日曜日、福岡に行ってきた。
博多での用事の合間を縫って、大宰府まで。
娘の合格祈願をちょちょっと済ませ、すぐ天神へ。
夕方、後輩と飯を食う約束。
待ち合わせは17:30
雪の降りしきる天神、夕暮れの中、公園でタバコを取り出す。
一人で人ごみを歩くと孤独感が襲ってくる。
若いころも同じことを考えながら天神地下街を歩いていた。
『人ごみの中は寂しい』
後輩との待ち合わせはルイビトンの入り口の前。
「せんぱーい、まさか寒いのに外で待ってたなんて」
貧乏性の私は、ルイビトンの入り口の前って言われたら、
見つけやすいように、入り口【前】で待ってしまうのだった。
後輩との飲み会は楽しくて、ついつい『うわ、もう帰らねば』
寂しい夕暮れの公園で、ふと口ずさんだ歌。
あの娘乗せた翼夜空へ消えてく
空港の駐車場もう人影もない
“行くな”と引き止めれば
今頃二人高速を都心へと
走っていたはず
失くしたものが
あまりに大きすぎて
痛みを感じることさえも
出来ないままさ
ひとりぼっちのクリスマス・イブ
凍えそうなサイレント・ナイト
二人で生きてきた
都会の灯りが遠ざかる
降り出したみぞれまじりの
雨が雪に変ってゆく
誰もみんな愛する人の
待つ場所へと帰ってゆく
ポケットの中あの娘に
贈ろうとしたGolden Ring
今でも手のひらに握りしめたまま
博多での用事の合間を縫って、大宰府まで。
娘の合格祈願をちょちょっと済ませ、すぐ天神へ。
夕方、後輩と飯を食う約束。
待ち合わせは17:30
雪の降りしきる天神、夕暮れの中、公園でタバコを取り出す。

若いころも同じことを考えながら天神地下街を歩いていた。
『人ごみの中は寂しい』
後輩との待ち合わせはルイビトンの入り口の前。
「せんぱーい、まさか寒いのに外で待ってたなんて」
貧乏性の私は、ルイビトンの入り口の前って言われたら、
見つけやすいように、入り口【前】で待ってしまうのだった。
後輩との飲み会は楽しくて、ついつい『うわ、もう帰らねば』

あの娘乗せた翼夜空へ消えてく
空港の駐車場もう人影もない
“行くな”と引き止めれば
今頃二人高速を都心へと
走っていたはず
失くしたものが
あまりに大きすぎて
痛みを感じることさえも
出来ないままさ
ひとりぼっちのクリスマス・イブ
凍えそうなサイレント・ナイト
二人で生きてきた
都会の灯りが遠ざかる
降り出したみぞれまじりの
雨が雪に変ってゆく
誰もみんな愛する人の
待つ場所へと帰ってゆく
ポケットの中あの娘に
贈ろうとしたGolden Ring
今でも手のひらに握りしめたまま