⑲ アキレス腱切った
「本日は、詳しい検査の為、大きな病院へ紹介状をもって行く。配偶者の期末の重要会議の終了を待って通院開始だ。本当はもっと早く行きたかったが、国交断絶相手への交渉は出来なかった。早速、超音波エコーで画像診察、アキレス腱はきれいに切れている。手術しない保存療法なので慎重に対応することになったが、翌週には最新の装具を装着してもらう方針になった。サイズなど調整するためにギブスを外す。技師が電動のこぎりを手に足元にスタンバイした。直径10センチほどののこぎりが装着された小型だが、木材を切るのと同じだ。ギブスの上部から慎重に切って行く、振動が足に伝わる。ギブスは切っても生身の足には傷つけない微妙な技術なのだろう。しかしこちらは緊張する。足に触れないのですか?大丈夫です。しかし瞬間触れたような感触。思わず本能的に足をよける。今足に触れたのではないですか?足が切れたのではないですか?大丈夫ですギブスを切っても人間の肌を切ることの無い素材ですから。・・・・・先に言ってよ!!(汗)世の中にはいろいろの器具(素材)があるのだ。サイズを計測して来週には器具装着へ。サッカーのベッカムも使ったらしい最新の装着器具だ。(一説にはポルシェをデザインした人が作ったとも)わしの足は、ベッカムでもスーパーカーでもなし、来週からちょっとは歩けるのだろうか???それにしても整形外科の人々の感情の無さは?(寂)」