エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

時間について考える

2010年05月23日 | 日記
時間について考えてみたいのである。



川の流れは時間である。
その水の量が、質を決めるのである。

翻って、質が川の価値を決めることもある。
水質とも言う。
四万十川がその典型である。

清浄な水が、滞ることなく流れ行く。
ただ余りに清すぎてもいけない。

「水浄ければ魚住まず」であるのだ。



人の器は「清濁合わせ飲む」器量であると言われて久しい。

さて、時間は常に平坦になど流れていない。
時間の流れは、緩急と密度が変わるのである。



新緑の重なりは、次元を積み重ねているように見える。
重層的・多角的な重なりは奥深さを感じさせるのである。
その流れを感知できるかどうかである。
感知し、いかに行動するのかで人の器は決まるのである。

そして、ことの正否を分けるのである。



ひらめきや感動に敏感であることが、その人の分水嶺の高さと質を決めるのだとニーチェは言っているのである。

ここぞという時のないまま今に至ったぼくではあるけれど千載一偶のチャンスが来た!
と思える感性を磨いておこうと思っているのである。



矢車草が宙に浮いて咲いていた。
この花は、いつも思うのだけれど「時間をうっちゃっている!」

見事である。






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                     荒野人


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