興礼門をくぐると、手前に石の橋があり、その先に勤政門が見えます。
石の橋を「泳済橋」(ヨンジェギョ)といいます。
❉朝鮮王宮のつくりでは、川はとても大切な役割をはたしています。
川を「禁川」(クムチョン)といい、川にかかる橋を「禁川橋」(クムチョンギョ)、川に流れる水を「明堂水」(ミョンダンス)といいます。
王の住む王宮と一般人が住む外を区別する境界線の役割と、鬼が明堂水を渡って王宮に入って来れないようにする役割をはたしています。また、臣下が橋を渡るときに服装を整え、国と王、民衆について考える機会を与えるという意味もあったといいます。
川を守っている動物の石像・王宮に多くの動物像があります
❉王宮を作る時には、必ず風水地理説に基づき、「山を背にして水に臨む」(背山臨水)の地勢をつくり、名山から流れる水(明堂水)が必ず王宮の北から南へと流れるようになっています。こうして、いい山の気が王宮に流れるようにするという目的がありました。
「勤政門」その向こうに「勤政殿」が見えます
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