Haste not, Rest not

二度と返ってこない今の自分の気持ちを積み重ねる部屋。

考えさせられたこと。

2016-07-22 21:58:57 | 日記
今日は駅までお買い物へ。
結局行き帰りともバスで。
帰りのバス待ちの列の先頭に、
リュックを背負った若い男性が。
年齢は高校生?大学生?ぐらいかな。
リュックには
「しょうがいがあります
ご理解・ご協力を」
と記してあるシールが貼られていました。
その次に女性、その次が私でした。
彼は突然、私の前に並んでいた女性が操作していたスマホの画面を触りました。
女性ははじめ、
「なあに?どうしたの?やめてね」
と優しく接していましたが、
彼が同じことを数回行うので、
スマホを操作するのをやめました。
すると彼は今度、女性の脇腹のあたりを触りました。
それも同じように対応されていましたが、
やめずに繰り返されるのが嫌になってしまった様子で、
列を外れて歩いて行ってしまいました。
(多分後ろに並び直した?)
必然的に、私が彼の隣になりました。
私は娘を抱っこ紐で抱っこしていて、
娘は眠っていたので頭にカバーをしていました。
すると彼はカバー越しに娘に触ろうとしてきました。
というか、彼がそのカバーに隠れている娘を認識しているのかはわからなかったけれど。
私は先程までの彼の様子を見ていたので、
乱暴はしてこないだろうとは思いつつも、
娘が起きたら困るので、
というか、もし娘が起きて泣いたら彼が驚いてしまうかもしれないと思ったので、
一度触れたあとは私が彼の手を握って、
触りたい?ごめんね、寝てるからね、と言いました。
すると彼は少し驚いた様子で、もう触れてこようとはしませんでした。
何だか気になりながらも自制しているように私には見えました。
その後は街路樹の葉っぱを触っていました。
隣のバス停の列が長くなり、近くにいたおじさんにも触っていました。
おじさんは驚いて、何?と言っていましたが、
彼のリュックを見て、なるほどね、といった様子で、
連れの方と目配せをしていました。
その後バスが来て、彼はやっと来たと言わんばかりに真っ先にバスに乗り込んで座席に座っていました。

彼の隣になったとき、正直ドキドキもんでした。
その彼は、乱暴したりとか大声をあげたりとか、そういうことはしなかったので、
大丈夫かなとは思ったけれど、
何かのきっかけでスイッチが入ってそういうことになってしまったらどうしようという不安はありました。
万が一娘に乱暴されたらどうしよう?とか。
これって差別なのかな?
でも、今まで電車の中とかで、そういう類のひとを何度か見たことがあって、
正直怖くて仕方なかった。
こっちに来ませんように、来ませんようにと思ってた。
正直自分が怪我する分にはどうでもというか、嫌だけどまだいいとして、
娘に何かあったらどうしようって思ってしまう。

そして、もし自分の娘にも同じようなしょうがいがあって、
ひとさまに迷惑をかけてしまうとしたら…
とも考えた。
でもどうしようもないと思った。
私だって普通に考えたら娘より早く死ぬ。
一生娘を見張っているわけにもいかない。
で、考えるのをやめた。

とりあえず、リュックにもう少し詳しく書いておいてもらえたら、よかったなと思う。
例えば、色々触る癖がありますとか。
触られたらこう声がけしてくださいとか。
何が正解かわかんないけど。

職業柄、お年寄りと接するのには慣れているし、
そういう方に例えば触られたりすることには
私はあまり抵抗がない方だと思う。
そりゃあからさまに胸とか尻とか触られるのは嫌だけど。
(多々あったけどね、風呂介助中とか。
慣れたもんでした。)
だからとっさに今日も手を握っちゃったよね。
彼はそれは嫌だったんだねきっと。笑

ぐるぐるするわ。

娘は引っ越してから別室で寝かしつけることができるようになったので、
今夜も平和です。
お互いにウィンウィンよね。
そして主人は飲み会。
久々に一人の時間満喫してる。
あー、DVDでも観ればよかった。
ついつい夜更かししちゃうわー。
寝るのがもったいない感じ。眠いんだけど。
しあわせー。