アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

㊸ アチャコの京都日誌 森進一の娘 はねた ④

2017-05-03 09:29:36 | 日記

「号泣 イラスト」の画像検索結果

㊸ アキレス腱つながった

 

 こんばんはー!森進一でーす。

 

ご夫婦で現れたご両親。んじゃ、奥さんは、森昌子?

一目散に、処置室に駆け込んだ。・・・・。

 出てきたご両親に、私は土下座せんばかりにお辞儀をして詫びた。本当にすみませんでした。心から詫びた。泣いてしまった。

職業柄、無意識に名刺を差し出して、名乗った。先方、旦那さんも名刺を出して「森進一と申します。」「・・・・・。?」京都大学文学部 助教授 森進一 。確かに、森進一さんだ。奥さんは普通の人だった。

「娘には、いつも横断歩道は走らない様言ってたのですけどね!」

「本当に馬鹿な娘ですみません。」

返す言葉がありません。

「横断歩道の上やから、悪いのは車や。」おばはん、また出てきた。「私が車に乗せてあげて連れてきました。」聞いてないのにでしゃばる。

おかしいと思いつつ。奥さん「・・・・。?」

「私は、目撃者です。」

だから犯罪者違うって!

 女の子が出てきた。顔中を包帯に覆われて歩いて出てきた。顔をケガしていたのか。内臓破損ではなかった、良かった。しかし、女の子のことだ、傷が残るのか?いろいろな心配が出てくる。

「あんた、女の子の顔にあんなキズをさせて、えらい事や!」

死人に鞭打つとはここで使う言葉か。

 ご両親は、娘さんを連れて、ひとまず自宅に帰るという事で、私は必ずお見舞いに行くことを言って見送った。

 すぐに警官が、「現場検証に行きますのでついて来なさい。」いつの間にか犯罪者扱いだ。手錠こそ掛けられないが、うなだれた姿で着いていくと、ロビーに会社の先輩が立っている。

「警察から連絡があって身元引受に来るように言われた。」「・・・・・・・。」

 

 私は、その先輩の前で、膝をついて、号泣した。声を上げて泣いた。

 でも、振り返ると、おばはんが冷たい目で見つめている。これから私はどうなるの?

続く。 

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