連れ合いが、福田緑写真展「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く」にいらしてくださった皆様に以下のようなメールを出しました。届いていない参加者もいらっしゃるのでこのブログに載録します。
久しぶりに鎌田慧さんのコラムもどうぞ。
● 昨年、「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く」写真展にいらしてくださった皆さま、またお忙しくて来られなかった方へもBCCでお送りします。本来ならお一人お一人にメールするべきところ、失礼をお許しください。
昨年の福田 緑写真展「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く」から1年が過ぎました。その節はお忙しい中をおいでいただき、本当にありがとうございました。リーメンシュナイダーの写真を見に来てくださる方がこれほどいらっしゃるということに大変勇気づけられました。
その後、世界中でコロナが蔓延し、思いもよらない不自由な生活が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。
私は本来なら国分寺で第2回目の写真展を開催する予定でしたが、延期せざるを得ませんでした。ステイ・ホームが叫ばれた期間、リーメンシュナイダーと同時代の作家たちの作品をさらに紹介するべく『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』を編集し、11月15日付けで発行いたしました。本書は、私の「リーメンシュナイダーの追いかけ人」としての集大成となります。リーメンシュナイダーについてはアップを多用し、同時代の作家については2019年に訪ねた作品を中心に発表いたしました。
今回も丸善プラネットからの自費出版です。皆さまには是非お手にとって見ていただきたいところですが、やはり6600円と高額になってしまいました。そこで、できればお近くの図書館に要望を出していただき、ご覧いただければと願っています。マイナーな作家の写真集で、あまり購買意欲がわかない図書館も多いかと思いますが、今年12月8日現在の図書館所有はわかっているだけで以下の通りですので、これを参考にしてプッシュしていただけると嬉しいです。
第一巻『祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』
公立図書館 118館、大学図書館 93館 合計 211館
第二巻『続・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』
公立図書館 101館、大学図書館 84館 合計 185館
第三巻『新・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』
公立図書館 69館、大学図書館 31館 合計 100館
第四巻『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』(この第四巻調査は12月14日現在)
公立図書館 26館、大学図書館 5館 合計 31館
(まだ発売後1か月ですのに、ありがたいことです)
また、連れ合いの福田三津夫がアマゾンプレイスで「猫家族」という本屋をしています。そこでは税抜きの価格で送料を加えて取り扱っておりますので、もしお手許においておきたいと思われる方は検索してみてください。直接お目にかかることができるかたはご連絡ください。
なお、本書の内容について、また出版までの苦労話やドイツを訪ねる旅の話しなどをブログ「リーメンシュナイダーを歩く」に上げています。お時間がありましたらのぞいてみてください。
https://blog.goo.ne.jp/riemenschneider_nachfolgerin
来年か再来年には新しい写真も加えて第二回の写真展を開催する予定でおります。その折にはまたお知らせをお送りしたいと思っています。どうぞ皆さま、お元気でこのコロナ禍を乗り越えてくださいませ。そしてまたお目にかかることができますようにと祈っています。
福田 緑
◆原発廃止は自然の声
日本の自然と地理的条件を無視した原発から
一日も早く撤退をすべき
鎌田 慧(ルポライター)
地球温暖化を口実に菅内閣は、電力会社支援の原発再稼働推進を公然
と主張している。一種の火事場泥棒の類い(たぐい)だが、4日の大阪
地裁判決は、原子力規制委員会が関電に与えた大飯原発の設置許可を
「違法」として取り消した。いわば原発巻き返しの出ばなをくじいた。
規制委は、経済産業省内に置かれていた「原子力安全・保安院」が、
露骨に電力会社寄りだったので廃止、その代わりに新たに設置されたの
だが、原子力「無規制」委員会として評判が悪かった。
今回の大阪地裁判決は関電が設定した手前みその「基準地震動」を、
規制委が認めたのは「過誤、欠落、不合理」という厳しいものだ。
裁判所にも正義がもどってきた。これは各地での運動の成果と言える。
この感動は2014年5月、福井地裁で樋口英明裁判長の大飯原発再稼働
を差し止め決定からはじまった。
2015年4月、樋口裁判長の高浜原発再稼働差し止め仮処分決定、その
あと大津地裁、広島高裁と差し止め決定か続いている。
そもそも避難訓練付きの工場とは、事故を前提、許容している工場で
ある。事故はチェルノブイリや福島(第一原発)事故のように、すべて
回収不能、黙示録的な悲劇だ。誰が許可できるのか。日本の自然と地理
的条件を無視した原発から、一日も早く撤退をすべきだ。
それが自然の声なのだ。
(12月8日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
久しぶりに鎌田慧さんのコラムもどうぞ。
● 昨年、「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く」写真展にいらしてくださった皆さま、またお忙しくて来られなかった方へもBCCでお送りします。本来ならお一人お一人にメールするべきところ、失礼をお許しください。
昨年の福田 緑写真展「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く」から1年が過ぎました。その節はお忙しい中をおいでいただき、本当にありがとうございました。リーメンシュナイダーの写真を見に来てくださる方がこれほどいらっしゃるということに大変勇気づけられました。
その後、世界中でコロナが蔓延し、思いもよらない不自由な生活が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。
私は本来なら国分寺で第2回目の写真展を開催する予定でしたが、延期せざるを得ませんでした。ステイ・ホームが叫ばれた期間、リーメンシュナイダーと同時代の作家たちの作品をさらに紹介するべく『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』を編集し、11月15日付けで発行いたしました。本書は、私の「リーメンシュナイダーの追いかけ人」としての集大成となります。リーメンシュナイダーについてはアップを多用し、同時代の作家については2019年に訪ねた作品を中心に発表いたしました。
今回も丸善プラネットからの自費出版です。皆さまには是非お手にとって見ていただきたいところですが、やはり6600円と高額になってしまいました。そこで、できればお近くの図書館に要望を出していただき、ご覧いただければと願っています。マイナーな作家の写真集で、あまり購買意欲がわかない図書館も多いかと思いますが、今年12月8日現在の図書館所有はわかっているだけで以下の通りですので、これを参考にしてプッシュしていただけると嬉しいです。
第一巻『祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』
公立図書館 118館、大学図書館 93館 合計 211館
第二巻『続・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』
公立図書館 101館、大学図書館 84館 合計 185館
第三巻『新・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』
公立図書館 69館、大学図書館 31館 合計 100館
第四巻『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』(この第四巻調査は12月14日現在)
公立図書館 26館、大学図書館 5館 合計 31館
(まだ発売後1か月ですのに、ありがたいことです)
また、連れ合いの福田三津夫がアマゾンプレイスで「猫家族」という本屋をしています。そこでは税抜きの価格で送料を加えて取り扱っておりますので、もしお手許においておきたいと思われる方は検索してみてください。直接お目にかかることができるかたはご連絡ください。
なお、本書の内容について、また出版までの苦労話やドイツを訪ねる旅の話しなどをブログ「リーメンシュナイダーを歩く」に上げています。お時間がありましたらのぞいてみてください。
https://blog.goo.ne.jp/riemenschneider_nachfolgerin
来年か再来年には新しい写真も加えて第二回の写真展を開催する予定でおります。その折にはまたお知らせをお送りしたいと思っています。どうぞ皆さま、お元気でこのコロナ禍を乗り越えてくださいませ。そしてまたお目にかかることができますようにと祈っています。
福田 緑
◆原発廃止は自然の声
日本の自然と地理的条件を無視した原発から
一日も早く撤退をすべき
鎌田 慧(ルポライター)
地球温暖化を口実に菅内閣は、電力会社支援の原発再稼働推進を公然
と主張している。一種の火事場泥棒の類い(たぐい)だが、4日の大阪
地裁判決は、原子力規制委員会が関電に与えた大飯原発の設置許可を
「違法」として取り消した。いわば原発巻き返しの出ばなをくじいた。
規制委は、経済産業省内に置かれていた「原子力安全・保安院」が、
露骨に電力会社寄りだったので廃止、その代わりに新たに設置されたの
だが、原子力「無規制」委員会として評判が悪かった。
今回の大阪地裁判決は関電が設定した手前みその「基準地震動」を、
規制委が認めたのは「過誤、欠落、不合理」という厳しいものだ。
裁判所にも正義がもどってきた。これは各地での運動の成果と言える。
この感動は2014年5月、福井地裁で樋口英明裁判長の大飯原発再稼働
を差し止め決定からはじまった。
2015年4月、樋口裁判長の高浜原発再稼働差し止め仮処分決定、その
あと大津地裁、広島高裁と差し止め決定か続いている。
そもそも避難訓練付きの工場とは、事故を前提、許容している工場で
ある。事故はチェルノブイリや福島(第一原発)事故のように、すべて
回収不能、黙示録的な悲劇だ。誰が許可できるのか。日本の自然と地理
的条件を無視した原発から、一日も早く撤退をすべきだ。
それが自然の声なのだ。
(12月8日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)