To Bonnie in Melbourne.
The Magic Hour in the city where you've once lived in.
電車を降りて高架をあがると窓がまっかに燃えていました。
「火事か」と一瞬思ったほどの赤い炎だったのに、窓から見えたのは、実に美しいコバルト色の夕空でした。あまりにみごとだったので、若者たちは習慣になっているのでしょう、携帯カメラを手に何回かシャッターを押すと順番に手際よく立ち去っていきました。
なんと素敵な瞬間の共有でしょう。
それで、見とれていた私はおもむろに携帯を取り出し、何度もシャッターを押しました。カメラだと思っていたらビデオで録画されていたので画像をアップするのに時間がかかってしまいました。それでもこのブログをメルボルンの若い友人に送ることができます。いつかあなたの住んでいた町の、美しい夕空を、忙しかったあなたは見ることができたでしょうか・・・。