「腰越 9条ニュース177号」に引き続いて、今度は清瀬市議・ふせ由女の議会便り最新版を紹介します。この通信は現在2期目のふせ由女が年4回の議会ごとに出し続けている議会報告です。〔2021年夏号、№28、A4版〕
1面は本人の議会レポート、2面に「子どもたちの健康を守るために、小・中学校内での電磁波被ばくの削減を求める請願」(福田緑)の顛末、3面は私の『追想美術館』(志真斗美恵)紹介など、4面は清瀬在住の映画監督・前田憲二さんの「清瀬旭が丘団地居住と映画作品の回想」です。同じく清瀬市民のルポライター・鎌田慧さんのコラムもどうぞご覧ください。
◆ちいさな弾圧事件
集会、デモの弾圧、人権侵害は忍び寄る戦争
鎌田 慧(ルポライター)
憲法記念日の5月3日国会前集会が始まる前、参加しようとした
市民が機動隊員に阻止され、腕を振り払っただけで「胸に手が触れた」
として現行犯逮捕された。公務執行妨害の容疑である。
わたしは現場にいなかったが、いままでなんども国会前集会に参加
するとき、機動隊員に阻止され足り、迂回を命じられたりしたが、
主催者だ(本当のことです)と抗議したり、一般通行人のカオをして
通り抜けてきた。
今回逮捕されたのは全国一般労組東京南部の役員。だからか、翌朝、
自宅へ6人もの捜査員が到着、徹底家宅捜索、パスポートまで押収
した。重大犯罪扱いで10日現在、まだ拘留中である。
このような些末(さまつ)な「事件」で、逮捕、家宅捜索、1週間に
わたる拘留は異常だ。
内田雅敏弁護人は「証拠隠滅、逃亡のおそれなどを具体的に検討する
ことなく、漫然と認定して拘留したのは、許せない」と抗議している。
安倍・菅内閣が長期化するにつれて、治安対策が厳しくなってきた。
自分の身内には甘く、批判者には厳しいのは暴政である。
表現・集会の自由と個人の人権尊重は、平和憲法を支える基本精神だ。
関西での生コン支部への不当労働行為、逮捕権の乱用、幹部の600日
以上の長期拘留などは、憲法違反といえる大事件だ。
集会、デモの弾圧、人権侵害は忍び寄る戦争といえる。
(5月11日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
1面は本人の議会レポート、2面に「子どもたちの健康を守るために、小・中学校内での電磁波被ばくの削減を求める請願」(福田緑)の顛末、3面は私の『追想美術館』(志真斗美恵)紹介など、4面は清瀬在住の映画監督・前田憲二さんの「清瀬旭が丘団地居住と映画作品の回想」です。同じく清瀬市民のルポライター・鎌田慧さんのコラムもどうぞご覧ください。
◆ちいさな弾圧事件
集会、デモの弾圧、人権侵害は忍び寄る戦争
鎌田 慧(ルポライター)
憲法記念日の5月3日国会前集会が始まる前、参加しようとした
市民が機動隊員に阻止され、腕を振り払っただけで「胸に手が触れた」
として現行犯逮捕された。公務執行妨害の容疑である。
わたしは現場にいなかったが、いままでなんども国会前集会に参加
するとき、機動隊員に阻止され足り、迂回を命じられたりしたが、
主催者だ(本当のことです)と抗議したり、一般通行人のカオをして
通り抜けてきた。
今回逮捕されたのは全国一般労組東京南部の役員。だからか、翌朝、
自宅へ6人もの捜査員が到着、徹底家宅捜索、パスポートまで押収
した。重大犯罪扱いで10日現在、まだ拘留中である。
このような些末(さまつ)な「事件」で、逮捕、家宅捜索、1週間に
わたる拘留は異常だ。
内田雅敏弁護人は「証拠隠滅、逃亡のおそれなどを具体的に検討する
ことなく、漫然と認定して拘留したのは、許せない」と抗議している。
安倍・菅内閣が長期化するにつれて、治安対策が厳しくなってきた。
自分の身内には甘く、批判者には厳しいのは暴政である。
表現・集会の自由と個人の人権尊重は、平和憲法を支える基本精神だ。
関西での生コン支部への不当労働行為、逮捕権の乱用、幹部の600日
以上の長期拘留などは、憲法違反といえる大事件だ。
集会、デモの弾圧、人権侵害は忍び寄る戦争といえる。
(5月11日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)