演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/05/22 若葉会

2007-05-22 | 日本講談協会
神田蘭…『五郎正宗孝子伝』

神田山吹…『柳沢昇進録 采女の巻』

神田阿久鯉…『天保六花撰 直侍大黒屋のゆすり』

神田きらり…『村井長庵 久八放逐』

《お仲入り》

神田紅葉…『お富の貞操』

神田京子…『ロボット太郎 誕生』


蘭さんの読み物は「五郎正宗」の後半部分。
病気の継母への願掛け部分などは抜かして、お粥に毒を盛られる所から最後まででした。
それにしても蘭さん。あの細い体で怪我や病気をせずに前座修業を務めているのは立派です。

山吹先生の語り口は分かりやすいのですが、いかんせん出て来る言葉が難しい。

阿久鯉さんは真打昇進に向けての応援団を結成するそうです。特典多数のこの応援団に興味のある方は直接お問い合わせを。
この「天保六花撰」に出て来る人物は悪人ばかりですが、今日の直侍もひどかった。捕まった部分を聴くとホッとしますね。

きらりさんは村井長庵が出て来ない村井長庵。
質屋の三河屋五兵衛は、落語「味噌蔵」の吝嗇屋吝兵衛よりケチなんじゃないかと思える男で、こういう旦那のお店になぜ18年も奉公できるのかが不思議です。

紅葉さんは4月18日の広小路亭でも聴いた芥川龍之介原作の読み物。
申し訳ありません、ほとんど寝てしまいました

この5月から文化放送の午後の番組に火・水出演の京子さん。
今日も池袋で「街角レポーター」をやって駆け付けたそうで、到着は上がりの2分前!
「やだやだ、まだ出たくない」とゴネる京子さんの背中を押したのが蘭さんだそうです
ここまで硬い読み物が続いただけに、京子さんの読み物は内容はどうあれ、一服の清涼剤となりました。
それにしても元気な京子さん。池袋→日本橋と来て、この後は4時40分上がりの末広亭へ移動だとか。お疲れさまです!