演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/05/05 末広亭・夜の部~寿・真打昇進披露興行~

2007-05-05 | 芸協定席見ブんログ
橘ノ美香…『平林』

三笑亭朝夢…『芋俵』

宮田陽・昇…「漫才」

桂右團治…『真田小僧』

春風亭柏枝…『小言念仏』

松旭斎小天華…「奇術」

柳亭楽輔…「漫談」

春風亭小柳枝…『青菜』

東京ボーイズ…「歌謡漫談」(旭五郎休演)

桂伸治…『幇間腹』

春風亭昇太…『壷算』
(三遊亭小遊三順序変更)

《お仲入り》

【新真打披露口上】
(小遊三・伸治・昇太・柳太郎快治改め文月恋生改め夢花・夢丸・歌丸)

三笑亭夢花…『時そば』

春風亭柳太郎…『結婚式風景』

檜山うめ吉…「三階節~春はうれしや~きやりくずし(踊り)」

三遊亭小遊三…『堀ノ内』
(春風亭昇太順序変更)

三笑亭夢丸…「柳家三亀松の想い出」

ボンボンブラザース…「曲芸」

桂文月…『化け物使い』


開口一番は美香さん。「平林」が桟敷にいた10歳前後の兄弟2人に大ウケでした。
ネタの選択が

笑松さん、小蝠さんと交互出演の朝夢さん。この3人の中では朝夢さんを聴きたかったのでラッキーでした
かなり早口の高座で、やはり慌しさを感じました。

陽・昇さんは相変わらず「野球特待生」とか、ケガをした日本人大リーガーなどの時事ネタを入れ、なおかつ昇さんの身体能力の高さをみせた楽しい漫才でした。

右團治師匠はかわいくて小憎(こにく)らしい金坊を演じました。

柏枝師匠は初見ですが、「どじょう屋」まで聴かせていただきました。

小天華さんは披露興行らしく薄紫の着物姿。艶やかです。

楽輔師匠はあっさりと漫談のみ。

小柳枝師匠は『青菜』。
太田蜀山人という言葉が出た瞬間に、姿勢を正して椅子を座り直しました。
一昨日の平治師匠に比べると時間も短い噺でしたが、要点はしっかり押さえて楽しい高座を聴かせていただきました。

ボーイズさんはリーダーがお休みで、ナカハチさんと六郎さんの漫才でした。
なぞかけ問答はありませんでしたが、2人の掛け合いは見ごたえがありました。

伸治師匠は「幇間腹」でした。うーん、私としては遊喜さんの一八が魅力ですねぇ。

小遊三師匠と入れ替わりで昇太師匠。
こんな面白い壷算は初めて!
お仲入り前。口上に向けて場内の雰囲気が盛り上がっていくのを感じる高座でした。

口上はしんみりさせたり、笑わせたり。
自分で言わなきゃ誰が言う
『便所でお尻を拭く会長』
やはり歌丸師匠が言ってくれました

夢花師匠の時そばはオーバーアクションながら、しっかりツボは押さえてました。

柳太郎師匠は似てないと言いながらも柳昇師匠にそっくりの「結婚式風景」でした。

久しぶりのうめ吉さん。黒の着物が魅力です。
今日は時間的に三味線2題と踊りでしたが、野獣に挟まれての高座を堪能しました。

小遊三師匠のあわてものと、夢丸師匠のややバレ噺、ボンボン先生が場内を温めて文月師匠が登場。
初めて聴く噺でしたが、じっくりと聴かせ、要所で笑わせ、立派にトリの任を務めました。