演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/05/16 浅草演芸ホール・夜の部

2007-05-16 | 芸協定席見ブんログ
===途中入場===

翁家喜楽…『太神楽』
(鏡味正二郎休演・都家歌六(晴乃ピーチク休演)順序変更)

三笑亭笑三…『交通安全』

《お仲入り》

古今亭錦之輔…『飽食の城』

ナイツ…「漫才」
(宮田陽・昇休演/ぴろき順序変更)

神田陽子…『徂徠豆腐3分Ver.・楊貴妃伝3分Ver.・お富与三郎1分Ver./上げ汐(踊り)』

桂歌春…『垂乳根』

檜山うめ吉…「三階節~春はうれしや~猫ぢゃ猫ぢゃ~粋なカラス/きやりくずし(踊り)」

三遊亭遊三…『代り目(酔っ払い)』

北見マキ…「マジック」

古今亭壽輔…『妻の酒』


昨夜の思いが忘れられず、またまた浅草へ。
入場すると茶楽師匠の『子は鎹』の終盤。
1階席は予約席以外ほぼ満席のため2階でお仲入りまで鑑賞。

喜楽先生の「卵落とし」は残念ながら無し。
しかし、水を噴水にする芸などで場内を沸かせました。

笑三師匠は昨日と全く同じでしたが、2階から拝見するとまた違った趣きがありました。
2階席までヤンヤの喝采。小学生がサイレンを真似するほどインパクトがあったようです。

昨日のブログで「おそらく初見」と書いた錦之輔さん。
実は1月27日の深夜寄席に出演していたことが判明。
(ドーベルマン刑事のマクラで思い出しました)
兵糧攻めを策略するする秀吉軍に、お菓子の城で対抗するという話。
それにしても、よくぞここまでお菓子が出るなと感心しました。
昨日の鯉橋さん、今日の錦之輔さん、さすがに食い付きに抜擢されるだけの力がありますね。

落語芸術協会に準会員として加入したばかりのナイツ。初見です。
本来、ここの出番であるぴろきさんは、東京芸術劇場で行われる「ゆうきのでる会」出演のため順序変更です。
初めは普通に東京漫才かと思って見てましたが、野球のネタ、特にマニアックなネタだけに思い切りツボに嵌りました。
陽・昇さんのようなスピードはないものの、マニア受けするような漫才で注目です。

修学旅行の中学生がいたためか、今日の陽子先生は初心者向けの「3分講談」。
神田蘭さんの「徂徠豆腐10分バージョン」よりもさらに短い仕上がり。
それでいて要所は押さえているのですからお見事です
短編を3本読んだ後は踊りも披露。
釈台を下げに来た三遊亭小笑さんを客席に紹介した後の一言。
『この子、私に惚れてるの
小笑さん、耳まで真っ赤でした

出囃子「さわぎ」に乗って、歌春師匠が軽快に登場。
いつものマクラが大ウケで、そのまま「垂乳根」へ。
お互いの自己紹介まででしたが、八っつあんの「一人踊り」も大爆笑でした!

うめ吉さんは昨日と全く同じパターンでしたが、登場するなり後ろのご婦人が、
『かわいいわねぇ…』と溜息交じりに呟いていたのが印象的でした。

遊三師匠のマクラは老夫婦の温泉旅行だけ。
そのまま『代り目』に入ったので最後まで聴けるかと期待したのですが、元帳まででした。

久しぶりにマキ先生のマジックを拝見しましたが、相変わらず鮮やかは手さばきで、どうしてもタネがわかりません。
新聞紙を破いて、その流れのままに元通りにできるのは何故なんでしょうか?

昨日泣かされた壽輔師匠ですが、今日も今輔師譲りの噺を聴かせていただきました。
結婚式の三三九度以来、10年ぶりに酒を飲んだ奥さんの豹変ぶりが見事でした。
コメント
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