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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋の薔薇

2015年11月10日 | ポエム
秋の薔薇の楚々とした風情。
夏の薔薇のように、華やかに見えてこない。
それが良い。



寡婦のように寂しげで、けれど明日に胸躍る風情もある。
妖しげ、であるのだ。



秋の薔薇は「あきのばら」と読みたい。
あきそうび・・・では味気ないではないか!







「秋薔薇の色のかねあい陽に任す」







而して、秋の薔薇は逆光で然も裏側から愛でたい。



淡さの極地、ピンクもある。
秋の薔薇のピンクは、ショッキングピンクとは云えない。
だから、惹かれる。



その儚さが好きである。



       荒 野人