新仮名遣いで「おがたま」。
漢字表記では「招魂」あるいは「小賀玉」。
目立たず、楚々と咲く花である。
近頃では、街路樹として植栽される事もあるのだ。
在るのだけれど、誰も見向きもしない。
けれど、振り向いて欲しい。
開くと、花弁の縁が直ぐに黒ずんでくる。
それだけに、見た目もハキとはしない。
近付いてみて欲しい。
甘く良く熟したバナナの匂いがする。
木蓮科の花である。
おがたまの花は、晩春の季語でもある。
「をがたまの花に振り向く人の無し」
いまが、花の盛りである。
見回せば、あなたの周りに必ず咲いている。
青い雄蕊が印象的な花、である。
招魂の花、である。
荒 野人
漢字表記では「招魂」あるいは「小賀玉」。
目立たず、楚々と咲く花である。
近頃では、街路樹として植栽される事もあるのだ。
在るのだけれど、誰も見向きもしない。
けれど、振り向いて欲しい。
開くと、花弁の縁が直ぐに黒ずんでくる。
それだけに、見た目もハキとはしない。
近付いてみて欲しい。
甘く良く熟したバナナの匂いがする。
木蓮科の花である。
おがたまの花は、晩春の季語でもある。
「をがたまの花に振り向く人の無し」
いまが、花の盛りである。
見回せば、あなたの周りに必ず咲いている。
青い雄蕊が印象的な花、である。
招魂の花、である。
荒 野人