しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <女預言者デボラ>

2024-10-28 | 士師記
「ラピドテの妻である女預言者デボラが、そのころイスラエルをさばいていた。彼女は、エフライムの山地のラマとベテルの間にあるデボラのなつめ椰子の木の下に座し、イスラエルの子らは、さばきを求めて彼女のところに上って来た。」(士師記4:4、5新改訳)

デボラは四人目の士師で女性である。この頃はカナン入国から150年以上過ぎ、イスラエルは現地人と妥協し、その風習にならって堕落し、霊的にはあわれな有様となっていた。▼そのようなとき、神は女性から士師を起こされた。ふがいない男に代わり、女性が士師になるとは、これだけでも人々は神の前に恥じ、悔い改めるべきであった。デボラは神の声に従い、イスラエルを圧制により苦しめていたカナン人を破ろうとして立ち上がり、兵を集めて戦うようナフタリ族のバラクに命じた。こうして優勢なカナン人との決戦が始まったが、主御自身が勝利をもたらされたので(15)、イスラエルは「カナンの王ヤビンを滅ぼすに至った」(24)。▼男女を問わず、神の声を聞いて立ち上がる者は幸いである。