大人のための映画歓迎、上質なラブ・コメディ・・・です☆ハリウッド映画はアクション・ヒーローものが大宣伝されますが、ドライで洒落たユーモアに満ちた、大人のための“Fairy Tale”です。150分という時間も長いと感じさせないストーリー展開、素敵な台詞とシーンがちりばめられています。
40歳を超えた4人の女性たちの日常は、セレブなニューヨーカーとして街を闊歩する現実離れした姿なのに、女性として、妻として、母として生活のはざまで心が揺れる姿を4人の友情とともに描いて、観客を共感の渦に引き込んでしまいます。
Dream Girls で熱演したJennifer Hudson がCarrie(Sarah.J.Parker) のアシスタントのLouiseを好演しています。
自分を裏切らない生き方とおしゃれは、世代を超えた、女性たちの憧れなんですね。そして辛くて苦しんでいる時も、立っている位置を少し変えれば違う自分が見えるよと、優しく背中を抱きしめてくれるような映画です
Data:アメリカのケーブルテレビHBOの30分ドラマ。1998.6-2004.2に94回(全⑥シーズン)放映。エミー賞7回、G.グローブ賞8回(ノミネート24回)受賞。
Michale Patrick King /director/writer/producer
Sarah Jessica Jones as Carrie Bradshaw. colimnist/producer
Kim Cattrall as Samantha Jones: owner of PR company
Kristin Davis as Charlotte York, nice wife
Cynthia Nixon as Miranda Hobbes, lawyer
Chris Noth as Mr.big, Carrie's boyfriend
*今年の東京地方は亜熱帯の様相で、夜中の1時、2時まで蝉の鳴き声が響き渡るかと思えば今晩はUFOの来襲のごとき放電状態の後、集中豪雨に見舞われました。これも地球の自分を守ろうとする自然の摂理なのでしょう。かつての神の怒りは、人間の腐敗・不道徳に対してでしたけれど、いまはその怒りも格差社会のゆがみをそのまま直撃するようになってしまっているようです。