気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

I Love Cars! (SW20型 MR2 その3)

2012-03-02 21:12:00 | 

まさに「スーパーカー」、そう感じたコーナーでの「ときめき」

とまあ、大げさに思えるかもしれないけど、MR2で峠を走った時の正直な感想だったね(^^)

 

 

さて、前回記事で、セールスマン氏が試乗車を「わざわざ自宅まで持ってきてくれる」との粋な計らいに感謝感謝(^^)

そして、MR2が来るのを待ち焦がれていた。

 

 

試乗に持ってきてもらったのは、赤いTバールーフのGT

ターボエンジンの225馬力という代物。

当時の私のTE71レビンは、115馬力だったから、ほぼ倍の馬力を持っている。

 

(こんなハイパワー車、アクセルベタ踏みしたら、飛んで行ってしまうよね・・・(^^;))

 

内心そう思いながらも、はやる気持ちを抑えながら、コクピットと呼ぶにふさわしい運転席に沈み込んだ。

 

 

「低い(!)」

 

今までのTE71レビンより、20cm程アイポイントが低い。

スポーツカームード満点w

 

シフトレバーの位置が相対的に高いため(それだけ着座位置が低い)最初は少し操作に戸惑ったけど、手首を動かすだけで殆どシフトができてしまうギアの感覚も、レーシングカー的で気に入ったw

 

少し気を使いながらアクセルを踏んで発進するが、通常の走りをする分は、トルクが太くて扱い易い2L車そのもの。

3キロ程通常の走行をさせてもらって、車に慣れてからいよいよ峠道の走行開始。

セールスマン氏にはあらかじめ許可をもらって、4km程の峠道を当時TE71で走ったようにハイペースで走らせてもらったのね。

 

「TE71と同様に走って数段も各上の走行性能が感じられなければ、この車を買う価値が無い。」

という事が一番の理由だったわけだけどw

 

 でも、セールスマン氏も、勇気があるw

彼はそれまで私のドライブした車に乗った事が一度も無い。

それまで彼とは数年間、客としてはお付き合いしてもらっていたので、当然「走る事」の話は何度となくしている。

私がそれなりに「走り屋」で有る事も、十分承知している彼。

それでも、客とはいえ実力がわかっていない相手のスポーツドライブ、しかも峠道の「半分本気走行」に付き合ってくれたのだw

 

彼の後日談は、「寿命が10年縮みました(笑)」だったけどね(苦笑)

今でもその時の話をする事があるけど、笑い話になってるけど、冷や汗ものだったと思うよ。

何しろ「シークレット」のMR2の試乗車だったのだからw

 

 

この初期型MR2、実際限界走行時の挙動が不安定で「危険な車」という烙印が押されてしまったのは、周知のとおり。

ただ、私のこの時の試乗は、あくまでTE71での限界レベル。

明らかに数段上のスポーツ性能を持つMR2は、安定した走りを見せつけてくれたのだった。

そして、ミッドシップカーに特有の「自分を中心に車が回る感覚」のコーナーリングは、以来私を虜にした

 

 「欲しい・・・!」

 

 

無事試乗を終えた私は、さっそく商談に入るのだが、ここで思わぬ大きな壁に当たる。

そして、不本意な形で彼の好意を裏切ってしまう。

 

お金は貯金をかき集めて用意できる。

問題は「受け入れ体制」だった。

 

 

2人乗りの車を買い、3人以上の用向きの際には父の車を借りようと考えていた私に、父が「待った」をかけたのだ。

 

「お前の責任で2人乗りを買うのだから、お前自身で責任を持て。俺はそんな理由では車を貸さん!」

 

(後でわかった父の本心は、「スポーツカーに乗って自爆してもらいたくない」という事だったのだけどね、随分なこじつけだったよね(><))

 

 

この反対に、私は折れざるを得なかった・・・。

当時私には親しい友人が3人いて、殆どそのメンバーで出かけていた。

しかも車は私持ちが殆ど。

それができなくなってしまう・・・。

(他の3人のうち、2人は自分の車は無く、1人は車を持っている家族がいなかった。)

 

 

結果、私のMR2との最初の恋は、この段階では終わりを告げる事になる・・・

但し、「絶対に買うからな!」という思いを、胸の奥に抱いて・・・。

 

(写真は私のSW20型MR2 3型)

 

 

MR2との恋が再燃するのは、ここから4年も先の話になるのです。

 

 

 

続きはあるけど、次の「I Love Cars!」は時期的に別の車になります。

 

 


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
宮ちゃんNO1 [2012年3月3日 9:29]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

予想通り・・・かなりの走り屋さんデスね~(笑)
シークレット試乗・・・後日談を聞くと
セールスの方はもうドキドキだったんでしょうね~

う~ん・・・このブログを読んだら・・・
益々・・・MR2に再び乗りたく成りました~(笑)

真鍋清 [2012年3月4日 22:28]
トヨタの歴史きっての「急造ハイパワー車」ターボ付きSW20型MR2。
ジャーナリズムでも散々こき下ろされた「世紀のじゃじゃ馬」だった同車、しかしそんな「乗り手を選ぶ」ミッドシップを軽快に操れるSW20様の腕や器量に改めて敬意の念を隠しえません―小生ごときが束になっても敵わない反射神経という意味で。
その後1993-1994年頃SW20様はMR2の自然吸気バージョンを入手されましたね。こちらは軽快な回答性をフルに生かした乗って楽しいスポーツカーで当時のS14シルビアやマツダロードスターの良きライバルだったかと思います。
さて小生、目下ヴィッツ1300U-L/96320km走行とレクサスIS350/26000km走行の二台を所有しておりますが、名義・資金とも自身のものである前者はさておき、後者レクサスIS350は資金の1/4を当方が負担したにも拘わらず名義が父親ということも絡んで99%父親に占有され、事実上ヴィッツ以外に乗るものがない現状です。父親いわく「レクサスはパワーがありすぎてお前に任せられない」―MR2ターボ購入に反対されたSW20様のお父様の本意と被るものがあってどこか奇遇な感じがしますが如何でしょうか。

totoroko [2012年3月4日 23:53]
こんばんは。
大変なオチがあった悲恋物語ですね。面白く読ませていただいていただけに、最後は読むほうもがっかりでした。
恋心再燃の次回アップに期待しています。
まめ八 [2012年3月5日 19:39]
こんにちわ。
EP82-SW20さんとMR2との出会い、楽しく読ませて貰いました。EP82-SW20さんも若い頃は相当な走り屋さんだったみたいですネ。!(^O^)
しかも、あの癖が強いMR2GT前期型を初めてステアリングを握ってを乗りこなすとは。。。凄いですよ。
私はコレまで150馬力以上の車に乗った事がありません。
でも、トヨタの営業氏もなかなかの強者ですネ。
相当怖かった事でしょう。。。でもそこは営業としての責任感と自社の車に対する自負、そしてEP82-SW20さんとの信頼関係で頑張ったのでしょう。
次のI Love carsを楽しみにしています。

お父さんの言い分。。。私の親父の言い方にそっくりです。
私が若い頃、2シーターの車に乗れなかった理由も同じです。
その頃は頭にきましたが、今、自分の子どもを持つ立場になってその時の親父の気持ちがわかるようになりました。
ZN6-GXE10 [2012年3月5日 21:07]
今では我が家のオブジェと化した、切削タイプの純正ホイールセットを良く見ると、F&Rともに15吋の6J+7Jでオフセットは+45mmと言う事は、彼の有名な危険と称された初代では無くてII型だったのかいな。


EP82-SW20 [2012年3月9日 19:22]

>宮ちゃんNo.1さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

アハハ…(苦笑)

一応、草ですがジムカーナーで走り込んでましたし(^^)

セールスマン氏、同乗の際は一言も話しませんでした(恐怖で声が出なかったのかも…おぃっ!)
私が自爆すれば、当時希少価値のMR2を試乗させた全責任が彼にかかるわけですからね、寿命が縮む思いだったのは事実でしょうね(大汗)

今でも手にすることができれば手にしてみたい車ですw



>真鍋清さん、こんばんは。 連続コメントありがとうございますw

乗りこなせてはいませんよ(^^;)
MR2は限界を把握できて振り回せてこそ、「乗りこなす」と言える車でしたね。
この段階ではその限界以内のレベルで走ったわけで・・・。

結果的にNAを選んで正解だったかと。
エンジンは出力も十分だしレスポンスはとても扱い易かったですし、その気になれば振り回せましたから(^^)

おお、真鍋さんも・・・(^^;)
そうですねぇ、ヴィッツでそこまで走ってしまう真鍋さんだと、父親の立場ではかなり心配になるかと・・・w
EP82-SW20 [2012年3月9日 19:30]

>totorokoさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

はい、すんなり決まらなかったから、なおさら思い入れが深い車になったのかもしれません。
少し路線がそれますが、そのうちに戻りますので、お待ちくださいねw


>まめ八さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

いや、真鍋さんのレスにも書きましたが、この段階では「乗りこなす」とは言えません(^^;)
少なくとも、ジムカーナー場ではそこまでできましたが、一般道ではとちった時のリスクがこの3型でも「私の腕では未熟で危険」と思えてそこまで攻めた走りはできませんでしたよ(大汗)

はい、彼はとても信頼できる人で、ここの時点で8年程すでにお付き合いしています。
今もお付き合いは続いているのですが、買いたい車がトヨタ車に無いので、彼から買えずに困っています(><)

親心ですよねぇ、私が同じ立場なら、同じような事を言うかもしれませんよ(苦笑)
EP82-SW20 [2012年3月9日 19:33]

>GXE10さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

初代は14インチでしたね。
2型から15になりました。
ただ、タイヤ以外のサスチューニングがかなりされていて、タイヤだけで変わったわけでは無かったですね。

2型以降のSW20を所有されていたわけですねw
おぺ [2012年3月11日 0:53]
こんばんは。
SW20の思い出、楽しく読ませていただきました。購入に至る"その4"に期待してますよ。知人のSW20を何度か運転させてもらったりしてますが、これはスポーツカーだなと感じる高揚感はビンビン感じますね。乗りなれない感覚でちょっと怖さを感じるところも含めて。運転の腕前の違いはさておき、EP82-SW20さんの当時の気持ちの高鳴りはよく伝わってくるし、理解できます。
EP82-SW20 [2012年3月11日 20:44]

>おぺさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

はい、運転席というよりコクピット。
座っただけで「その気」にさせてくれる雰囲気を持っていました(^^)
「その4」の前に、もう一台の「I Love Cars!」を書かないといけないので、その後にご期待(?)くださいw

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