阪神タイガースが、首位広島に3連敗した。
私はこのような阪神が大好きである。期待すればするほど負ける。
我々のサラリーマン人生にその姿を重ね合わせるのである。
期待通りしっかり勝つ巨人や今の広島には憧れるものの、
やはり阪神が可愛いのである。
いつから阪神VS巨人が騒がれたのだろう。
大阪タイガース、読売巨人軍。の、大阪対東京の図式が出来たのは、創設時代の話だ。
戦前は確かに大阪タイガースは強かった。
戦後、天覧試合大きな分岐点となったと思う。しかし後楽園球場に陛下が行きたい旨思し召しになったようだが、
必ずしも体阪神戦に拘りがあった訳ではないらしい。たまたま陛下の健康上の理由で日程がそうなっただけなのだ。
当時阪神VS巨人が特別な試合という扱いにはなっていない証拠だ。中日戦でも大洋でもよかったと言われている。
しかし、村山の渾身の投球を叩き返した長嶋のサヨナラホームランで劇的に終了した事から伝統の一戦と言われるようになった。
因みに、あの長嶋のホームランはファールであった。村山は死ぬまでそう主張している。
その長嶋VS村山の時代から私は見ているが、当時観客は必ずしも多くなかった。
江夏が、延長10回までノーヒットで抑えた中日戦。10回裏、江夏自身のホームランで劇的な結末になった
ライトスタンドにも観客はほとんどいなかった。
現在のアルプスの賑わいはいつからだろう?(私にはあのアルプスの応援は好きではない)
78年の江川騒動で、小林とのトレード、あの理不尽な事件がきっかけになった思う。
そのシーズンで小林は巨人戦に全勝し我々は、あの独特のフォームと共に鮮明に記憶に留める事になる。
それ以降、巨人の金まみれのブラック体質が露呈し各球団の4番打者を買いあさる事態となる。
巨人のV9時代の時代。ほとんどの年で2位が阪神だという事をご存知か?
阪神の球団としてのピークと、巨人のV9が見事に重なったのである。阪神の不運はここにもある。
村山と長嶋
江夏と王
掛布と江川
いずれも数字上は、巨人の勝ちである。しかし打たれても打たれても完投する村山。記録のかかった三振は全部王から奪う。
たまに打ってくれる掛布に、我々大阪の意地を見出すのである。
今年も2位で終わる。しかもCSは絶対に勝たない。シーズンで優勝しない球団が、日本一になってはならないのである。
しかも期待は必ず裏切る阪神タイガースが、短期決戦に勝つはずがない。
今シーズンも応援ありがとうございました。
ところで、藤波晋太郎にアドバイスする人いないの??江夏、あの図太さを教えてあげてください。
現役時代、江夏が投げようとすると巨人のある若手選手。なぜか審判にボール交換を申し出た。
それを聞いた江夏。マウンドから降りて来て、その打者の前まで来て、にらみつける。
「10年早いわ!」
その後空振り三振に打ち取ったのは言うまでもない。