エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

水たまり

2017年11月24日 | ポエム
にはたずみ・・・である。
俳句の世界では「にはたずみ」と云う。
漢字一文字で表記できるのだけれど、このパソコンではさっと出てこない。
おそらく、標準が違う。
検索すれば出てくると思うけれど、面倒なのでやめる。
因に、今ぼくが愛用している「ポメラ」ですらさっと変換できた。



水たまりに映る世界は、逆さまだ。
だから、次元の違う世界だと錯覚してしまう。

水たまりは、鏡ではなく異次元への入口。



念ずれば、無き母にも会えるかもしれない。
会いたくなると、ぼくは星空を見上げる。

ぼくが勝手に決めた「母の星」があるからである。







「深落葉その下にあるにはたずみ」







次元が違うと云う事は、溜まらなくロマンでもある。
じっと、いつまでも眺めていたいのだけれど・・・。
「変なおじいさん!」と見られてしまいそうで、少し日和ってしまう。

齢を重ねてしまったら、もう人目は気にしなくてよいのだと思うけれど。
男の子の性分が何処かに残っていて、恰好をつけてしまう。



居住まい、どころではないよね!
にはたずみ・・・美しい語感である。

今日は句会の日。
主宰の手ほどきを頂ける、月一回の貴重な日である。


     荒 野人


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