Haste not, Rest not

二度と返ってこない今の自分の気持ちを積み重ねる部屋。

最強のふたり

2013-06-21 20:04:27 | 趣味
久々に映画を観て感銘を受けたので。

ネタバレあり。













四肢麻痺、という点は
「海を飛ぶ夢」
と同じなのだけれど、

死を選ぶのか、
生きる道を模索するのか、
という点では真逆のベクトル。

自分の価値観を貫こうとする姿は
どちらにも共通する部分なのだけれど。

介護にあたることになった、
一見社会的にはろくでなしの黒人の男が、
主人公の心を解きほぐしていく。

主人公が電話に自分では出られないことを忘れ、
普通に電話を渡してしまうシーン。

昔、支援学校に通う耳の聞こえない女の子と交友をもったときのことを思い出した。

電話できるわけないのに、普通に「じゃあ電話して~」って言っちゃったこと。
「電話はできないの」と言われて、
はっ!そうだった!みたいな。
耳が聞こえないことなんて、そんな風に忘れさせられるくらい、パワフルな女の子でした。
結局その子とは性格が合わなくて、わたしから距離を置いたけど。

映画の主人公は、そのことが気に入った、と。
彼は自分に同情していない。特別扱いしない。そこがいい、と。



最後のシーンは何度思い出しても、
未だに涙が出てきます。

いい映画に共通するのは、
ラストシーンの役者の表情だと私なんかは思う。
嬉しい顔、悲しい顔、悔しい顔、誰かを思う表情…
どんな顔であれ、心に残る映画は、
その表情が脳裏に焼きつきます。

最近の映画では、
マネーボール、告白、あたりかな。
プラダを着た悪魔のメリルストリープも何度観てもいいなって思う。



久しぶりに重めの映画でした。
観終わったあと、もう一度観る気にはなれなかったな。
心の体力使い果たしたわー。

つぶやき

2013-06-21 19:22:58 | 人生
「時間はあるようでないから」

この言葉が聴くたびに突き刺さる。

まさに、今の自分の人生の価値観そのものだ。



3.11がなかったら、

果たしてこんなふうに考えるようになっていたのかな。



毎日を、最後の日だとおもって、生きる。