演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/05/20 浅草演芸ホール・夜の部

2007-05-20 | 芸協定席見ブんログ
瀧川鯉斗…『道灌』

春風亭鯉枝…『アパート探し』
(瀧川鯉橋/昔昔亭笑海休演)

一矢…「相撲漫談」
(宮田陽・昇休演)

三遊亭右左喜…『英語会話』

山遊亭金太郎…『肥甕』

翁家喜楽…「太神楽」
(鏡味正二郎休演)

三遊亭右紋…「漫談」

三笑亭茶楽…『紙入れ』

晴乃ピーチク…「漫談」

三笑亭笑三…『息子の結婚』

《お仲入り》

春風亭錦之輔…『ワルの条件』

ぴろき…「ギタレレ漫談」

神田ひまわり…『笹部権三郎 海賊退治』
(神田陽子休演)

桂歌春…『引っ越しの夢』

檜山うめ吉…「三階節~春はうれしや~猫ぢゃ猫ぢゃ~粋なカラス・きやりくずし(踊り)」

三遊亭遊三…『親子酒』

都家歌六…「憧れのハワイ航路~ホーム・スィート・ホーム~マドロスの恋~マリネラ~月光値千金~ラ・クンパルシータ」
(北見マキ休演)

古今亭壽輔…『お見立て』


お参りの効果か、なんと夜席には鯉枝さんとひまわりさんが代演です

鯉斗さん、久しぶりですが、ちょっと伸び悩んでいるのかなぁ?
ち太郎さんや小笑さんの成長振りが表れているだけに頑張って欲しいです。

鯉枝さんは何をかけるかと思ったら「アパート探し」でした。
3月のこの浅草では今一つでしたが、今日は結構ウケていました。

一矢さんも久しぶり。相変わらず貫禄のある体と声です。

右左喜師匠の噺は「生徒の作文」にしても「英語会話」にしても壽輔師匠で先に聴いているので、どうしてもそちらのイメージが強くなってしまいます。

金太郎師匠は肥甕。適度にくすぐりも入り楽しい一席でした。

喜楽先生。今日は卵落としを見ることができました。この芸を見るだけでも木戸銭分の価値があるというもので…。

右紋師匠、茶楽師匠はいつも通りの高座ですが、内容は全く正反対。

ピーチク先生は話が長すぎて似顔絵なし。

笑三師匠。「春の全国交通運動」が今日でおわりのためか、おなじみの噺で会場の笑いを誘ってました。

錦之輔さんは1月の深夜寄席でも聴いた「ワルの条件」。
今席は3回とも違うネタで、錦之輔さんの深さを感じました。

ぴろきさん、新ネタを含めて大ウケ。

ひまわりさんは黒の着物姿にひまわりの紋が
いつにも増してキラキラした目と客に媚びない語り口
強弱の付いた芸風はお見事です

歌春師匠は珍しい『引っ越しの夢』
別名「口入屋」という題もあるようですが、新しく入った女中に夜這いをかけようという男たちの、切なく哀れな可笑しさを存分に見せていただきました!

うめ吉さん、白いなぁ。ホントに味噌汁のワカメが咽喉に張り付いたら透けて見えそうだなぁ…と神田陽子先生のネタを思い出しながら見入ってしまいました。

遊三師匠の「親子酒」の後は代演の歌六師匠。
先日はちょっと興味が湧かなかった芸ですが、今日は楽しく可笑しく聞き入りました。
楽器として実際にあるのこぎり。確かに『プロフェッショナル ミュージカル ソウ』と書いてあります。
指と絃と位置と膝。見事なコンビネーションです

トリの壽輔師匠は『お見立て』
こういう古典を聴くのは初めてかもしれませんが、杢兵衛大尽のいやらしさが良く出ていて、楽日のトリに相応しい一席を見せていただきました!
コメント
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