アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

⑬ アチャコのアキレス腱断絶日誌  戦場は自宅へ

2017-04-10 09:08:19 | 日記

⑬   アキレス腱切った

「自尊心の喪失。第一弾は、まず寝室である2階に登れないのだ。考えた方法は、まず階段に後ろ向きに腰かける、松葉杖を頼りに一段上に腰かけ直す、また松葉杖を頼りにさらに上の段に腰かける。その繰り返しで十数段の二階に達する。しかし試練はまだある、立ち上がりは松葉杖を傍らに置いて、手すりを頼りに片足で立ち上がり松葉杖を再びもって歩行する。その片足立ちが中々出来ないのだ、片足のスクワット状態だ。顔を真っ赤にして立ち上がろうと悪戦苦闘している吾輩を見下ろす相手国の視線に気づいたとき、自分の置かれた家庭内の位置づけを思い知らされた。相手国が抱いているペットの犬(茶々丸)よりも下の序列に置かれた瞬間だ。吾輩は、そのまま板の間に寝そべって寝たふりをすることにした。(涙)当然、相手国はそれをまたがって過ぎ去った。スカートの中の奥の闇と勝ち誇った『茶々丸』の視線も同時に見てしまった。」「雑種の癖に偉そうにするなっ!」(怒)「悲しいかな、難民状態から、生命の危機を脱した安心感から熟睡した。だが断絶の瞬間と関係国との断絶の瞬間が夢に出て来て目が覚める。わきの下と股間に冷や汗・・」(悲)

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⑫ アチャコのアキレス腱断絶日誌  戦場は自宅へ

2017-04-10 08:46:29 | 日記

⑫  アキレス腱切った

「断絶後最初の日曜日、断絶した配偶者が来て、断絶したアキレス腱で、断絶した配偶者に伴われ断絶したアキレス腱をの為、新幹線東京駅で、車いすを借りグリーン車に乗ったり、京都駅ではそのままタクシーで直接自宅まで帰るなど、断絶した配偶者に大枚支払ってもらって贅沢に帰宅したが、断絶した配偶者とはさしたる外交的進展はなかった。このまま冷戦状態のスタートを予感する空気感の中、国力を全く亡くした我が国は、低姿勢で恭順の意を表しつつ捲土重来の覚悟を固めた。長年にわたって単身生活のサラリーマンの家庭で、無事勤め上げて旦那が帰って来たら、途端に妻が精神に異常を来したというような話は、悲しいけど多い。今回の吾輩の場合、それどころか自立歩行できないお荷物状態で帰宅したのである。相手国は、愛情をもって接するか敵意をもって接するか。すべて比較優位国の感情次第なのだ。我が国は、相手国を刺激しないように低姿勢を保ちつつ、同時に威厳を失わないようにぎりぎりの身の処し方を探ることにした。しかし、自宅到着後、数時間もしない間に、アキレス腱断した我が国の自尊心は木っ端みじんに消え去るのである。」

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