厨火力

わたしのお花畑~

レッツゴー・ア・ヒスタミン

2025-03-12 21:44:33 | 日々徒然
禁錮二カ月を経て無事雪山に帰ってきた義雄。次なる目的地は天元台でした。天元台ってどこぞやというと、山形県米沢市の南にあるスキー場です。磐梯山とか安達太良山が福島の北側にありますが、その裏に吾妻連峰が連なってまして、その最高峰西吾妻山の北斜面にあります。
飯豊山地の東側、内陸でそこそこ高標高北斜面と条件がそろって四暗刻みたいになっているので凄まじい積雪量になっていました。当日の積雪は驚異の770cmと数字が大きすぎてピンときませんが、一般的な二階建て家屋がすっぽり丸々埋まってしまうほどと言えばわかりますでしょうか。そんな魔所ともいえるスキー場で滑ってきました。
積雪もさることながら内陸そこそこ高標高とあって雪質はハイシーズンのそれで、エッジが気持ちよく噛むのに引っかからずズラしも容易にできるスーパー勘違いバーンになっていました。頂上リフトまでいくと寒い&ガスが濃かったので1番下のリフトを回して天元台の雪と戯れました。いやぁ米沢牛の焼肉ついでに良い体験ができたぜ。

そんなことを言っていると天罰なのか。今日(3/12)行ってきたのはおなじみブランシュたかやまです。いつもはHEADの試乗会に合わせて行くのですが、今年は骨折という罪を犯してしまったので試乗会に行けませんでした。けれど試乗会行くとにらんでシーズン前に早割券を買ってしまっていたので消費しなければと思い、はるばる長岡からエッホエッホしました。今シーズンはどこのスキー場も雪不足とは無縁で、いつも3月になると営業が厳しくなるブランシュたかやまも元気に営業していました。

土が出ていないシマシマバーン、硬く締まっています。ブランシュたかやま名物ソリッドスノーって言います。早速これを滑ってみんとて、スラロームコース出でれば、エッヂ噛むことあたわず。へっぴり腰あはれなり。ひたすらにテールガガガりければ、我ガガガSPなり。
硬い、狭い、急斜面。スノーボーダーにとって三重苦なのに来季からスノーボード解禁して大丈夫ブランシュさん?野麦峠みたいになりそう。
なので雪が緩むまで山頂でレジャースキーヤーするのだ。



PeakFinder モバイルというアプリを使って写真を撮ると、このように山の名前がわかります。レジャースキーヤー御用達アプリです。
午前中は日が出るほど天気が良かったので写真が捗りました。数年前あれはなんて山だろうと言っていた山は蓼科山でした。富士山はもこもこ雲の毛布に包まれて可愛かったです。この後調子に乗ってパノラマコースでとっ散らかりかけてまた罪を犯すところでした。天罰覿面は近い。午後になったら雨が降ってきたので即退散。来年はもっと強い板でその澄ました顔…シマした顔に傷痕刻み付けてやるとリベンジに燃えながら長和町から尻尾撒いて逃げました。絶対とっ散らかって罪を犯すよ。
レンタルショップにおそらく先月行われた試乗会で使われた試乗機が展示されてました。E.SLR、相変わらずこれでもかというスラロームシェイプしています。それでいて軽い。E-SL、手に持った時の重さとは裏腹に雪上では軽快に捌ける。お金に余裕があればどっちも買うのに。そもそも展示されていたってことは購入できるのでしょうか?KORE 93には値札が張り付けられていたので購入できそうでしたが。
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滑っちゃいました

2025-02-28 18:18:18 | 日々徒然
(自供)
年に一度の集まりだったので白馬五竜を滑っちゃいました。でも自制してゴンドラに乗らず飯森ととおみをひたすら流してました。RANGER 108Tiの走破性の高さでちょっと荒れてもラクチンなのが良かったです。人がいっぱいでしたが他の白馬谷スキー場に比べたら少ない方だったようです。栂池のスカイライナーに10分待ち列ができたってマジですか?

骨は順調に治っていってますが、もちろんバッティングセンターには行ってません。嘘です。行ってきました。左手だけバットを握っての片手打ちですが意外と当たるものです。早くWood batに復帰したいです。

来月天元台行きます。骨折からちょうど2ヶ月。春雪。現在積雪7mオーバーの魔境。子鹿になって滑ってきます。




来季のREDSTER S8iはI12ビンディングやったー。22日は戸隠で試乗会楽しみです。他の試乗会にも誘われてるけど、今シーズンで板決めたいなぁ。
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でもやっぱり滑っていたいンの

2025-01-21 22:09:05 | 日々徒然
痛いンの。筋肉って動かさないとすぐ固まって動かなくなるなと思い知らされています。グリス切れで錆びた油圧ショベルみたいに右手人差し指が動きません。骨折してからまだ2週間しか経ってないけどレントゲンの写真ではもううっすら白くなってきてるので、人体って凄いなぁと感心しきりです。スキーに行けないですがSNSで滑走動画を見ると滑った気になれます。省エネな精神燃費してます。

冬将軍を欠いた雪山は寒波が鳴りを潜めて、3月上旬並みの気温になっているため既にシャバ雪になっているところもあるとか。本当に今シーズンは12月上旬から雪がドバドバ降ってましたね。30年前だとアレが普通だったとか、ギアを持ってタイムスリップしたくなります。いやしたらしたでリフト待ち30分を味わうことになるのでやっぱりなしで。
この季節になるとアレがやってきます。そう、試乗会の季節になります。以前も書いたように僕はショートターン向け板を探しておりまして、「これで滑りたい」と思わせる一台を試乗会で見つけられたらなと参加しています。惜しいことに良いなと思う板は数台ありますが、「これで滑りたい」という板は見つかっていません。現在使用しているK2 CHARGERはまさしく「これで滑りたい」板でした。もう一台、FISCHER RC ONE 72もそう思わせる一台でした。自分の整理を兼ねてこれまでで良いと思った板を列挙してみましょう。
・HEAD WC REBELS E.SLR
大胆なサイドカーブをしていながらもHEAD RD系サードモデルとしてショートターンだけじゃなく高い汎用性を持っています。軽くしなやかなためショートターンでよくある「体がターンに追いつかず板が先行してしまう」ということがありません。身の丈に合っています。
・HEAD WCREBELS E-SL
こちらはRD系セカンドモデルです。チップガードが金属でスピードブルーがロゴに少し使われているのが見分けるポイント。FF14というゴツめなビンディングを搭載していますが、プレートがセパレートなので足元のたわみが出しやすく楽ちん。これは165cmじゃなくて160cmのほうがキレが出て楽しい。
・HEAD SUPERSHAPE e-MAGNUM
最もデモオールラウンドというカテゴリーがぴったり合うモデルで、小回り大回りコブなんでもいけちゃうやつです。もっと早く出会えていればこれを買っていました、がセンターもうちょっと細かったらなと思う板です。ただORIGINALを今買うかと言われると、それも違うなって思います。
・ATOMIC REDSTER S8i
年々自分の中で評価が上がってきています。初代はトップとテールの存在感が皆無でクルクル回るしかない板でしたが、今はしっかりしてきました。E.SLRと並んでベンチマーク板となっていますが、それを脱する何か…ちょっとした尖ったものが欲しいなと滑りながら感じてしまいます。
・SALOMON S/RACE SL 10
S/RACE SHOT SLがエッジアンプリファイアからBLADEを搭載したモデル。きれーいにたわみます。たわみを引き出す滑りが苦手で感じにくい僕でもたわんでるのがわかります。他の板だと外足が遅れるのになぜかこれだけ外足先行します。良いのか悪いのか、それもわからない。お店によってはビンディングがブルーのバージョンがあるみたいです。
・SALOMON S/MAX 10
MAGNUMと同様、もっと早く出会えていれば買っていた&センターがもうちょっと細ければ買っていた板です。実はCHARGERと同じ年に試乗していて、その時はエッジアンプリファイアSLじゃなかったので足元のエッジグリップがちょっと鈍重でした。現行ではデンソライトコアになりさらに軽量かつ高速滑走に耐える名機。ですがやっぱりフルウッドコアが良いですよね。そう、SHOT SLのエッジアンプリファイアSL版があれば間違いなくそれが今僕の乗っている板になっていたでしょう。
・Hart Circuit 70ST
66SFも乗りましたが明らかにこちらの方が合っている板だと感じました。おまけに真っ白い板なので痛板にもしやすい。懐が深いというか、オートマチック:マニュアルの度合いが絶妙でした。66SFはオートマチック:マニュアルが8:2と感じましたが、これは6:4。足を体の外に出す、板を傾ける、エッジが噛むがハマる板でした。VFプレートは良いんだけどCOMP 12がね…ちょっと嫌い。RX 12にすればいいのにね。もしくはPRD 12を付けてしまうとか。
・NORDICA DOBERMANN SLR DC FDT
「体がターンに追いつかず板が先行してしまう」であろうと思って玉砕覚悟で試乗した板でしたが、いい意味でかなり裏切られました。ビュンビュン行くのに振り落とさない不思議な感覚に戸惑いよりも楽しさが先行していました。明らかに脚前が追いついてませんが、この上にRACEプレート(ビンディングビス直付け)がある分、すそ野の広い板なんじゃないかと思っています。やはり僕にはレール式で冗長性のある板のほうが似合っています。

ここで書き連ねるとE-SLか70STかSLR DCなのですが、その中でもSLR DCがサプライズを覚えるほど良くて手が出てしまいそうですが、14万円を超える値段の高さからまだ手が出ていません。あとカーボン補強板からいきなりチタン2枚重ねの上にトリプルチーズバーガーみたいな贅沢構造の板にするのはどうよと、心の中でクローチングプルークボーゲンしています。でもSLCはカーボンだし、そもそもカタログから消えちゃった板だし。チタン1枚はあるけどSPITFIREはセンターが広かったりラディウスが大きかったり、もう僕はそういうショートターン板履くことなく終わるんだとメソメソしながら某Tナベスポーツの試乗レポートを見ていたら。
https://www.tanabesports.jp/gear/skis/newmodel_staff_testdrive_nordica/#BELLE_SL_DC_FDT
レディスモデルにありました。チタン1枚補強。それでいてサイドカーブはSLR DCと一緒。おまけにレールはFDTでしっかりしてるし、TP2 LIGHTで横バネなのに三角形のXCELLじゃない四角いビンディング。レディスモデルなのに真っ黒でシックなデザイン。デザインに左右されることなく痛板にもしやすい。勇んで楽天市場で検索したら

SLR DCと価格差5,500円しかないンの。チタン一枚抜いてるなら3万円は安くしてほしいンの。レディスの最上位モデル、中途半端な存在、サイズ展開は165cmまであれどニッチというか影の薄い存在、DOBERMANNというフラグシップネームバリューに勝てるはずがなく、ショップも在庫を持たない。
うん、これはSLR DCだわ、と思わざるを得ません。

ち な み に
最近中古という手を思いついた僕が嗅ぎまわった結果
新潟県内に20-21のDOBERMANN SLRが
ヤフオク!にPRD 12を乗せたCircuit ST Demoを発見しました。
どっちかな?どっちになるかな?

[メモ]
ATOMIC REDSTER S9i
ATOMIC REDSTER S8
NORDICA Belle SL DC
BLIZZARD FIREBIRD SRC
BLIZZARD PHOENIX SL
VOLKL RACETIGER SL
SALOMON S/RACE SL 12
DYNASTAR SPEED OMEGLASS MASTER SL KONECT
ROSSIGNOL HERO ELITE ST TI

来季のREDSTER SシリーズはX12からI12になるので楽しみです。RACETIGER SLなどに搭載されてるrMOTIONもツールフリーになるため使いやすくなりますね。
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シーズン終わっちゃったンの

2025-01-14 20:43:13 | 日々徒然
去る1月6日、野沢温泉スキー場の駐車場にて転倒。右手に持っていたスキーと地面に挟まれる形で右手の甲を骨折。強制シーズンアウトとなりました。
思えば気持ちばかり先行して体力も技術も全くなっていない状態をシーズンインから露呈し、滑走回数を重ねるたびに「危ないんじゃないか」と心の底で思うような状態でした。
悔しい。未熟な体も、抑えきれなかった心も。折角雪が多いシーズンだっただけに、棒に振ってしまいました。
骨がくっついたら、スキーに耐えうる体を手に入れなければなりません。体を鍛えるたびに腫れた右手を思い出すこととします。

やっぱりね、僕は黄色と黒の板を履くのが宿命なんですよ。
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もうシーズン始まってンの

2024-12-22 20:34:14 | 日々徒然
今日までで既に4回スキーへ赴いています。ラニーニャとまではいきませんが、寒気が日本列島に流入しやすい状態が続き早くも全コースオープンするスキー場も出てきています。
yukiyamaアプリの滑走データ画像とともにどんな感じの滑走だったか思い返してみましょう。

Hukuba47

シーズンインは去年と同じくHakuba47でした。去年はゴンドラから上の方だけの開放でしたが、今年は全コースオープン状態(五竜方面はゴンドラから上のみ)でした。前日のたっぷりとした降雪で既に山頂は積雪140cmオーバーの柔らかい圧雪。そして適度に踏み均された非圧雪。勇んでグランプリコースを大回りでかっ飛ばしたらすぐに脚が悲鳴をあげました。が、カービングスキーってやはり面白いですね。

奥志賀高原

志賀高原の最奥です。この日はパウダーデイ&テクニカルプライズ保有者からの有り難い有料級のレッスン。パウダーファーストトラックは逃したものの非圧雪のエキスパートコースというレアなシチュエーションで、荒れた雪面を飛び跳ねるのは楽しかったです。ザ・パウダースノーでしたが、リフト乗り場に書いてあった天候情報には「雪が重めなので」のちょっと信じがたい文字。え、これハイシーズンじゃないんですか?もっと凄いんですか?

白馬八方尾根

2年前、小賀坂の試乗会に参加した際はガスが酷く平衡感覚を失いスキー酔いしてしまい、下山の名木山ゲレンデにて昼食を吐瀉してしまった2重の意味で苦い思い出があります。実はHakuba47で最近Xで知り合った方とニアミスしていまして、そのリベンジも兼ねてでした。リーゼングラートをかっ飛ばすのが楽しい。けど左脚の踏ん張りが足りず右ターンが無様な状態になってました。シーズン中は課題ばかり見つかります。いったん下山した際のリーゼングラートスラロームで直滑降したので最高速度を更新しました。次は90km/h出せそうです。

妙高杉ノ原

大雪で不要不急の外出を控えるように呼びかけ=スノーヤーたちのパウダーデイです。高速道路の通行止めが怖かったので近場にしました。すさまじい降雪で、駐車場で準備している段階で自動車のルーフにどんどん雪が積もっていきました。ゴンドラに乗ってスタートした時点ですでに腰下までパウダーになっており、妙高らしい重くて踏みごたえのある新雪に突っ込んで埋まって転倒しました。あらかた踏み荒らされた非圧雪を楽しんでしたら不意にギャップを踏んでしまい、ゴーグルを膝に打ち付けてレンズを壊してしまうアクシデントに見舞われ、ほぼ裸眼で下山するという寒い思いをしました。最後泣きの一本でクリアレンズに交換して滑ったのが一番調子良かったかもしれません。


まだ12月なのに既に3回もパウダーを楽しんでいます。ただパウダーって非圧雪なのでめぐるましく変わる雪面状態に対応する力が育まれるなぁって感じながら滑ってます。昨シーズンの奥只見丸山を忘れていませんでした。
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