エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

枯蓮

2018年01月12日 | ポエム
上野不忍池、である。
四季折々楽しい池だ。

敗荷のとき・・・蓮花が満開のとき・・・。
そしていま、枯蓮が池の全面を覆うとき。



ぼくは、二日続けてこの池の周りを散策した。
一度は、東照宮の牡丹苑。
もう一度は、アンデス展。



かつて句友と吟行をした。
その時は、敗荷。
子規球場を回って、句会に・・・。

ついでに、ドンレミのアウトレットで洋菓子を買い求めたものだった。







「枯蓮の花托沈みて水清む」







上野が海に近いとは思わないけれど、海猫が飛来している。



不忍池の点描となっている。
なんとも不思議である。



だがしかし、彼らは啼かない。
遠慮しているのだろうか。

蓮の花托が枯れて池に落ち込んでいる。
花托が、水を清めているのだろうか。
池の水底までくっきりと、見える。


     荒 野人


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