エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

チェ・ゲバラ

2009年07月23日 | 日記
また再びゲバラを論じたい。

「チェ」はアルゼンチンのスペイン語で「やぁ」という砕けた挨拶
「やぁ!ゲバラ!」と親愛の気持が籠った呼び方である。

チェはあだ名だ。




ゲバラが守ろうとしたボリビアの少女。

ここ南米ではゲバラは今でも英雄である。
と前回に述べた。

ゲバラがデザインされた煙草もそうだし、コインもそうだ。



ゲバラの肖像はすべて、このデッサンが基本となっている。



ゲバラは文化人でもあった。
ゲバラ自身は医者でもあったのだ。

ゲバラの知性は国際的評価に耐えられる本物であった。
キューバを訪問した、サルトルやボーヴォワールとも対応した。



ゲバラがその生涯を閉じたボリビアのイゲラ村でも英雄だ。
ゲバラ記念碑である。



ボリビア政府軍に捕らえられ、生命を奪われたにも関わらず、大衆の中に生きているゲバラの存在は現在に生きるぼくたちを圧倒するではないか。

コインだけではなく、紙幣にもなっているゲバラである。



ゲバラの最後の言葉が伝説的に語り継がれている。
その最期の言葉は、射殺を躊躇する兵士に向けて「落ち着け、そしてよく狙え。お前はこれから一人の人間を殺すのだ」であった!

沈着冷静であり、自らの死となんら恥ずることなく向き合えたゲバラらしい、覇気に横溢した言葉である。

その覇気に、ぼくは驚嘆する。

ゲバラが最後の瞬間を迎えたイゲラ村の校舎。



ぼくは、このゲバラの生きざまに感動する。

それは、常に自分の立ち位置に満足しない姿勢である。
キューバ、コンゴ、そしてボリビアへと自分の場を求め続けた人生だったのである。




にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                         荒野人



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
チェ、ジウ (素浪人)
2009-07-23 16:25:34
チェ、ジウも同じでござるか?
チェはウワオーかな?
どちらも良いですね。
返信する
素浪人さんへ! (荒野人)
2009-07-23 17:01:46
チェ・ジウのチェは崔です。

ゲバラはヤーのチェ。

どちらにしても、とても良い響きです。
少なくてもぼくはそう思います。

いつも読んで頂いてありがとうございます。
感謝です。
返信する
チェ、ゲバラ (素浪人)
2009-07-23 22:41:53
おしい政治家を無くしましたね。
ゲバラのこと、もっと教えてください。
お願いします。
返信する
素浪人さんへ! (荒野人)
2009-07-24 08:48:50
はい、分かりました。
いま、ぼくの友人が南米から一時帰国しております。
彼が、面白いゲバラグッズ探してきたと思いますので、記事にするつもりです。
しばらくお待ちください。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。