エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

縄文遺跡を歩く

2016年07月02日 | ポエム
昨日は、中央高速を飛ばして山梨県八ヶ岳の麓に来た。
高原だけに、涼しいかと思いきやむしむしと暑い。

今朝は、朝から郭公を聴いている。
懐かしい鳴声である。



さて、儀式と云っても良かろう・・・。
中央高速を下る時には、石川PAの八王子ラーメンを食べる。
タマネギのみじん切りが大量に入っている事。

これが八王子ラーメンの特徴である。
醤油味にタマネギの甘さが相まって、美味しいのである。



ぼくは、このラーメンにたっぷりのラー油を入れる。
ジャブジャブと入れる。
ラーメンの汁が、ラー油で覆われる。

醤油味、タマネギの甘さ、加えてラー油の辛さ。
この三点セットが美味いのである。



最初は、国際的にも評価の高い土偶の多い「釈迦堂遺跡」。
縄文中期頃の遺跡である。

この土偶は、メトロポリタンにも貸し出されている。
土偶以外にも、甕などの器も多い。
釈迦堂博物館は、釈迦堂PAから歩いていける。



住居跡である。
三つの住居跡が残されている。

一見の価値あり!
である。



ここは、金生遺跡である。
知っている人だけが辿り着ける!
そんな場所である。

石を摘んだ縄文時代の人々の情念が、うらうらと湧き上がっている。
ぼくは、この遺跡が大好きである。
八ヶ岳と富士山を望む場所にある、祭祀場跡である。



このストーンサークルは、井戸尻遺跡の考古館の庭に復元されているものである。
この考古館にも、凄まじい土偶と縄文土器が陳列されている。







「くりぬいた土偶の目から山滴る」







上野写真、まるで酸素吸入マスクをかぶっているかのような土偶である。
しかも、顔が二つある。
造形としては、おどろおどろしている。

だが、裏から見ると優しい顔をしている。
まるで釈迦如来のようではないか。
腹部の穴は、きっと出産した跡のシンボルなのだろうと思う。

縄文の人々は、人と自然に優しかった。

この辺りから、長野県の安曇野にかけて地蔵様はカップルが常識になってくるのだ。



八ヶ岳の麓を歩きつつ、ぼくは昼ご飯に小淵沢駅の・・・。



この弁当を買い求めて頂いた。



念願だった「高原野際とカツ弁当」である。
カツは、チキン・カツである。
カツは三枚、高原野際たっぷり。
レタスが一杯入っている。
それにセロリ、胡瓜、コーンなどだ。

明日には帰京する。
東京は暑そうである。
東京に帰ったら、金生遺跡をたっぷりとお見せしたい。
縄文人の情念と、奔放な性を謳歌していたと思う環状列石と石積みをお見せするつもりである。

乞・ご期待!



      荒 野人


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