初代ZenのAPUとして小さな構成で作ることに適した2400Gですが、デフォルトのCPU電圧が高いのがネックです。昔からAMDは電圧を盛る傾向にありますが、今回はCPU-Z見てると1.4Vまで上昇します。さすがに高すぎです。
結論から言うと低電圧化は1/3くらい成功しました。残り2/3は今後設定を詰め直すとできるかどうかです。
まず低電圧化をするためにアプリケーションを用意します。
・Ryzen Master(クロックと電圧操作)
・CPU-Z(クロックと電圧を監視)
・OCCT(負荷テスト)
・MSI Command Center(温度監視)
こだわらなければなんでもいいのですが、CPU-Zは小数点第三位まで電圧表示してくれるので重要です。
負荷テストも好みですね。Prime95とかCHINEBENCHでもオッケー。
ここで最初の問題。電圧をRyzen Masterでいじっても変わらない。そしてデフォルトで1.45V指定されていることに恐れおののきました。なんだかんだやってると、クロックを少しでも変更してから電圧を変更することで電圧も変更することに成功。負荷状態で1.344V→1.300Vになるように調整します。AMD環境は昔から指定した電圧より負荷中の電圧が低くなることがありますが、2400Gでもそうなりました。大体指定電圧から0.03~0.05V低くなります。
次にOCCTで負荷をかけていきます。CPU OCCTでLarge Dateを10分間。電圧が低すぎるとフリーズしたりOCCTがエラーを検出してくれます。エラーが出るまで0.002Vずつ下げていき、エラーが出たら1段階ずつ上げていきます。そうしてできたのが次の図です。
1.225V指定(CPU-Zでは1.192V)でも10分間負荷を完走しましたが、マージンをとって3段階上の電圧を指定しました。それでも1.208Vなので0.136Vも削減できました。ワットチェッカーで消費電力も計り、デフォルトの97Wから84Wになり13Wも削減できました。無駄な電圧がかからなくなったのでCPUの温度も低く推移しました。
ここまでは最高クロックの電圧設定は煮詰まりました。次は他のクロックでの電圧調整、といきたいですがRyzen Masterでは3.0GHzが下限になっていてそれ以下のクロック制御はできません。困った。困ったときのMSI Command Centerで制御!と思いましたが、こちらは電圧を制御できない。困った。
困った僕はテキトーにしました。適して当たるというのが適当。もう大雑把にしたわけです。だからテキトー。この文章もテキトーになってきました。
2.4GHz 0.8875V
1.8GHz 0.75V
にしました。もうテキトー。
最後の仕上げに指定したクロックに指定した電圧で動作させるというアプリケーションK17TKを使います。K10Stat使ったことある人なら簡単に使いこなせます。
で、ここでも問題。K17TKで指定した電圧にならない!おまけにクロックが3.7GHzに張り付いて下がらない!と。
ということで今は低電圧にできていません。デフォルトの状態で動いています。問題はどこにあるか探しています。おそらくBIOSかなぁとぼんやり考えてます。
追記
BIOSいじったら動いてくれました。後日書き足します。
追記その2
読み込むコンフィグファイルをdefault.cfgに指定し、さらにBIOSのCore Performance Boostを無効に、K17TKもCPBのチェックを外したらなんとか動作しました。P0からP2stateまで動的になっています。ただし指定電圧には至らず、P0で1.256Vの状態です。これは指定電圧がたとえ1.2Vでも1.256V固定です。これ以上下げるとまた1.4Vに逆戻り。やっぱりBIOS側に問題がありそうですね。丁度Zen2対応BIOSがリリースされたので気が向いたらバージョンアップしてみようと思います。
結論から言うと低電圧化は1/3くらい成功しました。残り2/3は今後設定を詰め直すとできるかどうかです。
まず低電圧化をするためにアプリケーションを用意します。
・Ryzen Master(クロックと電圧操作)
・CPU-Z(クロックと電圧を監視)
・OCCT(負荷テスト)
・MSI Command Center(温度監視)
こだわらなければなんでもいいのですが、CPU-Zは小数点第三位まで電圧表示してくれるので重要です。
負荷テストも好みですね。Prime95とかCHINEBENCHでもオッケー。
ここで最初の問題。電圧をRyzen Masterでいじっても変わらない。そしてデフォルトで1.45V指定されていることに恐れおののきました。なんだかんだやってると、クロックを少しでも変更してから電圧を変更することで電圧も変更することに成功。負荷状態で1.344V→1.300Vになるように調整します。AMD環境は昔から指定した電圧より負荷中の電圧が低くなることがありますが、2400Gでもそうなりました。大体指定電圧から0.03~0.05V低くなります。
次にOCCTで負荷をかけていきます。CPU OCCTでLarge Dateを10分間。電圧が低すぎるとフリーズしたりOCCTがエラーを検出してくれます。エラーが出るまで0.002Vずつ下げていき、エラーが出たら1段階ずつ上げていきます。そうしてできたのが次の図です。
1.225V指定(CPU-Zでは1.192V)でも10分間負荷を完走しましたが、マージンをとって3段階上の電圧を指定しました。それでも1.208Vなので0.136Vも削減できました。ワットチェッカーで消費電力も計り、デフォルトの97Wから84Wになり13Wも削減できました。無駄な電圧がかからなくなったのでCPUの温度も低く推移しました。
ここまでは最高クロックの電圧設定は煮詰まりました。次は他のクロックでの電圧調整、といきたいですがRyzen Masterでは3.0GHzが下限になっていてそれ以下のクロック制御はできません。困った。困ったときのMSI Command Centerで制御!と思いましたが、こちらは電圧を制御できない。困った。
困った僕はテキトーにしました。適して当たるというのが適当。もう大雑把にしたわけです。だからテキトー。この文章もテキトーになってきました。
2.4GHz 0.8875V
1.8GHz 0.75V
にしました。もうテキトー。
最後の仕上げに指定したクロックに指定した電圧で動作させるというアプリケーションK17TKを使います。K10Stat使ったことある人なら簡単に使いこなせます。
で、ここでも問題。K17TKで指定した電圧にならない!おまけにクロックが3.7GHzに張り付いて下がらない!と。
ということで今は低電圧にできていません。デフォルトの状態で動いています。問題はどこにあるか探しています。おそらくBIOSかなぁとぼんやり考えてます。
追記
BIOSいじったら動いてくれました。後日書き足します。
追記その2
読み込むコンフィグファイルをdefault.cfgに指定し、さらにBIOSのCore Performance Boostを無効に、K17TKもCPBのチェックを外したらなんとか動作しました。P0からP2stateまで動的になっています。ただし指定電圧には至らず、P0で1.256Vの状態です。これは指定電圧がたとえ1.2Vでも1.256V固定です。これ以上下げるとまた1.4Vに逆戻り。やっぱりBIOS側に問題がありそうですね。丁度Zen2対応BIOSがリリースされたので気が向いたらバージョンアップしてみようと思います。