最近の婚活女子の話から、30年前ぐらいに有った三高が良く似いると思い、このシリーズを続けている。
今回が最終回(またネタが出てきたら取り上げましょう)。
今回は、30年前から私の職場にいたYさんの話が主体。
Yさんは当時29歳で、他事業所から異動してきた。
私の職場で働いていた女性はその頃20人程居たそうだが、未婚女性は彼より年下の8人だけ だったらしい。
30歳以下の女性は全部で15人居たそうだが、約半数の7人は既婚。
晩婚化が進んだ今ではちょっと考えられないが、29歳以上の独身女性が居なかった。
アラサー婚活女さん「婚活パーティの男はドケチでセコイ」→特大ブーメランだとツッコミw
と、この様に婚活中に相手に対しどうこう不満を言っていた女性は、オーバー30の独身ルートに進むであろう時代だった模様。
そして、未婚で30歳になる前に、周囲が「見合った相手を早く見つけてあげよう。」とお節介をする風潮が有ったという。
これは、前述の二高男子Zさんから聞いた話。
「当時は、会社が寿退社を推奨していたね。」
何で???
「女性の就職は結婚までの繫ぎ。結婚して経済的に余裕が有れば専業主婦。余裕が無ければ再就職して共働き。これが普通だったよ。今では結婚観が変わっちゃったけど、当時は男女ともこれが一般的な生活設計のパターンだったね。」
という。
そして、「女性が職場で長くいると『お局様』と呼ばれるような女性がどうしても出てくる。これは会社としてはマイナスなので、若い女性を入れて職場を活性化させるために、会社が寿退社を推奨して協力していた、そう思うよ。」
何だ、Zさんの私見かぁ・・・。
ただ、それなりに理にはかなっているかもw
そして、女性側もいわゆる「売れ残り」にならない様に、努力をしていたらしい。
この言葉、今なら女性蔑視の問題発言とフェミニスト達が騒ぎそうだが、30年前には男女問わず普通に使われていたらしい・・・(^^;)
そして、更にはお薦めの女子の事を「彼女は掘り出し物よw」って、女性から紹介してあげてたらしい。
時代だねぇ・・・。
この頃は、「早く結婚して家庭に入り子育てをして、子供が手離れしてお金に余裕ができたら、楽ができる。」そう考えていたみたい。
確かに、25までに結婚して遅くても28ぐらいに最終子を出産すれば、50歳で子供は4大を卒業できる(順調にいけば、だけど)。
話を戻して、現在も30年前の当時から働いている女性の一覧表を見てみよう。
この中でAさんからDさんがその既婚女性に含まれているそうだ。
三高願望女子と思われたAさんが、32歳で既に既婚者。
お子さんの年齢から晩婚と勝手に想像していたが、違ったようだ。
Yさん情報では、Aさんが同期の女子で最後に残った独身女性、で、「Aさんがなかなか結婚しないので、周囲が気を揉んでいた。」という話を聞いた事が有るとか。
という事は、同期の女子達が次々と結婚していく状況から、30を前に現実路線に転換し「高収入」を捨てた と考えるべきか。
残りの 未婚8人はどうなったのだろうか? 気になるよね。
という事で、一覧表にまとめてみた。
わかった事は、この中でアラフォーまで独身で残っていた女性3人で、H・I・Mさんは、私も知っていた女性だった(^^;)
現在一人独身を貫いているEさんは、当時別事業所だったため情報が無い。
そして、この表の一番上が、過去に紹介したFさんだ。
寿退社が誰もいない・・・。
Yさんによると、その頃から「三高願望」が世間で話題になってきたらしい。
この三高願望世代以前に一人もいなかったオーバー30未婚女性が、三高が世の中に流行りだすと、G・H・I・Mさんの4人がオーバー30まで未婚。
三高願望が晩婚化を招いたと言えそう。
更に、4人の中で3人はアラフォーまで行っている事は確認されているけど、ひょっとするとEさんの様にアラフィフまで行っているかもしれない。
現在婚活中の意識高い系女子は、自分一人で年金暮らしをするまで働き続けるのか、よく考えた方が良さそうだw