エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

お地蔵さまや石碑が語り出すとき

2010年10月27日 | 日記
小河内ダムの下、奥多摩湖(小河内貯水池)の湖底に埋もれたお地蔵さまや石碑はいつでも語っているのである。
このダム湖の水底で、悠久の時間を送っている。

流れゆく時間は、瞑想に入って久しい。



湖底にある「旧小河内村」である。



これは聖太子と刻んである。
聖徳太子は、石工たちの信仰が篤いのである。



これは供養塔である。
新道の開墾にあたっての犠牲者が祀られているのである。







徳富蘇峰の歌碑である。



富士浅間大菩薩と刻印してある。
こうした山の中に、富士山に限りなく憧れる人々がいたのである。

確かに、この奥多摩湖の地から塩山に向かうと、途中下り坂になった地で富士山が綺麗に見える。
富士山のお姿に涙したのであろう。





六地蔵である。
道の安全を祈る道祖神である。

苔むしているけれど、みんな美しいお姿で鎮座ましましている。
ほっとするお姿である。






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                     荒野人


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1 コメント

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はじめまして。 (nami)
2010-10-27 17:05:05
奥多摩湖、小河内ダム、良く知っていますよ。
私もS21年生れの団塊始めの者です。
今は出身地の神奈川に住んでいますが、やはり近くの宮ヶ瀬湖の工事を夫が若い頃にやって犠牲者もかなり出たそうです。
しかし小河内ダムもその工事によって東京の水源になっているので有り難い事ですね。
宮ヶ瀬湖に行くたびにの犠牲者には申し訳ないと思います。
相模原市は政令都市になって同じ市内に有り、車で30分位で行けます。

昨日は奥多摩までドライブに行こうかなと思いルート地図を見ていました。
中学時代にキャンプに行った事が有り、桧原村も懐かしく、現在鬱病ですが車だけは大丈夫、運転出来るんです。
大分体調も良くなってもう少しかなと思っています。
懐かしい写真を有難うございました。
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