演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/05/18 浅草演芸ホール・夜の部

2007-05-18 | 芸協定席見ブんログ
三遊亭小笑…『子ほめ』

三遊亭右左喜…『生徒の作文』
(瀧川鯉橋順序変更)

宮田陽・昇…『サラリーマンの休日』(???)

瀧川鯉橋…『かぼちゃや』
(三遊亭右左喜順序変更)

桂歌春…『前座時代』(???)
(山遊亭金太郎順序変更)

鏡味正二郎…「太神楽」

桂南なん…『初天神』
(三遊亭右紋休演)

三笑亭茶楽…『紙入れ』

宮田章司…「江戸売り声」
(晴乃ピーチク休演)

三笑亭笑三…『交通安全』

《お仲入り》

古今亭錦之輔…『クイズ こっぱみじん』(???)

ぴろき…「ギタレレ漫談」

祝 Birthday eve
神田陽子…『徂徠豆腐3分Ver./楊貴妃伝3分Ver./上げ汐(踊り)』

山遊亭金太郎…『不動坊』

檜山うめ吉…「三階節~きんらい節~猫ぢゃ猫ぢゃ~粋なカラス/きやりくずし(踊り)」

三遊亭遊三…『親子酒』

北見マキ…「マジック」

古今亭壽輔…『死神』


講談の広小路亭からそのまま浅草へ。三社祭の祭囃子が聞こえてきます

夜の部の開口一番は小笑さん。まだ頼りない部分があるのは仕方ないこと。
それでも日ごとに良くなっているのがわかります。

右左喜師匠は先月の「松丘亭寄席」以来で、今日は「生徒の作文」。
これは壽輔師匠がやるものとほぼ同じ内容ですが、なぜ作文を読む時に広げた扇子を見ないで客席を見渡すのでしょうか?
どうも私は【右】とか【左】の付く師匠方と相性が悪いようで・・・。

陽・昇さんはサラリーマンの年間出勤日数のネタ。
客席からも驚きの声が上がっていました。

鯉橋さんは目を瞑って聴いていると、本当に鯉昇師匠に似ています。声も言い回しも…。
なんかすごく得をした気分になりました!

今日は早い出番の歌春師匠。金太郎師匠と順序変更なのですが、
『金太郎さんはまだ、山で熊と闘っています。まもなく駆け付ける予定です』
なんというセンスの良さでしょう一人で大笑いしてしまいました
前座時代に客と1対1になった話は、何度聴いても情景が思い浮かべられるだけに面白いですね!

正二郎さんの太神楽。今日は正二郎さんの目に注目して見てました。
ただでさえデカイ目が、より大きくなって良く動くんです。
新たな発見でした

南なん師匠は正二郎さんの芸を高座出入口から見ていましたが、怖かった
覗き窓(?)から南なん師匠の顔だけが見えるんですよ!
それにしても南なん師匠の金坊とお父っつあんは、遊雀師匠や美香さんとはまた違ったインパクトがありました。

茶楽師匠は修学旅行の中学生が入っているのに“間男”の噺。
いつもより濃厚な描写で、ご自身が楽しんでいるようでした。

“代演”の章司先生いわく、
『私は誰かが怪我や病気をすると出て来るんです。楽屋では私の事を“救急車”って呼んでます』
修学旅行生が仙台から来ているとのことで、「仙台の薬売り」を披露していました。

笑三師匠が大阪のタクシー運転手に怒鳴られた、「アホォ、気ィ付けな、アカンでえ」の意味が3日目にしてやっとわかりました。
信号機だったのね

錦之輔さんの新作はちょっと今一つ。
東北訛りのサゲは修学旅行生を意識してのものだったのか???

ぴろきさんは新ネタ(?)もあり、客席を沸かせました。

誕生日イブの陽子先生。3分講談を2つやって踊りへ。
釈台を下げに来た昔昔亭A太郎さんに、小さな声で「A太郎君だっけ?」
客席に向かって『A太郎君です・・・私に惚れてんの!』
陽子先生、おめでとうございます

山から無事ご帰還(?)の金太郎師匠。
めくりが手間取り、名前が出る前に高座へ。不安げに「俺でいいの?」
不動坊火焔を「神田陽子の弟子」、幽霊役の落語家を「山遊亭金太郎の弟子の“玉金太”」
玉金太を聞くのは2回目ですが、相変わらず吹き出しそうになりました

うめ吉さん、「春はあけぼの」に変わって、寄席の唄として「きんらい節」を聞かせてくれました。初めて聞く曲です。

遊三師匠は短いマクラから親子酒。これもあっさりと10分高座でした。

マキ先生は確かに日経の1面と終面(私の履歴書)を破いたんです。
私はずっと凝視してました。
でもわからない???

前座さんに修学旅行生がまだいることを確認してきたという壽輔師匠。
「学生さんが喜ぶ噺をしようと思ったら、、、いないよ」
それでも当初の予定通り“死神”。死神を寄席で聴くのは初めてで、ワクワクしながら聴き入りました。
ただ、『消えた』でサゲたので、充実感にちょっと欠けた気がします。
私が好きなのは、蝋燭をつないで喜んだのも束の間、クシャミで消してしまうというサゲ方なんです。