演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/05/30 末広亭・夜の部(お仲入り後)

2007-05-30 | 芸協定席見ブんログ
山遊亭金太郎…『青菜』

新山ひでや・やすこ…「漫才」

三笑亭茶楽…『子は鎹』

桂伸治…『あくび指南』
(春雨や雷蔵休演)

鏡味正二郎…「太神楽」
(ボンボンブラザース昼夜交代)

桂歌春…『大工調べ(序)』


歌春師匠がトリの楽日。
雨が降っていたので迷いましたが、思い立ったが吉日!
仕事を終えて末広亭に駆け付けました。

中に入ると金太郎師匠の「青菜」の半ば。
客席の中程に座り、金太郎師匠の噺を楽しみました。

今日のやすこさんは白のワンピース。
これからの「ひでやす漫才」は、やすこさんを見ることを楽しもうかなぁ…

茶楽師匠って、何気に拝見する機会が多い方です。
どんな場でもご自分の“型”を持っている師匠ですね。

伸治師匠は「皿屋敷」をかけてくると思って、鳴り物<ドロ>に対する心の準備をしていましたが…。
寄席で何度も拝見する噺家さんが色々なネタをやって下さるのは楽しいですね。
何回か聴いた事がある噺でも、演者によって違いがありますから。

正二郎さんは「五階茶碗」と「傘」。
同じ「五階茶碗」でも客席内の見る場所によって、感じ方が違うものですね。

歌春師匠はおなじみのマクラから、江戸っ子についての話。
「ん?何をやるんだろう???」
と思っていたら、ナント「大工調べ」!!
大工の頭のことを、落語では『とうりゅう』と言う方が多く、実際に江戸時代では『とうりゅう』と言っていたのかもしれません。
ただ現代では『とうりょう』と呼ぶことがほとんどです。
歌春師匠は『とうりょう』派でした。私はこの方が違和感なく聴けます。
棟梁の政五郎の、大家に対する言い立ては「さすが!」と感じたのですが、その後の与太郎の言葉が、政五郎の言い立てを消してしまったように思います。
それども日曜日の「八五郎出世」、今夜の「大工調べ」と、歌春師匠のトリで大きなネタを堪能することができました。

今後も歌春師匠から色々な噺を聴きたい!と感じる夜でした。




コメント (2)
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