春風亭笑好…『金明竹』
瀧川鯉之助…『強情灸』
橘ノ昇美依…『宮戸川』
春風亭鯉枝…『十二支来院』
「東京かわら版」でこのメンバーを知ったのが1か月前。
どれだけ今日の深夜寄席を楽しみにしていたことか!
故・春風亭柳昇師の流れを汲む面々。
面白くないハズがないと意気込んで末廣亭に向かいました。
ちょうど「花園神社」では例大祭の最中。靖国通り沿いに出店がないので、
お酉さまほどの賑わいはありませんが、先週は三社祭、今週は花園神社。
夏が待ち遠しい時季になりました。
末廣亭に着き、入口でお茶の差し入れをして列に並びます。
とあるカップルがこの列を見ながら・・・
女:なに?ナニ?この列?
男:末廣亭だよ
女:えっ!?焼肉屋?
するってぇとナニかい?木戸の上にかかってるのはメニューかい?
“圓馬”や“栄馬”は馬肉で、“笑遊”はタレかい?
“米多朗”はライスで、“茶楽”はウーロン茶かい?
“ボンボンブラザース”はカクテルで、
“真理”や“美由紀”はウェイトレスかい?
“桃太郎”や“金太郎”はお子様セットのオマケかい???
などとくだらない事を考えているうちに開場。
昇美依さんから「ごちそうさまです」というお言葉をいただき席に着きました。
開口一番は笑好さん。“笑好状態”のゆる~いマクラから金明竹へ。
中橋の加賀屋佐吉方からの使いの言い立てはなかなか良かったのですが、
その前の「エビのしっぽ」を断りの時に抜かしてしまいました。
アレがあるかないかで面白さが変わってくると思うんですよね。
それともう少し勢いが欲しいと感じた高座でした。
静岡県出身の鯉之助さんは、静岡の県民性を「遠江・駿河・伊豆」の3つに分けて冷静に分析。
さらに自分だけがチラシを持ってきて、一人で折り込みしたこと。
他の3人は無関係とばかりにお茶を飲みに行ってしまったと半ギレ状態。
噺に入っても、「腕に穴が開いたら金魚でも飼ってやらぁ」という所を、
穴が開いたら金魚でも食ってやらぁ
客に指摘され、なおかつ
“石川や浜の真砂は尽きぬとも 我泣き濡れて蟹とたはむる”
が全くウケなかったので、逆ギレモードになってしまいました。
それでも灸を我慢する様子はなかなか迫力がある高座でした。
続いて初見の昇美依さん。やっと拝見することができました!
これでまだ高座を拝見したことがない芸協の芸人さんは、療養中の方や
寄席に出ない方を除けば桂富丸師匠と春風亭柳太さんのお2人だけです。
ちょうど鯉枝さんの独演会の日に行われた“田植え”のマクラ。
そういえば独演会に出た陽・昇さんも話してました。
どんな米に育つのか楽しみですね。
噺は「宮戸川」でしたが、女性で聴くのは初めて。
登場人物4人の個性が良く出ていました。
特にお花は女性の可愛らしさと大胆さがうまく表れていたように思います。
トリは鯉枝さん。昨年11月の深夜寄席が「浦島太郎」で、1月の四派で深夜が「実践自動車教習所」
「今夜は『おのぼりさん』か『This is a pen』かな」と考えていたら、マクラから鯉太さんの干支話。
おーっ、十二支来院をかけてきました
定席の15分高座ではまず聴けないだけに、これはLUCKY
子~亥までが動物病院に来るという内容ですが、今回は中だるみを感じることもなく、意外な展開に客のウケも上々。
高座上の鯉枝さんがすごく頼もしく見えました
1か月間、待ちに待った甲斐があった今夜の深夜寄席。
214人のお客さんも満足の夜ではなかったでしょうか?
瀧川鯉之助…『強情灸』
橘ノ昇美依…『宮戸川』
春風亭鯉枝…『十二支来院』
「東京かわら版」でこのメンバーを知ったのが1か月前。
どれだけ今日の深夜寄席を楽しみにしていたことか!
故・春風亭柳昇師の流れを汲む面々。
面白くないハズがないと意気込んで末廣亭に向かいました。
ちょうど「花園神社」では例大祭の最中。靖国通り沿いに出店がないので、
お酉さまほどの賑わいはありませんが、先週は三社祭、今週は花園神社。
夏が待ち遠しい時季になりました。
末廣亭に着き、入口でお茶の差し入れをして列に並びます。
とあるカップルがこの列を見ながら・・・
女:なに?ナニ?この列?
男:末廣亭だよ
女:えっ!?焼肉屋?
するってぇとナニかい?木戸の上にかかってるのはメニューかい?
“圓馬”や“栄馬”は馬肉で、“笑遊”はタレかい?
“米多朗”はライスで、“茶楽”はウーロン茶かい?
“ボンボンブラザース”はカクテルで、
“真理”や“美由紀”はウェイトレスかい?
“桃太郎”や“金太郎”はお子様セットのオマケかい???
などとくだらない事を考えているうちに開場。
昇美依さんから「ごちそうさまです」というお言葉をいただき席に着きました。
開口一番は笑好さん。“笑好状態”のゆる~いマクラから金明竹へ。
中橋の加賀屋佐吉方からの使いの言い立てはなかなか良かったのですが、
その前の「エビのしっぽ」を断りの時に抜かしてしまいました。
アレがあるかないかで面白さが変わってくると思うんですよね。
それともう少し勢いが欲しいと感じた高座でした。
静岡県出身の鯉之助さんは、静岡の県民性を「遠江・駿河・伊豆」の3つに分けて冷静に分析。
さらに自分だけがチラシを持ってきて、一人で折り込みしたこと。
他の3人は無関係とばかりにお茶を飲みに行ってしまったと半ギレ状態。
噺に入っても、「腕に穴が開いたら金魚でも飼ってやらぁ」という所を、
穴が開いたら金魚でも食ってやらぁ
客に指摘され、なおかつ
“石川や浜の真砂は尽きぬとも 我泣き濡れて蟹とたはむる”
が全くウケなかったので、逆ギレモードになってしまいました。
それでも灸を我慢する様子はなかなか迫力がある高座でした。
続いて初見の昇美依さん。やっと拝見することができました!
これでまだ高座を拝見したことがない芸協の芸人さんは、療養中の方や
寄席に出ない方を除けば桂富丸師匠と春風亭柳太さんのお2人だけです。
ちょうど鯉枝さんの独演会の日に行われた“田植え”のマクラ。
そういえば独演会に出た陽・昇さんも話してました。
どんな米に育つのか楽しみですね。
噺は「宮戸川」でしたが、女性で聴くのは初めて。
登場人物4人の個性が良く出ていました。
特にお花は女性の可愛らしさと大胆さがうまく表れていたように思います。
トリは鯉枝さん。昨年11月の深夜寄席が「浦島太郎」で、1月の四派で深夜が「実践自動車教習所」
「今夜は『おのぼりさん』か『This is a pen』かな」と考えていたら、マクラから鯉太さんの干支話。
おーっ、十二支来院をかけてきました
定席の15分高座ではまず聴けないだけに、これはLUCKY
子~亥までが動物病院に来るという内容ですが、今回は中だるみを感じることもなく、意外な展開に客のウケも上々。
高座上の鯉枝さんがすごく頼もしく見えました
1か月間、待ちに待った甲斐があった今夜の深夜寄席。
214人のお客さんも満足の夜ではなかったでしょうか?