後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔774〕「ありがとう図書館!! また必ず会いましょう!」報告会。4館閉鎖の暴挙、闘いは始まったばかりです。

2025年02月23日 | 市民運動

  2月16日(日)、清瀬駅北口のロータリー脇のアミューで、「ありがとう図書館!! また必ず会いましょう!」報告会が開催されました。
 自公市政は住民投票をひたすら恐れ、結果的に住民投票の成立がなりませんでしたが、定足数の6倍以上の7674票を集め、「しばらくの間」元町こども図書館の存続が決まりました。住民投票成立に反対した松本議員、石川議員に言われるまでもなく、間違いなく私たちの運動の成果です。
  こうした思いを共有する多くの人びとが参集しました。負けたと落ち込んでいる人はまったく見かけませんでした。次にどう繋げていくか、活発なグループ討論で盛り上がりました。
  さて、次はどうしてくれましょうか。(写真は「経過報告」の一部と清瀬市条例制定請求書)

                                  ◆8月15日を建国記念の日に
  建国記念の日は紀元節が名前を変えたものではない

                       前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 11日の建国記念の日に「X」で見つけたのは長島昭久衆院議員・首相
補佐官の投稿だ。「建国記念の日おめでとうございます。初代神武夫皇
ご即位から126代にわたり、一系の皇統を繋いで2685年。かつては『紀元
節』と呼ばれておりました」云々とあった。
 明治政府が日本書紀の記述を根拠に、神武天皇即位の日を西暦紀元前
660年の太陽暦2月11日と決めて(もちろん史実ではない)、この日を紀
元節と定めたのが1873年。1940年には「皇紀2600年」が盛大に祝われた。
 長島氏は 15年後には「皇紀27O0年万歳」とでも書くつもりだろうか。

 しかし建国記念の日は紀元節が名前を変えたものではない。
 1966年の祝日法改正で与野党の駆け引きの結果、「の」を入れて「建
国された日」ではないことを示し、具体的な日は「政令で定める日」と
した。
 政令を定めたのは佐藤栄作内閣だ。
 学習指導要領では、小学校6年の社会科で日本国憲法を学ぶ際に、な
ぜか国民の祝日について教えることになっているが、建国記念の日につ
いては右のような経緯を教えたらいい。
 間違っても神武天皇が即位した日などと教えてはいけない。
 政令で定めた日は政令で定め直せる。僕は、ポツダム宣言の受諾によ
り天皇に代わって国民が主権者になった8月15日にしたらいいと思う。
        (2月16日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)


〔773〕「岡山の戦国時代を振り返る―『現代語訳 備前軍記』の監修を通して」という「郷土の歴史講演会」を開催しました。(矢部顕さんより)

2025年02月23日 | メール・便り・ミニコミ

 地域の活性化に大活躍の矢部顕さんからの元気になるメールが先日届きました。私も頑張らなくてはと気を引き締めています。

■福田三津夫様
 
先日の土曜日、2月15日、わたくしたち亀山城跡保存会が主催しました
「郷土の歴史講演会」は無事終わりました。


 
「岡山の戦国時代を振り返る―『現代語訳 備前軍記』の監修を通して」と
いう演題で監修者の内池英樹氏を講師とした講演会でした。
約130名ほどの参加者がありました。


 
岡山では、一昨年11月に市長を先頭に、官民一体で「戦国武将 宇喜多家
を顕彰する会―大河ドラマ化をめざしてー」なるものが発足しました。
宇喜多直家と秀家の2代をドラマ化しようと署名運動も始まりました。
我が家の裏山は、直家が備前を支配したときの居城で、秀家はここで生まれた
と言われています。
 
宇喜多秀家は関ケ原の戦いで西軍の主力として戦い、敗れて、徳川によって
八丈島に流刑となり、そこで84歳の生涯を終えました。
ですので、第一次資料が乏しく、100年も後の江戸時代に書かれた『備前軍記』
が重要な書物なのです。
その『現代語訳 備前軍記』(2020年発刊)にまつわる講演でした。
 
2020年は秀家生誕450年でした。この記念の年に、秀家が誕生した亀山城西の丸
跡にある浮田小学校と秀家終焉の地で近くにお墓がある八丈島大賀郷小学校と、
姉妹校交流を始めたんです。
今の時代ですからインターネットで、それぞれの学校の様子をはじめ秀家研究など
を紹介し合っています。
遠く離れた八丈島と450年という時空を超えた子どもたちの学び合いの交流です。
(これを仕掛けたのはわたし)
 
 チラシと写真を添付します。
                                矢部 顕