演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/05/27 末広亭~夜の部~

2007-05-27 | 芸協定席見ブんログ
桂ち太郎…『強情灸』

昔昔亭笑海…「漫談」

新山真理…「漫談」

桂米多朗…『潮来花嫁』???

桂平治…『善光寺の由来』

東京丸・京平…「漫才」

桂伸乃介…『唖の釣(途中)』

三遊亭右紋…「ひとりごと」

松旭斎小天華…「奇術」

桂伸治…『皿屋敷』
(昔昔亭桃太郎休演・雷門助六順序変更)

雷門助六…『浮世床/おいとこ(踊り)』

《お仲入り》

山遊亭金太郎…『青菜』

新山ひでや・やすこ…「漫才」

三笑亭茶楽…『子は鎹』

三遊亭栄馬…『蝦蟇の油』
(春雨や雷蔵昼夜交代)

ボンボンブラザース…「曲芸」

桂歌春…『八五郎出世』


開口一番はち太郎さん。平治師匠に教わっている「強情灸」です。早く自分らしさが出るといいですね。

数日前に左手の指を骨折したという笑海さん。
以前、深夜寄席で聴いたような明るい大きな声の高座を期待したのですが、残念ながら漫談のみでした。

新山真理さんを末広亭で見るのは初めてで、浅草や池袋とは違う新鮮さを感じました。
今日は着物ではなく洋服でしたが、介護や慰問の話も末広亭ではまた違った感覚で聞くことができました

米多朗師匠は初見です。昨日は富丸師匠だけと書きましたが、良く考えたら米助師匠と米多朗師匠、それに3代目・神田山陽先生がまだでした。

平治師匠は「善光寺の由来」。得意ネタだけあって徐々に盛り上がって行きました。

京丸・京平さんは今日も苦戦。末広亭のこの時間は厳しいのかな?

伸乃介師匠は昼トリの圓遊師匠と同じ小噺。
「唖の釣」も与太郎が捕まる場面まででした。

右紋師匠の「団塊の世代」「給食」といった話は、“ひとりごと”でいいでしょう。

小天華先生は珍しくトークが入り、タネ明かしも2つ。子供さん向けにサービスたっぷりでした。

伸治師匠の「皿屋敷」。お菊が出る瞬間の鳴り物<ドロ>、判っているのに実際に鳴るとビビってしまいます

助六師匠の浮世床を聴きながら、「よく顔の筋肉が動くなぁ」と感心していたら、落語の後に踊りが!
先代の助六師匠は必ず『二枚扇』か『三枚扇』を披露したものですが、現・助六師匠も常に踊って欲しいと、いつも思っていました。

金太郎師匠は「新宿は、花園神社のお祭りが終わると浴衣になり、夏が来る」といって『青菜』をかけてきました。
小柳枝師匠が出ていないので、今日は諦めていただけに嬉しかったです

“苦労と辛抱の抱き合わせ漫才”ですが、今日は面白かった!
やすこさんに見とれていたせいでしょうか?

茶楽師匠の落ち着いた高座の後は、昼夜交代の栄馬師匠。
ただもう少しガマの口上の歯切れが良ければ…。

繁二郎先生はテープで苦労していました。桟敷席では一番奥まで行ってしまい、お茶子さんが大ウケ!
今日は棒も帽子もキレイに決まりました!!

トリの歌春師匠。『あと20~30分の辛抱です』
ん?30分?大ネタか?
と思っていたら、マクラもモコモコ…いや、そこそこに『八五郎出世』(妾馬)!
先日の二水会で小文治師匠のを聴きましたが、歌春師匠も独特の表現で笑わせて下さいました。
八五郎の憎めない言動や所作など、笑って笑って涙が止まらず、一転、お鶴に会ってからの優しい兄の場面は、感動の涙が止まりません。
先日の浅草での『引っ越しの夢』といい、今日の『八五郎出世』といい、本当に歌春師匠の落語はグイグイ引きこまれる楽しさがあります


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする