アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

150アチャコの京都日誌 再びの京都 見る影もない しかし そこに京都の矜持が?

2017-09-19 17:33:43 | 日記

見る影もない 

古来、このことばは、一時存在感を発揮した大きな人物や組織・団体が、現在に至り存在感を発揮出来ないか

今やそれどころかその可能性も見いだせない時に使う。

「先日、アントニオ猪木が単独、北朝鮮に赴き高官と会談した。帰国後、会見したが、その姿は

見る影もない ものであった。」

「政権政党であった民進党。以前の民主党は、前原さんが党首になった矢先、女性幹部の不倫報道に

より支持率が上がらない。今や 見る影もない。」

「入団当時の藤波晋太郎。いつでも三振が取れる球威を誇り、フォームの欠点などのアドバイスには

耳を貸さない傲慢ささえ気にならなかった。自信に満ちていたからだ。それが今や、一つのデッドボールで委縮し

ストライクが入らない。もう 見る影もない。トレードの可能性すらある。」

「私は、実はテニス選手だった。若い時はトーナメントにも参戦し若い人の指導もしていた。

しかし、今や 見る影もない。」

しかし、これは誤用である。私のようにその昔、さしたる存在感も発揮していない人間には使わない。

(自分で言うのは勝手だ。)

 

さて、洛陽 21 番 法性寺は、見る影もない寺だった。(その時はそう思った)

勿論現在の、住職のせいではない。長い長い歴史の中で埋没したのだろう。

平安初期、藤原忠実の創建。その後、歴代の藤原長者の所縁のお寺になる。

中でも藤原忠通は、道長・頼道の4代後の人で、一条家・九条家・近衛家・鷹司家の元になった人物だ。

法住寺殿と呼ばれた。東寺の寺域は現在の東寺や東福寺も及ばない広大なものだったようだ。

近くの東福寺塔頭 同聚院の「不動明王像」がここの創建当時の仏像らしい。(以前紹介したが凄い憤怒の顔が怖い)

また、写真の国宝千手観音も創建当時からの御本尊だ。いずれも当時の勢いを感じる雄大な仏像だ。

京都には往時の隆盛からは考えられない小さなお寺が多いが、ここはその格差が半端ではない。

伏見街道沿いにあるが、普通の民家並みの軒幅で、近くの交番で聞いてやっと見つけたほどだ。

門は閉まっていて、インターフォンを鳴らして出て来てもらったのが、お年を召したおばあさんだった。

あんじゅ様か住職の奥様か?

品格を感じる丁寧な対応で、安心したが「御本尊はどこで拝めば良いですか。」「どうぞそこで正面向いて拝んでください。」

玄関先ではあったが、正面方向に安置されているらしい。

 

法性寺

 

玄関先からは入れなかったので、往時をしのぶ歴史的な存在感はうかがえない。

 

HPから写真を拝借。国宝の立派な仏像だ。一般公開すれば人気が出るだろうが、お寺のポリシーがそうしないらしい。

それも一つの「矜持」なのだ。見る影がないわけではない。

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149 アチャコの京都日誌 再びの京都 福勝寺 解散総選挙 政策を見極めよ 

2017-09-19 07:49:44 | 日記

安倍首相が解散の意向を固めたようだ。

古来、首相の衆議員解散、日銀総裁の金融政策の決定(公定歩合変更)の二つは嘘が許される。

決定まで本当のことは言わない。 早速、野党や小池百合子が「大義無き解散」だと批判している。 馬鹿か?

 画像

主義主張や政策を訴えるチャンスだと思わねばならない。 特に政権を目指すものは、ここを千度と政策論争を行ってもらいたい。

プライマリーバランスをどう正すか・それに伴う経済政策・北朝鮮問題など国防政策・ 働き方改革を労働法からどうするか・

憲法改正など論点は多い。間違っても、「森友・加計批判」「不祥事議員」などの批判に終始することがないようにしてもらいたい。

批判のみで、自らの政策を明確にしない議員には投票しないようにして欲しい。(そういう候補者が意外に多い)

とにかく不祥事議員など選んではならない、それを見極める為に、よくよく政策を見て行こう。

政策と実行力を発揮してくれれば多少の行儀の悪さは目をつぶっても良い。

昔の政治家はみんな「女」がいた。田中角栄は行儀が良かったか?佐藤栄作に女はいなかったか?吉田茂は?


洛陽33か所 29番 福勝寺 に行った。

街の中に埋没した存在で、ひっそりと建っている。正門は常に締めていて本堂は月二回だけ開ける。

左近の桜。桜寺と呼ばれる。後西天皇の下賜。

弘法大師が開山だが、色々な変遷を経て現在地に移った。

近くの一条通は、最近「お化け通り」で有名に。

 

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