材質:シデ
長さ:84cm
重量:900g平均(実測894g)
グリップ最細:23.7mm
グリップエンド:33.5mm
ノブ厚さ:20.2mm
ノブ直径:48.0mm
(エスオー工業024番グリップ)
打感やらなんやらの簡単なレビューをしていましたが、ハンドルやら細かい数字をこの際なので測ってみました。といってもエスオー工業の024番グリップなのですが。
勘のいい方はもうお気づきかもしれませんが、BHW4FBIRVのノブを参考にして近いタイプをセレクトしてオーダーしたバットになっています。
ただし似たものであっても似て非なるものであって、やはり1ミリでも太さや厚さが違うと別物だということが分かりました。
バレルの形はどっちかというとSPBW-13やLPW12SP-RHに似たテーパー部分が長いモノです。BHW4FBIRVと比べるとまるで正反対の形をしています。
ただこのバット、失敗した部分が多いというか、ちぐはぐなバットです。
ヘッドランスなのにご覧のとおりくり抜き加工してるし、そもそもノブが小さすぎて振り抜きにはかなり難儀します。僕みたいな非力なバッターにはくり抜き加工って逆にネックになることもあると思います。ヘッドの質量が減る→インパクト時の衝撃力が減るので強い打球が飛びにくくなる。そもそもくり抜き加工ってヘッドスピード上げてボールを打つというより、捉えて持っていく「打撃を素振りの延長線にするパワーヒッター」のための加工でしょう。やっぱりね、ヘッドは切り落とし。インパクト重視。バチッって当てるのしか勝たん。
というわけで次回シデのバットを作る時はエスオー007番グリップヘッドバランス切り落としヘッドにします。むしろSPBW-13トレースでもいいかも。
031でもええぞ!
もうひとつ、手袋。木製バットを使う上で欠かせない道具。長らく使っていたCUTTERS PowerControl 2.0ですが、ハードに使っていたおかげで
ご覧の有様です。人差し指は穴が開いてからハサミで切ってしまいました。それから1年間スマフォ対応バッティンググローブとして頑張ってくれましたが、さすがにもう限界…。次の手袋を探していたら、ベースマン飯田橋店で知ったモノを楽天市場で見つけました。Spiderz Liteです。PC 2.0が重厚な類とするならこれはその名の通りかなり軽く、薄いバッティンググローブです。
本家ホームページだとLiteシリーズが見当たらないのですが、どうやら型落ちのモデルみたいですね。販売しているGRAND GROUNDにサイズチャートがあり、自分の手の大きさと照らし合わすことでどのサイズ買えばいいか分かるのはかなり親切です。実店舗で装着してみるのが一番ですが、昨今の情勢だと出かけるのも億劫ですからね。僕は中指から手首までが17.5mmなのでXSサイズを買いました。うん、ちょっと小さいかな?それでもバットを握るとぴったりします。PC 2.0は厚めでかなりゴワつきましたが、これはかなり肌感覚に近い。手首のマジックテープも細い。ただ一つ難点があるとすれば、スイングすると手が中でズレる感覚があることです。バットとバッティンググローブはラバーグリップのおかげでネチャッとくっついてるのに、中身でズレてしまう。しかしこれが良い方に作用することがあって、芯外した時かなり衝撃を逃がしてくれます。押し手の親指付け根の痛みを抑えられるのはありがたいですね。薄手なのでハンドルの細いバットを使っていて、細さをそのままにしっかりグリップしてほしい人にはいいかもしれません。独特のズレをどう判断するかはその人次第です。僕は「楽しい」と判断しました。
つい一か月前まで狙っていた特殊ノブ形状、AXEハンドル。日本名Jグリップのバット。一度豊四季ドームスタジアムでレボルタイガーを試打したことがあるのですが、感動はせずとも確かに振り抜きやすさと引手の負担の少なさは覚えています。でも今買おうとすると木製バットだと竹バットだけだし金属は買う気がないし…。「人と違うものが欲しい」っていうはぐれ精神の持ち主だとどうしてもヘンナモノが欲しくなるわけです。そこで、行きついたのが
PROXRです。Oldhickoryしか勝たん。
画像はXRNAというモデルでロッキーz...カーディナルスのノーラン・アレナドのモデルです。本人PROXR使ってたかなと動画確認しましたが使ってないようですね。
ハンドルが23mmと細くバレルの形がT141という「ハンドルの細いT141」という形。そもそもオリジナルT141のハンドルって細いんじゃないの?と思っていましたが、24mmとそんなに細くはないと。
最初OH JPのホームページでいうXRNAの隣にあるXRMA1に興味があったのですが、T141形状ということでアレナドの方に心が移りました。ごめんよストーリー。
価格は南斗驚奇拳の¥32,450と他の木の棒が3本買えてしまいます、がOH社のバットは全てMLBグレードで日本みたくアマチュア向けセカンドグレードの木材は使わないと表明しています。実際荻窪オスローのTO1は良い材質してました。値はかなり張りますが、その価値は十分あると思います。
何よりプラスチックのブーツや木の板なんかよりずっと安いわい
ただ本家OHでは$250から$199.99に値下げされてるのでOH JPも¥25,000くらいにならないかなと思ってるのは内緒
長さは83cmで重さは910g~870g(重さは買う時の気分によって決めます)。くり抜き加工無しでBFJマーク付けるためにバレルカラーはウォルナットのハンドルはナチュラルクリアラッカー。USAのバットなんだけど日本臭いバットにしようと思います。入手したら僕もヒッコリはんの仲間入りです。
もうちょっと木の棒の話は続くんじゃよ。オオタニサンじゃ。
先日行われたMLBオールスターのホームランダービー。普段ゆっくりじっくり見ることができない大谷翔平選手のバットを観察してました。最初ね、ホームランダービー用のバット使ってるのかと思いました。ア シ ッ ク ス ロ ゴ の か な り 手 前 で テ ー パ ー 部 が 終 わ っ て そ の ま ま ヘ ッ ド ま で 太 さ が 均 一 の こ ん 棒 み て ぇ な バ ッ ト だ も ん あ れ な ん だ よ あ れ こ そ 本 当 の 木 の 棒 じ ゃ ね え か よって驚愕しましたね。もっというとソフトボールのバットみたいな。そのオバケみたいな。
MLBというか外国の木製バットってテーパー部(徐々に太くなる部分)が短くバレル(打つ部分)が長いバットが主流で、なんでそんな形なのかというと芯が広いからです。芯さえ当ててしまえば自信の体力でフェンスオーバーを狙うのがアメリカンスタイル、ヒットは打ち損じでしかない。また多少の打ち損じはバットがカバーしてくれるということですね。選手個人のフィジカルがしっかりしているからこそ扱える形なので、日本ではあまり見かけない形といえます。C243,C271,I13、どれもバレルが長いバットです。M110はそれほどでもありませんけれども。
けれどもオオタニサンのバットはそれすら甘ちゃんに思えるほどの超々ロングバレルバット。オールスター後の試合を見ていても同じ形であることから、今シーズンはずっとこん棒みてぇなバットを振り回してホームランを量産していたんですね。いやぁ凄まじいパワーですよ。まさしくVR38DETTみたいな、高効率高出力だからこそなせるパフォーマンスだと改めて感服せざるを得ない。
すげぇ、一本欲しい。絶対振り回されて終わるスペックしてる
ヤンキースに移籍した500Feeter(150m飛ばしマン)のバットの話も少し。先日ヤンキー・スタジアムで移籍後初ホームランを打ったジョイ・ギャロ選手のバット。ノブの形がタイ・カッブ型というべきでしょうか、いわゆるこけし形状をしてました。150m以上飛ばすごりっごりのパワーヒッターですから極力ノブを小さくして鬼エンドローデッド(ヘッドバランス)にしてるかと思いきや、かなりスイングウェイトを軽くして振り抜きやすさ重視にしてる模様です。ギャロ選手のフィジカルからすれば振り抜ければオーバーフェンスは余裕だと、もう150m飛ばさなくてもいいということでしょうか。大事なのは飛距離より本数という考えなのかもしれませんね。鬼飛距離の選手が他に二人もいるチームに移籍したわけですし。あれ?そういえばカブスから一塁手も移籍してきませんでしたか?というかバエズもブライアントもカブスから移籍!!?どうしたの熊軍団?呪いを打ち破った2016年の栄光は捨て去り新時代にしようということなのでしょうか。どっかの球団(MLBだと当てはまる球団多すぎる問題)みたいにならなければいいのですが。