休日出勤、会議へ向かう途中。
道行く人が、みな、歩みをとめて。
同じ彩りを見上げていました。
普段なら、すれ違うだけの人たちと、
同じ時間を共有できたひととき。
しばらく、どんどん伸びてゆくさまにこころをまるごと奪われて、
あまりの美しさに、息をのんでただただ、立ち尽くして。
ふと我に返って、職場まで全速力で走って。
数人だったけど、利用者さま連れ出して、一緒に見れました。
大きくて、まるくて。
手が届かなくて、壮大で、儚くて。
消えるまでの、たった数分。
それでも、うつくしいものにこころをゆだねられたなら。
生きててよかった、って思えたなら。
生き抜く価値が、人生にはあると思う。