エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

蝋梅讃歌・・・俳句10句

2012年01月10日 | ポエム
時は今・・・雨は下たっていなかった。
晴天の下で蝋梅を鑑賞したのである。

今はまだまだ満開ではないけれど、丁度見頃であることは言をまたない。
枯れ始めの茶色の花弁は見当たらない。
美しいままの蕾であり、花である。



田舎ではこんな造り物に出会える。
「どんどんやき」の竹塔である。
下部の山は杉である。

それぞれ特徴がある造り物となっている。
ここは高崎市であるから、ダルマが竹の中ごろに加えられている。

「どんどんやき」は、1月15日である。




いまは、ほぼ4分咲きくらいだろうか・・・。






      蝋梅や花の蜜には人の世の        野 人
      蝋梅や黄色き花を重ねおる
      蝋梅や花重ねても閑かなり
      青空に蝋梅映える一日かな
      空に咲き次々咲けり蝋梅花
      蝋梅は次々に咲く途絶えずに
      蝋梅はあえかな花と知りつつも
      春まだ来蝋梅は知らず咲き初めり
      蝋梅に視線絡めり時流る
      やわらかに陽を透かしおる蝋梅花






蝋梅は青空にこそ良く似合うのである。
そこはかとなく漂う匂いは、梔子のような甘さである。

10句を続けて詠んだ。

蝋梅は、儚さを漂わせる。
だがしかし、美しく匂い立つ女性と共に観るべきであると付言しておこう。




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 荒野人



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4 コメント

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高崎のだるま (MIKO)
2012-01-10 21:28:59
「どんど焼き」の光景は良いものですね。うちの近くでも見られますよ!

高崎のだるまは天明の大飢饉で貧窮した養蚕農家が副業として作ったのが始まりと聞きます。

その後、横浜開港により輸出向け生糸の生産地と港が直接に結ばれたとき、生糸の良い「仕上がり」とだるまの「起き上がり」をかけて、輸出促進、国家繁栄の縁起ダルマとして生産が盛んになったということを以前学びました。

東京の中心を通らず直に港と結ばれたために、深大寺も同様にして縁起ダルマで有名になったと聞きます。

こうゆうことを考えるのは実に面白いです。
思い出すきっかけをくださり有難うございます!
十句について何も感想を書かなくて、偏ったコメント、というか自己満足のコメントでスミマセン!
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Unknown (Bunbunbun)
2012-01-11 06:19:36
『とんど焼き』と呼んででいましたが、三次(広島の山の中)でもやっていました。
この蝋梅、高崎のどこかでしょうか?
埼玉県の秩父、宝登山の蝋梅も有名です。
これは、『連歌』ならぬ、『連句』とでも言うものなのでしょうか?
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MIKOさんへ! (荒野人)
2012-01-11 09:34:54
自己満足のコメントなんて思いませんよ。
そもそもブログ自体が、自分の充足ですから。
同時に自己資本の蓄積であります。

MIKOさんのこうしたコメントは楽しいものです。

俳句は、それこそ自己満足です。
感想は不要です。
もしも、本当にMIKOさんの琴線に触れる句があった時、感想を下されば幸いです。

寒の入りを越え、寒さが募ります。
MIKOさんの目的達成のため、ご自愛下さいね。
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Bunbunbunさんへ! (荒野人)
2012-01-11 09:41:46
はい群馬県安中市の「ろうばいの郷」です。
松井田妙義ICで降り、40分位で着きます。

見事でした。
駐車場は無料、入場料金は200円でした。

妙義山のトゲトゲした山を見上げつつ蝋梅を楽しみました。

個の俳句は、興の赴くままに創りました。
連句などというものではなく、単なる一人連想であります。
連句などとは、僭越ですから。
俳句作りを初めて、まだ4カ月余。
これからです。

Bunbunbunさんの言われる秩父にも出かけてみます。
情報をいつもありがとうございます。
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