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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

リラ冷えの街

2017年04月30日 | ポエム
明日から、五月である。
今年の立夏は、五月五日だ。

ぼくのリュックの歳時記は、春と夏の二冊である。
昨夜は、いきなり雷が鳴り響いたけれど雨は大した事は無かった。
その雷鳴の中で、夏の歳時記を滑り込ませたのである。
自転車のサドルに、雨滴が二三粒。
遠慮がちに濡れていた。



公園の一隅に、いつも早々と咲く「ライラック」が数本ある。



何とはなしに、見に出かけたのであった。
咲いていると、ウキウキしてくる。
ワクワク感が横溢して、叫びたくなる。

リラ・・・そんな花である。







「リラ冷えの街でスキップ踏みにけり」







やはり咲いていた。



ひっそりだけれど、しっかりと存在感を示している。
近頃では、鉢植えではなやさんが売っている。
味気ないけれど、それでも花は可愛らしい。



ピンクの丸い玉になって咲かせる木、もある。
人は、かそけき希望を見いだすのである。

季節は夏隣。
間もなく、夏なのである。



     荒 野人



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