さて、謎の中国人からは「全く正しい商品に違いありません」と言われた。
(こいつカタコトじゃん)
問題の偽造Windows8だが、返品する前にDVDの中身をちょっと調べてみた。
〈ウイルスちぇーっく〉
マカフィー ok
ウイルスバスター ok
アバスト ok
エッセンシャル ok
さすがに、ウイルスはないようだ♪
〈ファイルちぇーっく!〉
正規ダウンロード版と比べたが、ファイル名やフォルダは全く同じ。
『うーむ、杞憂だったか』
しかし、期待は裏切らない中華!
『おりょ、ルートのファイルサイズが違うものがあるぞ?』
結局、ブート関連ファイルいくつかと、圧縮ファイルのいくつかのサイズが大きいのだ。
パソコンのOSに「プログラム」として何か仕込まれたら、それこそ正規な動作だから後で発見しようがない。
特にブート時のファイルが怪しいなんて危険すぎる。
中国製や韓国製のパソコンやスマホが、ハードウェアに盗聴機能を仕組んでたことはあまりに有名だ。
アメリカでは公用PCに中華レノボ製品を導入することを禁じているし、samsungのスマホには機械的に外部操作の穴が開けられている。
それでも安いから動けばいい、って乞食な方はアチラの国にクレジットカードのパスワードでも垂れ流しまくってくらはい。
Windows XPのサポートが打ち切られて2か月。
別にXPで何の支障もないのだけれど・・・
『パソコンほしいけど怒られるしなぁ』
いつも使う3台(多すぎやろ(^^♪)のうち、2台はWindows7Ultimateにしてるのだが。
いかんせん、PentiumMの頭1個メモリー不足ではちと重たい。
だから私のメインパソコンは10年前のXPパソコンだ。
使っているWindows7は出た当初にキャンペーンで17000円のアップグレード版だ。
Windows8も出た当初に4000円程度でキャンペーンやってたのだが、買うのを忘れてた。
嫁さんのPCのWin8も、評判よりも使えると感じていた。
『こんな時はヤフオクだぃ』
何でもあるヤフオク。
ちゃちゃっとWindows8proとOffice2013proを落札した。
両方とも約3000円、これだから普通に買ってられない。
・・・届いたものは
んー、いい感じぃ。やっぱ最新のはいいねぇ。
ん???何か変!
Windows8もOfficeもどう見ても海賊版だった。
『騙された~!ふざけんな!』
相手はもちろんカタコトの中国人らしき出品者。
『ゴラァァ、金返せ!』
毎日毎日クレームを書き込み、相手のオークションを邪魔する。
1週間後、両方の出品者から「全額返金」と返事が来た。
人を騙すなんてゆるせん(というか、半分は疑ってたが(^_-)-☆)
『送料と振込手数料も込みでないと警察に持っていくぞ!』
メールごとにさんざん脅し、完璧に被害額ゼロとなった。
その間、相手は
「出品は代理だから知らない」だとか、
「新しい認証コードを送る」だとか、
「ほかに欲しいソフトを送る」だとか、
挙句の果てに「住所が間違っていたので新しい住所に送り返せ」だと。
(当初の住所と梱包の住所と新しい住所・・・何から何までウソまみれである)
しかし、金が戻っただけで満足する私ではない。
『返品はクロネコの着払いで送る。差出人を警察署とするので受取拒否できるならやってみぃ』
と、相手に最低でも宅急便代金を「損」させる作戦。
凶悪中国人に少しは痛い目をみせないと、日本人じゃない。
【私が不審な死をとげたら、「中国人とトラブってたようです」って警察に届けてね】
ちなみに、怪しいヤフオクだけではなく、Amazonでも楽天でも、秋葉原の店頭でも、ほとんど「中華製海賊版」が出回ってて、今や正規品は本家マイクロソフトか大手ショップで店頭でないと買えない。
「そんなバカな」と思うかもしれないが、試しにAmazonの評価を見てみるといい。
ほとんど「よかった」と書いてあるが、それは気づいていないだけ。
中に「これは偽造品では?」と書いている人がいるのである。
以下、皆さんが引っかからないように、今回送られた「偽造品」の写真を載せておく。
パッケージは全く本物そっくり
外側のシールなんかも、ちょっと前の偽造品のような雑さはない。
これじゃ、外から判断することは不可能である。
DVDもDVD-Rに焼いたもんじゃない、ちゃんとプレスしたROMである。
一見、全く正常に見える。
プロダクトキーも載せるが、どうせ認証しなかったので勝手に使ってくらはい。(^◇^)
海賊版で決定的なのは、このホログラム。
本物はDVDのプラスチック内にあるのに対し、偽造品はシール。
しかし、結構精巧に作られてるので、爪でガリガリしてやっとはがれた。
本物と決定的に違うところは、内周のバーコード様ホログラムないのと、外周のホログラムがない。
今回は3000円なる「いかにも怪しい」金額だったが、Amazonなどでは「本物よりちょっとだけ安い」くらいで売られてる。
絶対ひっかからないようにしましょうね。
車のドアミラーが倒れない(T_T)/~~~
もう半年くらいにはなるだろうか。
ある日、車を走らせていると「ウィーウィーウィー」と音がすることに気づいた。
『車も古くなってきたから、どっか故障したのかな』
音は明らかにモーター音だから、オートエアコンの吹出し口を調整するパタパタのモーターかと思って放置していた。
『あり?ミラーが倒れないぞ』
そう、故障していたのは左ドアミラーだった。
ミラーを折りたたむモーターのギア欠けか、接続リンクのはずれだろう。
左だけミラーが閉じない開かない、スイッチで片耳だけが閉じるという情けなさ。
それだけならいいのだが、閉じきった又は開ききったことを感知せず、走っている間中モーターが回り続けているようなのである。
『これは、うるさい 根っこからコネクタ抜いとこ』
ミラーの角度調整は普通に動いていたのだが、コネクタ引っこ抜いたので左ミラーは【手動】と化していた。
しばらくそれで平気だったのだが・・・
1●●km/hで走ると、左ミラーだけ風圧で内側に倒れてくるではないか
それが普通に走っても頻繁におこるようになり、時々赤信号で窓を開け、手を伸ばして「えぃっ」とミラーを開かないといけない。
(最近なんか、窓から棒でミラーを押すような哀れな車になっていたのである)
知らないうちに左側確認ができなくなって、危なくてしょうがない。
こりゃ、分解だ
この動き、明らかにギアが噛んでいないことにより、終点感知不能でモーターが延々動いているものと見た。
つまり、おそらくはギアの歯欠け・・・
これはいくらなんでも修理困難である。
あとは、開閉機構のワイヤーとかリンクとかの単なるハズレ。
これなら復旧可能だろう。
さてさて・・・
ミラーとっぱずして分解してみました。
ここまで取り外すのに、慣れれば10分 (慣れないと半日はかかるかな)
しかし、私の予想は大幅にはずれ、中には開閉機構のワイヤーなどありません。
モジュール化された角度調整と可倒式の動作ユニットだけ。
これはもう、可倒ユニットの不良以外にありません。
『ユニットの内部でギア欠けに決定だなこりゃ、あーぁ部品注文かなぁ・・・』
ドアミラーアッセイは5万円ほどで高い。
可倒ユニットだけ入手できてもたぶん1万円は下らない。
面白いことに、ヤフオクでは車のドアミラーは「ほぼ」右しか出ていない。
そりゃそうだ、右ミラーが壊れるには本人が死ぬ覚悟が必要でしょうからね。
案の定、愛車の左ミラーの中古出品は2件のみで16000円だと。
ま、現状でも手動ミラーなので、どうせ破壊覚悟でSTEP2へ
ユニットのふたを無理やり開けると、意外にも防水目的だろう粘着剤だけで簡単に開いた。
あの強力な力でミラーを閉じるモーターは「マブチモーター」
『ホントかよ それにしても、開閉終点を電子センサーで感知している風ではないな』
こりゃ、モーターの過負荷で【これ以上回らない】時点をコンピュータで終点感知している。
パワーウインドゥと同じ昔からの手法である。
『ということは、やっぱりギア欠けで空回りしてるからモーターが止まらないんだ』
ギア欠けなら修理不能だろうなぁ・・・
さてさて、分解はさらに進む・・・
なんと、ウォームギア割れ
『そっか、マブチモータでもギア比で強力なトルクを出してるのか、だからウォームなんだ』
単純な歯車の欠けでなくてよかった。
これなら「可能性」が出てきた。
(形成外科的手術は、工房よよよの本領である)
グリスを綺麗に洗い、なにはともあれ脱脂。
『大きなトルクがかかって、軸割れを起こしている』
つまり、接着剤でくっつける程度ではそのトルクに太刀打ちできない。
『エポキシだけじゃ無理そうだ。引き裂き強度を上げる補強をせねば・・・』
どうするかというと・・・『必殺ワイヤー埋設補強』
ホチキスの針を半田ごてで熱しながら、プラスチックのギアに「埋め込んで」いくのである。
見栄えはこの際、気にしない。
ギアが収まる部分に段差もなく、内側のデコボコは問題ないからだ。
割れた片側ではダメである。
トルク割れなのだから、必ず反対側がやられる。
さらに、ホチキス針の点や線で接合されたものを、エポキシ接着剤で面接合にする。
引っ張り強度はワイヤー埋め込みで確保し、さらにワイヤーのブレをエポキシで封じ込めるのである。
『まず引っ張り強度を確保し、その上でワイヤーにかかる力を面に変換させてやる』
つまり、強い力は骨だけで支えるのではなく、全体に分散させる工夫が必要なのだ。
後は、元どおり組み立てて車に取り付け1日放置・・・するつもりが、
(コネクタ挿していたので、エンジンかけた途端・・・)
【ウィーン、ガココッ!ウィ】
ちょっとビビったが、問題なく左ミラーが開く(もちろん閉じる)ようになりましたとさ。
めでたし、めでたし