エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

夏帽子

2016年08月19日 | ポエム
夏帽子、美しい単語である。
帽子は一年を通じて被るけれど、夏の帽子は格別である。
何が格別かって・・・それは汗とセットでなければならない。

冬の防寒、春や秋のお洒落と違って人の匂いがする。







「夏帽子不穏なままの日ざしかな」







夏帽子をいま詠っておかなければ、秋の気配が強くなってしまう。
そんな季節感なのである。

昨日も一昨日も、厭な天気であった。
今日以降も当分、厭な天気だと予報がされている。



夏らしくない。
これもまた、温暖化に所以するのだろうか。
すっきりと晴れた、夏の日が恋しい。


  
      荒 野人