エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

エンジュの花

2016年08月11日 | ポエム
「槐」の花である。
今頃街路樹のエンジュの木から、はらはらと花が散っている。
舗道を、白く彩る。
風情のある花卉である。



帽子を被らず歩いていると、頭皮に当たる。
それほど、しっかりと降ってくる。



マメ科の花卉である。
ただし、結実してもその実は食べない。
小鳥たちの食べ物であるのだ。







「肩で風切ればえんじゅの花の散る」







エンジュの花は、ぼくの好きな花の一つである。
派手でないのが良い。



楚としていながらも、しっかりとした存在感がある。
その存在感が素晴らしく良いのである。

草叢から虫の声も聴こえ始めた・・・。
そろそろ秋の俳句を詠もうかと思う。
ただし、あまりに暑すぎて秋を感じられないのである。



     荒 野人