後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔309〕矢部顕さんのお便りと新聞記事「取り込まれるアーミッシュ」。今は昔なのでしょうか。

2020年11月07日 | テレビ・ラジオ・新聞
 矢部顕さんはラボ教育センターのの中核として長らく仕事をされてきました。ラボ国際交流として度々外国を訪れたようです。アメリカではペンシルベニアに何回か子どもたちを連れて行ったということでした。近隣にはアーミッシュの居住地があったようで、昔ながらの暮らしを守る彼らのことをコーヒーを飲みながら話してくれました。
 今はアメリカ大統領選挙まっただ中ですが、「取り込まれるアーミッシュ」という新聞記事を送ってくれました。
 確かアーミッシュはドイツからの移民で、名前からするとトランプ大統領の祖先もドイツの人だったのではないでしょうか。うろ覚えですが、ドイツにルーツをもっていると聞いたことがあります。

 矢部顕さんのメールと新聞記事です。

■第1信

毎日新聞11月2日の記事を添付します。
A4に縮小していますので読みにくいと思いますので、
拡大して読んでください。

この記事にびっくりしました。
2006,2007,2008の頃に見たアーミッシュの村からは
想像できないくらいの急激な変化が起こっている
のでしょうか。

コミュニティによって違いはあるとは思いますが、
この記者が16年前に見た風景と同じように私も
見ましたが、それがすっかり変わってしまったとか。

共和党によって利用されているようになっているとは。

■第2信

この記事がアーミッシュ一般的なのかどうかは不明です。
一部だろうとは思うのですが。
それに写真に写っている人物は、アーミッシュの服装では
ありません。が、そういう人もいるのかも知れません。

「我々は大統領に従って生きているのではない。
神に従って生きている。だから大統領選挙には行かない」
という言い方をしている人が多いと思います。

宗派的な信念や文化や生活スタイルを守り続けるのは
厳しく困難なことだろうと、現地で思いましたが、
その困難を越えて300年間連綿と貫いてきたことは
事実ですし、感動したものです。



 ◆ 原発依存内閣 「原発ゼロ」を現代で決済しよう
                 鎌田 慧(ルポライター)

 福島第一原発事故の避難者の生活を見聞きするだけでも、この人たちの
生活の困難さばかりか、喪失感の大きさを考えさせられる。
 いきなり避難を命じられ、ごく普通の日常がまったく暗転、それからも
う10年近くも故郷を追われ、家族はバラバラ。
 自分の生活に置き換えてみれば、その苦境をすこし理解できる。
 それでも、官義偉首相は再稼働を強行しようとしているのだが、その理
由が30年後の2050年、温室効果ガスの排出を「実質ゼロ」にするためという。

 環境問題に全く無関心だった安倍政権に代わって、遅ればせながら、二
酸化炭素削減方針を打ち出した。が、その手段が完全に行き詰まった原発
の再稼働。毒をもって毒を制するアクロバット。
 「安全最優先で原子力政策を進める」と菅氏。世耕弘成・自民党参院幹
事長は「新技術を取り入れた原発の新設も検討することが重要だ」。梶山
弘志経産省は「今後10年間は再稼働に全精力を注ぐ」。

 事故の悲惨と被災者への想いは全くない。
 繁栄の頭上に髪の毛一本でぶら下がっている「ダモクレスの剣」。ある
いは回転式拳銃に込められた実弾一発に賭ける、ロシアン・ルーレット。
 原発の安全性もまた運任せ。避難訓練付き装置など果たして人間のため
なのか。
 核廃棄物処理は数万年後に続く負債。
 「原発ゼロ」を現代で決済しよう。
       (11月3日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)

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