酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

荒木真樹彦ライブ

2012-09-23 20:37:44 | のほほん日記系
『うーん、誰と行こうか』

コンサートのチケット2枚。
誰と行こうか悩んでいたのである。

同窓会ネタで申し訳ないが、ミュージシャン〔荒木真樹彦〕は立派な同級生。
それも3年の時には一緒のクラスだった。
先日の同窓会には残念ながら来なかったが、ビデオメッセージを送ってくれた。
それが、今度は土曜日に久々の佐賀ライブだそうな。
『帰ってくるんなら行かにゃーな』
で、2枚チケットを手に入れたのだが、さて困った。

[資料映像です(^^;)HPから勝手にかっぱらってゴメン→荒木]

ずっと前、ちょうど真樹彦がANAのコマーシャルに名前が出てた頃、CDを2枚買った。
『あいつ頑張ってんだから、俺らが買ってやらんといけんだろ』
今ネット上で検索してみても、荒木真樹彦は多くの一流ミュージシャンから高く評価されている。
確かにすごい音楽なのだが・・・
『昔からこいつの音楽は難しいんだよなぁ』
若いね~ちゃんとでも行こうと思ったが、私自身が難しいと思う音楽のコンサートに誰を連れて行けばいいのかわからない。
いろいろ考えたが、これを楽しんでくれそうな音楽好きは・・・
仕方がないのでウチの嫁さんと行ってきた。

ライブはナカナカの盛況だった。
ワンドリンク付きなのに1杯では足りないのでビールをおかわりする。
音楽といえば、嫁さんは「すごい、すごいやん」
ノリノリで楽しんでいた。
私は相変わらずよくわからん音楽で「マニアックすぎるやろぉ」と正直な感想。
それより、久しぶりに元気そうな荒木に会えたことに感動。

その後、同級生たちは打ち上げに流れて行くとのこと。
さすがに嫁さんを放置するわけにもいかず、みんなと別れ居酒屋へ向かった。
夫婦2人で散々飲んで、タクシーで帰る途中、打ち上げ会場のはずの〔KOROYA〕に明かりがあった。
『まだやってるみたいねぇ』
そう言いながら通り過ぎようとした交差点の横で〔荒木1号〕がタバコ吸っていた。
(注:クラスに真樹彦とは別の荒木Nがおり、荒木1号2号を形成、ちなみにV3はいない(^^ゞ)
「あ、Nちゃんだ・・・ちょっと寄ってきたら」
『そうね、ちょっと行ってくる』
タクシーを飛び降り、宴もタケナワの打ち上げ会場へ入った。

昔からモテてた奴は、いつになっても人気者だった。
同級生のオバちゃん達も、高校時代に戻ったかのように目をキラキラさせてた。
真樹彦の隣に座って『すまんね、うるさかったのウチの嫁さん』
「うん、なんか半音使いがどうのって」
そうなのである。
真樹彦サウンドを気に入った嫁さんは、ライブの帰り際にプロ相手に「半音使いが素晴らしかった」と熱弁ふるっていたのだった。
まぁ、同級生ということで数々の失礼はゴメンしてね。マキヒコ君。

楠の青葉を吹き鳴らし・・・

2012-09-17 20:25:28 | のほほん日記系
連休土日は同窓会だった。
我が高校は卒業後30周年に大同窓会を開催する歴史がある。
佐賀に残った有志が、昨年12月から準備してくれたもの。
友人のA木からは、土曜日の〔前夜祭〕の受付を頼まれている。
『へいへい、何でも手伝います』
本当なら準備にも参加したかったのだが、気分が乗らなくてサボってた。
最後くらいは何か手伝わないと申し訳ない。
受付の手順はスペシャルに考えられたもの。
卒業写真入りのクラス別名札と、席クジ、名簿渡して会計。。。
明日来れない人には明日のパンフレット等々。
イレギュラー参加者にも失礼のないように対応できる素晴らしいものだった。
〔さすがN高卒、何をさせてもその出来の良さに感心する〕
受付部隊は友人G川とI村。
会社では既に管理職のエリートだが、イベントものは苦手の様子。
懐かしい顔が続々到着すると、あちこちで近況報告が始まる。
『おーぃ、つもる話はアトアト、受付してくれーぃ』
私はいつものイベントをこなすように、取り仕切ってサクサク流していった。
まぁ、同じ中学出身の女子に向かって、
『おーー?お前なんしよるん?』
「お前って言うなー!」
なんてハプニングもあったが
【前夜祭参加者87人、2次会12時までで退散した】

さて、日曜日の同窓会本番。
おごそかに、式典が開始された。
「さて、今年も残すところ3か月半となりました。」
「ゆく年、来る年・・・」
会場大爆笑である。

司会は、おそらく誰もが知っている某国営放送U山くん。
勝手にユーモア交えてしゃべるが、さすが超一流の正統派アナウンサーである。
すごいの一言に尽きる。


伝統のストーム。
委員長のH富が一発かます。
「男性は30年ぶり、女性は初めてのストーム・・・、そこら辺は火が燃えとるけん通ったら焼け死んじゃー」
そう、女人禁制のファイヤーストームが母校では続いている。

高校の時、学業不良の私は目立たない生徒だったと自覚していた。
部活はしたし、友人ともいろいろ遊んだが、特定の派閥に属せず図書館が好きだった私はモテナイ君だった。
30年ぶりの同窓会・・・
正直ちょっと億劫だった。
みんな何してるのか気にもなるが、自分のことを覚えていてくれる人がどのくらいいるのか。
近い奴らはいつでも会うし、今さらなぁ。

しかし、それは大間違いだった。
160人の参加者のうち、文系女子は知らない人も多かったが、1年生で同じクラスだった女子は一発で思い出してくれた。
〔ちなみに1年だけ混合クラス、2年男クラ、3年女子4名
男はほんの一部を除きほとんどが声をかけてくれる。
こっちが思い出すのに苦労して申し訳ないことも。
『うわー、俺意外と友達多かったんだぁ』
2次会にほとんど流れ、100名をはるかに超え、ディスコ(死語^^;)状態。

ワイワイガヤガヤの楽しい時間。
昔のことより今の近況報告が多いのは、みんな今を楽しく生きているからだろう。
と、舞台でアナウンスがあり、突然始まる黙とう。
高校2年の時、突然自分で命を絶ったN川くんを忘れないでくれという友人からの一言。
当時強烈な印象で、私は覚えていたが「そんなこともあったなぁ」という声が多かった。
受験戦争で戦死した幼馴染のI、予備校で宙ぶらりんの掴みどころのない生活を一緒に過ごしたKも最近死んだと知った。
スポーツマンでサッカー部だったNも病気で他界したとのこと。

この同窓会、夢のように楽しかった2日間。
本当にみんなに会えてよかった。
同窓会の責任者をしてくれたM田が最初の打ち合わせ会で言った言葉。
 同窓会にこれる人はたぶん幸せな人生なんだと思う。
 なるべくたくさんの人を誘って欲しいが、無理強いはしないで欲しい。
 本当はみんなに会いたいと思っても、来れない人もいることを忘れてはいけない。
 それだけは気にかけてくれ。

高校時代はよくわからなかったが、実はいい奴らがたくさん周りにいたんだなと思える素晴らしい同窓会でした。
準備をしてくれた、また遠くから来てくれた仲間たちに乾杯!


ちょっとでも時間があれば釣り

2012-09-12 22:23:32 | のほほん日記系
今日は用事があるので1時間早く帰った。
実家に行ってチョチョッと済ませると、時刻は18:30
『釣りにでも行くか』
この間のウナギに味をしめ、2匹目のドジョウを狙う。
(もしドジョウが釣れたら嬉しくないだろうな、きっと)
で、夕日を見ながら煙草を燻らせる。
風も穏やかで気持ちいい夕暮れ。

この後、暗くなるまで釣ったが、そうそうウナギがいるはずもなくグチ30cm1匹だけ持って帰った。
グチの煮付けは娘の好物だ。


よよよ流ウナギのさばき方

2012-09-09 17:07:41 | のほほん日記系
昨夜、帰ってきた嫁さんと娘に水槽を披露。
嫁「ギャー!何これ?鳥肌が立った」
娘「うわっ、キモ!」
『あんた達がウナギ好きだから持って帰ったのに。カバヤキ食べてよ』
「イヤーッ、ムリムリムリムリ・・・」
なんだかなぁ、あれだけウナギウナギ言ってたのにさ。

口から釣り糸出したまま、ウナギは今日も元気に泳いでいる。
釣ったウナギは針を飲み込んでいるから、釣り針を外そうとすればすぐに死んでしまうため、ウナギ釣りは糸から切ることが定説。
今回はある考えで長めの糸を残しているのだ。

さて、この1週間放置するわけにもいかないので、調理を開始するとしよう。
牛が怖い人でもステーキを喜んで喰うように、目の前のヘビみたいなウナギもカバヤキになったら平気で食うんだろう。

〔準備〕
カッターナイフの刃を洗う。

さばくのに手ごろなのはカッターナイフ。
それも新品の刃じゃないと脂ですぐ切れなくなるから注意。

さて、ウナギを水槽から取り出す。
釣り糸を割りばしで掴めば、ウナギが釣れるという仕組みだ。
(このために長い糸を残したのだ
ところが・・・

ウナギの生命力おそるべし、糸を引っ張ったら針を吐きだした。
その後が悲惨。
ウナギを水槽からタオルで掴んで出したが、ヌルリと滑って床に落としてしまい、大格闘する羽目になった。

さて、ウナギをさばくには木の板に釘で止めるのが王道だ。
しかしウチには木のまな板も丁度いい釘もない。
〔物がなかったら、頭を使って知識で乗り越えろ〕
これが私のモットーである。
ウナギやアナゴのヌルヌルはたんぱく質である。
(粘液や血液は毒があり、目に入ったりすると危険)
たんぱく凝固の方法はいくつかあり、熱・酸・アルコールが有力候補だ。
つまり、「熱湯をかける」「酢につける」「アルコールを噴霧する」
今回は「魔法の薬:熱湯をかける」を選択。

実は、ボウルにザルをかぶせ、上からヤカンで熱湯をかけたのだが・・・
大失敗。
ウナギが暴れて、熱湯大噴火状態。
熱いの、飛び散るの・・・
ウナギ侮りがたし。
でも、表面のヌルヌル粘液は卵の白身のように固まって、ウナギ自身も弱っておとなしくなった。
キッチンペーパーで白いものを拭き取ると、全くヌルヌルしないウナギの出来上がり。
これで板に打ちつけなくても普通にさばけるようになる。
消毒用エタノールを振りかけ、冷凍庫で仮死状態にする方法でも、同じようにヌルヌルが取れ暴れないでさばけるのだ。

カッターでウナギのエラの後ろを切り、背骨に沿って開いていく。


素人だからこんなもんだけど、頭までおろした状態。


適当に切り、串を打って冷蔵庫へ。

嫁さんの帰りを待つ。
『ウナギさばいたからカバヤキのタレ買ってきて』
「ウナギのタレってあったけど、埃かぶってた。誰も買う人いないんやろね」

まずは関東風に蒸す。(酒蒸し)
関西風は蒸さないで、そのまま焼くが、ひっくり返しがハンパないのだ。

タレは、濃い口ショウユ:砂糖:みりん=1:1:1
なんだ、照り焼きと同じじゃん。
で、いい匂いがして出来上がったものはこれ。

いい感じ~。

「ウマ、ウマ、ウマ・・・ちょー旨い」
『そんなに旨い?』
「こないだの本庄うなぎより、ちょー旨い」
『そりゃ間違いなく天然物だしねぇ』

「もったいないから、2きれ明日に残しとこう」
『セコッ!』
ウチの嫁さんは食い物に貪欲だった。


でも、おりゃウナギ嫌いだからタレご飯にしてね。(-。-)y-゜゜゜

うれしいエモノ

2012-09-08 13:52:19 | のほほん日記系
今日は土曜日。
パチンコで蓄えたものもすっかり無くなり、山に行こうと決心したら天気予報は
ゴロゴロ過ごすとデブに拍車がかかるので、朝から動くことにした。
今年の夏シーズン初のスズキ狙い。

近場の筑後川。
満潮は12時ごろだから9時に釣り開始。
もちろん釣れる気はしない
いい風の中、ボーッとタバコをくわえ、竿を眺めているだけ。

しばらくして・・・
「ガツン!ガラガラ!」
竿先が大きくしなり、引きずられていく。
あ、あ、あ、あ、あ
あわてて駆け寄り、リールを巻くと「ゴゴゴゴゴ・・・」
『おっしゃ、ちょー重い』
ドラグがジージー音を立て、時々魚が狂ったように暴れる。
〔バシャ!ブチ!〕
近くに寄せた途端、手ごたえが急に軽くなった。
なんと、切れ防止付き3号のハリスが切られた。
『あーーー、めったにこないスズキだったのにー』
逃がした魚はデカかった。
(推定90cm・・・ウソ姿は見れなかった)

2度と釣れる気がしないので、投げ竿は放置して今日のオカズ確保。

エビちゃん。小っさーー。
もうシーズン終わりなのでポツポツしか釣れない。

『およ、竿が曲がってる』
ここ筑後川は流れが強烈で、流木やゴミに引っかかると竿ごと持っていかれるくらいだ。
また何かに引っかかったに違いない。

はたして、引っかかっていたものは・・・


???
熱帯魚がいなくなって2年間、無駄に電気だけ食ってる45cm水槽に入れてみた。

天然物のウナギ60cm! デカ!
海のものをイキナリ淡水に入れたものだから、フタを跳ね飛ばすくらい暴れて、ちょっとドキドキ。
嫁さんに見せたら、さばいてカバヤキだ。
私はウナギ嫌いだけど、嫁さんは喜ぶだろう。

【今日の釣果:ウナギ60cm、グチ45cm!(実家で刺身になりました)、手長エビ10匹】