【9/1】ここまで長かったが、やっと「示談の日」である。
嬉々として、『今日は祝杯だ~』と弁護士会へ向かう。
すでに審査委員3名の弁護士も相手JA共済も揃っていた。
弁:さて、被害者から示談の方法は問わないとのことなので、弁護士会の示談書を用意しましたが、これでいいですね。
JA:その前に、人身の裁判所基準額は他との公平性から自賠責基準でしか認めません。物損の110万は仕方がない、認めるということで。
弁:「はぁ?」今日の示談は受け入れられないということでしょうか?(じゃぁ今日は何のために出てきたんだよ 呆!)
準備された【示談書】が弁護士の手の中でパサパサ音を立てる。
もう笑うしかない状況である。頭がクラクラする。
『どうでもいいけど、今日何しに来たんだコイツ等。頭腐っとんのか?』
『持ち帰って、示談に異議がないということだから出席したんだろが』
『示談できないなら集まる必要もなかったのに、バカが』
『大体、弁護士相手に弁護士基準の計算額を平気で無視するなんて』
弁:(イライラしながら)まぁ、人身と物損を別々に示談することもできますから。せっかくここまで時間をかけたんですから物損だけでも示談したほうがいいと思いますが、いかがですか。
JA:物損は示談してもかまいません。ただ、査定協会の証明費用7350円は出せません。
弁:(苦笑^^;)あのぉ、前回の審査会で申したとおり認めるべき費用なんですがね。
JA:今まで認めたことがないので、物損事故担当者に確認しないと返事できません。(じゃぁ、オメエは何のためにここにいるんだよ!今すぐ確認しろよ)
弁:では被害者の方はどうですか?JA共済は認めないということのようなので、110万に対して7000円をどうしても必要だということであれば物損も示談できなくなります。評価損も受け入れていただいたようですし・・・
元々この弁護士は最初の相談で保険屋寄りの見解だった。
私:正当な必要経費だと思っています。(バカにすんな、こっちは折れんぞ)
(続く発言があると思ったのか、白々しい間の抜けた時間が過ぎた・・・)
弁:まぁ、必要経費ですがねぇ。金額の大小じゃないんですが、110万の7000円。
私:ええ、金額の大小ではないです。(言い放つ!)
弁:前回の審査意見には証明費用の取り扱いを考慮していませんでした。何なら今からこのことについて審査会の意見を決定して、それで判断してもらうということができますか?
私:もちろんいいですよ。審査お願いします。
別室での密談(審査委員会^^;)の後、3名の弁護士が戻ってきた。
弁:審査の結果・・・証明書費用は認めるという結論になりました。
(当然だ。評価損を認めて、それを証明する費用を認めないはずがない)
JA:認められるんですか。そんなもの今まで認めたことないです。
(・・・コイツ、やっぱりバカだ!)
弁:「今回に限っては」認められるということでご理解ください。
(この弁護士、やはり保険屋寄りに偏っているなぁ)
JA:今回に限って・・・認められるということですね。仕方ないかなぁ。とにかく今日は決めることができません。
(頭大丈夫か?普通に怪我の診断書費用を認めるのと同じだろが)
弁:で、やはり示談できないということですよね。
私:当然です。(何かおかしくないか?俺に言うことか?)
弁:では後日【審査の評決文書】を双方にお送りします。それで今回の案件は全て終わりということになります。
私:は?【日弁連の審査にJA共済は従う約束】ではないのでしょうか?
従わないこともあるのでしょうか?
弁:お約束として【審査意見を尊重する】となっています。日弁連が審査意見を強制執行することはできません。紳士協定だから【尊重】はされるハズです。
JA:【尊重】はします。尊重した結果、認めるかどうかはここで約束できません。
バカバカしい。これ以上、意味不明な話されたらかなわん。
私:【評決文書】が届いたらすぐに次の行動に移ってもいいですよね。
弁:一応、評決までは裁判はやめてください。そういう規約になっていますので。
私:もちろん届くまではしませんが、いつになるのですか?
弁:今月末までですね。(おいおい、また1ヶ月待つのか^^;)
【評決書を握り締めて新たな戦いが待ち遠しい】