ウクライナ軍のマリウポリ守備隊が、ロシア軍の投降の呼びかけを蹴ったらしい。
マリウポリで抵抗続く ロシア軍の投降呼びかけ拒否(2022年4月18日)
これ、戦争初期に今の状況になってしまっていたら、まだ投降と言う選択肢もあったと思う。
しかし、キーウ近郊での大量虐殺の痕跡を見る限り、投降しても無抵抗のまま殺される可能性が高い。
そう考えると、「死ぬまで戦う」方が賢い選択かもしれない。
上手くすれば、ウクライナの援軍が加勢してくれるかもしれないから。
このニュースを見て、守備隊のこの判断を「愚かだ」と言う人もいるだろうけど、そんな人達はきっと「憲法9条信者」だと思う。
彼らは、多分戦争映画を見るとか戦争に関する史実を読む事もないだろうから、戦争の現実を理解できないと思うよ。
とある戦争映画で、激戦地区に居る歩兵部隊の指揮官が、
「あそこまで進め! こんなところでもたもたするな!」と、怯んでいる部下にハッパをかける。
部下は、「ここから出たら死んでしまう!」と抗議すると、指揮官は「ここにこのままいたら、いずれ死ぬ!」と叫び、部下を走らせて自分も後を追う。
数秒後、彼らのいた場所に爆弾が落ちて、二人は命拾いする。
これは、多分にフィクションと言えるかもしれないけどさ、そんなシーンがあった事を思い出した。
実際、戦場では何が起こるかわからない。
降伏して生き延びる道を選ぶ、と言うのも選択肢の一つだろうけど、ロシア軍のやらかした非人道的行為を見る限り、降伏が生存の道につながると思えない。
私はそう感じますね。