、まあ顔ぶれを観るだけで、この人たちがまともにギャラをもらったらとんでもないことになります。笑。大赤字も良いところ。そして、僕らの共通認識として、こんなフェスは早くなくなってしまえ!と思っている。やらなくていいのならば、やりたくなんてない。

 目立ちたくて何かをするならば、こんなに損な役回りはないと俺は思うんだ、本当に。坂本さんなんて、ネット上ではボロクソ言われているじゃないか。音楽をやっているだけで、世界中から喝采を浴びるようなひとが。笑。そこに陰謀なんかあるわけがない。

 でも、それでも声を上げないといけないことがある。奇人扱いされてもね。

 原子力発電は今のままではやっていけない。廃炉にする方法を誰も知らないんだから。これは事故を起こした原発の廃炉なのではなくて、普通に動いていた(あるいは動いている)原発の話だから、尚更。原子炉は、そのものが運転中に放射性を獲得する。解体すれば、放射性廃棄物になる。だから解体するのがとても難しいとのこと。実際に、解体された商業用の原子炉って日本にひとつもないんだよ。なんともない原子炉も、解体に成功していないっていう、冗談みたいな技術。

 燃料棒の捨て場所も決まっていない。埋める場所、決まるかな。震災で出た瓦礫の処理で紛糾してしまうような世の中だし、普通ゴミの焼却場だって、どこに建てるのか自治体は苦慮している。普通ゴミの焼却で出た灰の最終処分場を持っている自治体って、案外少ないんだよ。自分の町にあるかどうか調べてみると良い。ほとんどの町には最終処分場がなくて、どこかの自治体や産廃業者に頼んでいたりする。もちろん、お金を払って。

 つまり、ゴミの問題って大変なんだ。それが放射性廃棄物(核のゴミ)だっていうんだから、しかも近寄ったら即死レベルなんだから、頭が痛い。きっと、政府も自治体も科学者も頭が痛いはず。他の国だって同じこと。

 原発はいらないっていうか、無理なんだよ。現在の技術では。人工の太陽(比喩として)を制御する技術が、まだ人類にはないってこと。で、いつか獲得するでしょうってことで何十年もやってきて、問題を解決するような革新的な進歩は、今のところない。


 いろいろなことがこんがらがっていて、現実の、政治や社会や経済の問題に直結してしまうから、言葉を紡ぐのが難しい。単純な「反対」という2文字に疑問を抱く神経は、普通だと思う。「簡単に言うな!」ってもっともだと思う。震災と事故を契機に、声量があがったように感じられることが、確かにヒステリックに映るかもしれない。実際にヒステリックなひとも中にはいると思う。俺も違和感を感じるよ。

 でも、俺たちが理想を語らないといけないんだ。夢想家と言われてもね。原発(核爆弾を作るための技術だよ)も、核爆弾も、『NO NUKES』という音楽イベントも、いつかはなくなるべきだよ。絶対に。3月9日。


すてきれない

2013-03-01 11:13:35 | 放射能

















好き放題やってきた、
こんな、あたしに、
こどもがほしいなんて思う資格はないのかもしれないと思う。

でも、他人の子どもでさえ、あの日以来愛おしくて。

考えないように、気づかないようにしてきたけれど、

わたしはやっぱり、ママになって、
家族を築きたい。
パパになったあなたを、見てみたい。

あらゆる結果を覚悟した上で、
チャレンジすることが、
あたしに、できるのか、
不安だけど、
でも、この気持ちには、何もかなわない気がする。
希望はかすかでも、捨て切れない。

あなたとの、こどもを、生みたい。

いのちのさけび

2012-10-15 17:08:33 | 放射能
木下黄太ブログより転載



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茨城から沖縄に避難した十五歳の 高校一年女子生徒が恩師にあてた手 紙。という記事が、去年の年末にあ りました。この女子生徒が、もう一 度、皆さんに書いた文章です。

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こんばんは。関東から西に高校1年の9月 に移住しました。 移住のきっかけは、母の言葉でした。

震災から半年間はまったくの無頓着で、 放射能についても全然興味もなく、普通 に高校に入学して 普通に雨にも打たれ、自転車で通学して ました。

その年の7月ごろから、母の仕事関係の人 から 放射能について詳しく聞かされ、どんな に恐ろしい事態か、 必死に調べました。

調べていくうちに、自分の今まで何も知 らなかった 愚かさに気付かされ、ここにはもう住め ないんじゃないかと 思うようになりました。

調度その頃、母の頭痛がすごくひどくな り、仕事も ろくにできず、病院へ行っても何の異常 もないとしか 判断されずに首をかしげることが多々あ りました。

私自身、ただの大げさなことだろうと気 にも留めて いませんでしたが、放射能について知っ た時、 これもその症状なのかなと疑い始めまし た。

そして自分の体の変化にも気づきます。

私は大して体をこわしたりしないし、鼻 血も出ない 健康な体でしたが、母と同じ7月ごろに喉 が腫れて 学校を休むことがありました。

ただの風邪かなと思っていましたが、そ のあとに 10年以上も出なかった鼻血が出るように なり、 すごく驚いたのを覚えています。

放射能について調べているうちに、自分 と同じ 症状の子供が何人もいるということがわ かり、 自分の症状も被爆に近いものなのかなと 思いました。

でもその時点ではあまり深くも考えず、 本当の 放射能の恐ろしさをまだ理解できていま せんでした。

母から西に避難しよう、と言われたとき も バカじゃないのと最初は思っていたけれ ど 母の辛そうな姿を間近で見て、避難する ことを決めました。

避難してから、もともとアトピーを持っ ている私ですが 両腕と胸に赤い湿疹がたくさん出てきま した。

アトピーかと思っていたけれど今までに 見たことのない もので、すごくショックを受けてつらか ったです。

そして同じような湿疹が出ている人もた くさん いることも分かりました。

そして熱も出て、風邪だと思っていた喉 の腫れが 甲状腺とリンパ腺の腫れだということも 病院で調べて分かりました。

その後、チェルノブイリハートという映 画を見て 自分に起こっている症状が将来、どんな 病気に つながるのかということを知った時、 ショックと驚きと怒りと悲しみでいっぱ いでした。

それと同時に自分は逃げられたけど まだ関東にいるたくさんの友達のことが すごく 心配になり、ブログを通して地元の友達 に 訴えかけました。

するとみんなからの返信は、

「親が公務員で動けないから」
「親に放射能に対する不安を言っても相 手にしてくれない」
「どうせ自分は子供産めないから」 「震災の犠牲者になるんだね」
「あなたは逃げられてよかったね」
「今が良ければいい」
「どうせ死ぬなら今いる場所で死にたい 」

高校生である彼女たちの声はとても 諦めに近いものでした。

私たち高校生は意思がしっかりあるにも 関わらず 大人になりきれないで、自分たちだけで 動くことはできません。

親の力がないと自分たちの将来や、自分 の将来の子供を守れません。

誰も経験したことのない出来事ですから 、 誰もどれだけ恐ろしいことになるかなん て想像できないのは 当たり前だと思います。

だから動きたくても動けない人がたくさ んいることも よく分かっています。

それでも、子供の命を大人が守らなくて 誰が守るんですか?

どうして親の選択一つで私たち子供の 未来が奪われなくちゃならないんですか ?

すっごく、口惜しいです。

私は家族に恵まれて、親に理解力があっ て 行動力があって本当に幸せだと思います 。

でもだからこそ、動けずにいる友達や関 東にいる 子供たちを一人でも多く助けたいです。

無力なのはわかっているし、私一人が何 かを 言ったところで大人がまともに聞いてく れないのも 経験しました。

それでもわかってくれる大人もたくさん います。

そんな人たちに私は救われ、もっと 私たち若い世代が声をあげるべきなのだ と 思うようになりました。

きっと私と同じ考えを持っている高校生 や 若い人たちはたくさんいます。

ただ声にできないだけで。

もっと子供の心の声を聞いてください! もっと子供の未来を本気で考えてくださ い! もっと大人だからこそできることをして ください!

私だって、できることならこんなふうに 叫ぶだけじゃなくて行動して少しでも日 本の 大人が変わる何かをしたいです。

でもまずは私たちの声を少しでも聞いて ください。

もし、今はまだ小さいあなたのお子さん が 将来白血病やがんになったとき、 「どうしてあの時逃げてくれなかったの ?」 と言われたらどうしますか?

悔やんでも悔やみきれないし遅いです。

今が今の私たちの未来をつくることを 忘れないでください。

お願いします。

少しでも私たち子供の声が心に響くこと を 願っています。

日本を、日本の子供たちを救ってほしい です。

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こどもたちの未来を奪う権利は、誰にもない。
たとえ親にも。