厨火力

わたしのお花畑~

Rawlings VELO BHW6FBAV

2021-04-09 23:21:03 | 日々徒然

材質:中国産青ダモ
長さ:85cm
重量:880g平均(実測902g)
グリップ最細:24.0mm
グリップエンド:35.5mm
ノブ厚さ:27.7mm
ノブ直径:52.8mm

ローリングスの2016年モデルです。材質は廉価な中国産の青ダモで、いわゆるしなって飛ばすバットです。塗装はオレンジ色にロゴはホワイト。もうこのブログ見てる方ならわかるかと思いますが、僕のオレンジとか赤褐色のバットを収集しようシリーズの一本です。



ヘッドはくり抜き無しの丸型で、先端の直径は61.5mmと細い。当時VELOと銘打たれたバットはスイングスピード重視として作り出されました。あのバーチはVELOなのに太いですが、マイナーチェンジモデルなので例外的です。これは本当に正統派VELOです。


ノブの形がちょっと特徴的で、小指の収まりがよく握りやすさ振りやすさ共に◎です。ビヨンドマックスキングと似た感触がします。よくオーダーバットでグリップエンドの数値を指定してオーダーすることもできますが、おそらくこのグリップエンドの数値で指定しても同じ形状で作られることはないでしょう。写真を送って「こんな感じで」とすれば話は変わってきますが。

中国青ダモということで国産の青ダモより安価で青ダモのバットを手に入れることができます。が、個人的にこのバットを買ったのはちょっと失敗したかなぁと思います。しなるというより当たり負ける感触が合竹バットみたいです。グリップエンドの形状だけ知識を得ました。だけ。



https://ktr.handcrafted.jp/items/42305273
「草野球専用」「飛距離を求めていくのではない」「使うほど詰まっていく」「打球感だけ追及」
こういうの好き。「本当に音だけなんだな」っていうマフラーみたいじゃないですか。あと色がね。KTRさんはオレンジ好きですよね。僕も好き。
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Rawlings VELO 110VBO

2021-04-05 20:49:36 | 日々徒然

材質:ホワイトアッシュ
長さ:83.8cm(33inch)
重量:850g
グリップ最細:23.8mm
グリップエンド:39.0mm
ノブ厚さ:20.0mm
ノブ直径:49.4mm

日本で発売されているものではなく、アメリカ本国で発売されたホワイトアッシュのバットです。形状はルイスビルスラッガーのM110を模していて、全身塗装無しの生木出し仕様のアメリカンなバットです。日本の多湿な気候だと塗装有りの方が良いようですね。



ヘッドくり抜き加工有りで重量も相まってとても振り抜きやすいです。そしてこのバットの最大の特徴は、バレル部分を骨で研磨してあること。
Bone Rubbing Wood Bats - Rawlings Baseball

ホワイトアッシュは硬い木材ですが、バッティングで何度も衝撃を受けると木目が剥がれていき最終的に反発力が低下します。その状態になるのを防ぐために骨という固い物質で擦って木目を締めるという処理が施されています。昔の人は骨ではなくてビール瓶で扱いてたそうですね。他にも火で炙って木目に焼き入れ加工するという処理を施すバットもあります。
ただしこの骨研磨加工、現在の日本の木製バットのルールでは認められていないようです。当たり前ですがBFJマークも付いていないので、このバットは公式戦では使用できません。


M110の特徴、大き目のフレアノブです。手元を大きくすることでヘッドの重さを感じさせない好バランスなモデルになっています。素直にバットが出て、振り抜きやすい。


テーパー部からバレルは大きな特徴はなく、太くも細くもない印象です。打つというより打ち返す、弾き返すという表現が似合うバットです。大きいのを狙うより内野の頭を越え左中間右中間へ速い打球を飛ばすためのバット。俗にいうシュアなバッティングができます。

850gって軽くない?と思われるかもしれませんが、昨今の木製バット事情を窺うと900g以下の物が増えてきたようです。バットの重さを利用して打ち負けないことからスイングスピードと振り抜きやすさを向上させ自分のインパクトポイントで打つという考え方になってきたのかな?ピッチャーの平均球速が上がってきたことが大きな要因の一つでしょう。逆に言えば150km/hを超える剛速球でもしっかりコンタクトできれば、インパクトポイントで捉えられれば、あとは自分の体力でスタンドまで持って行くというバッターが増えてきた気がします。圧縮バットを使っていた時代から考え方が180度変わったんだなぁ。
ただし軽い木材ほど密度は下がるのが一般的。このバットもそうであるらしくハンドルのところに何本もスジが入っていて、すぐに真っ二つに折れてしまいそうな様子です。ホワイトアッシュは打球部の耐久力の低さもさることながら、折れることに対する耐久力も低い気がします。実際このバットより後に買ったホワイトアッシュのバットがあるのですが、既に折ってしまいました。ヘタッピッピッピー
NPBでも耐久力の低さと強く弾くバットの優位性からか以前にも増してホワイトアッシュのバットを使用する選手が減った気がします。今や九割九分メイプルのバットが使用される中、ホワイトアッシュはマニアックなバットとして生き残っていくのでしょうか。いやね、焼き入れ加工すると木目が際立って格好良いんだワ。メイプルに焼き入れ加工すると茶色くなるだけなんだけど、トネリコ系の環孔材のバットは焼き入れ加工が格好良い。白木にバシッと焼き入れしてあると「ああ、木の棒使ってんだなぁ」って強く感じるもん。バッティングに使用しないで飾っておくバットを買うならトネリコ系焼き入れのバットをオーダーで作るねうん。
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SSK LEAGUE CHAMP PRO(LPW12SP-RH)

2021-04-04 22:54:37 | 日々徒然

材質:メイプル
長さ:84cm
重量:900g平均(実測889g)
グリップ最細:23.1mm
グリップエンド:33.6mm
ノブ厚さ:24.4mm
ノブ直径:54.0mm

SSKの硬式木製バット、リーグチャンプシリーズのバットです。形状は中日ドラゴンズの平田良介選手で、端的に言うとニンジンバット🥕。
2017年モデルで、この年以降リーグチャンプはロゴのフォントが変わります。SSKは上位にプロエッジというシリーズがあるで、エントリーor練習向けのバットになります。もちろんBFJマークが付いてるので公式戦で使用できます。




ヘッドはくり抜き加工無しでほぼ角切り。「振り抜きやすい」と謳ってる通販の概要欄もありますが、使っている平田選手のように「前に大きいスイング」をするためのバットだといえます。



ノブは結構大き目で小指を引っ掛けやすい形状です。ノブの直径が50mmを超えると大きいなと感じます。実際このバットを振ってると引き手小指の皮が硬くなり、ちゃんとした膂力が無いとバットに引っ張られていきます。


テーパー部が長くてそのままヘッドまで行ってしまいそうな形状。バレルが平行になっていて芯を広めにとるという考え方と真逆。狭い芯にヘッドの重さを乗せてぶっ飛ばす一撃必殺のバットです。


SSKだと兄弟のようなマスコットバットが出ていました。ノブの形がちょっと違いますが、ほぼ同じような操作性を持っています。このバットもレビューしなければ。

バッティングセンターで売ってみると、メイプルらしく硬く弾く感触がはっきりしています。芯が狭いのもあって芯を外すとゴンッと押し手の親指に衝撃が来ます。ただミートポイントと芯に当たったとき、ハマったときの打球速度は速く、今まで扱ってきたメイプルバットの中では随一なんじゃないかと思えるほどです。パワーが無いと満足に扱えないけど、ハマれば飛距離の出るバットですね。


[要らない話]
オスローバッティングセンター立川店で上位シリーズのプロエッジ平田型が試打できました。長さが85cmで細かい形状はちょっと違いました。
なんかね、リーグチャンプとちがってバランスがぼんやりしてた。その分扱いやすいし、85cmって長さも気にならないんだけど、汎用的なバットだなぁって感じちゃった。あと野ざらし(語弊があるかも)環境だからかもしれないけど、床にコンコンコンって弱くたたいてみるとリーグチャンプより音が低い...。湿気吸って太ったんだなぁ。プロエッジなのに悲しい。
木製バットに湿気は大敵で、湿気を吸うとバットが重くなる上に弾く力も弱くなるとか。なのでプロの選手の試合用のバットは乾燥剤を入れたジュラルミンケースにバットを入れて保管するそうですね。なので義雄も少しそれを真似てみようと思ったのが1年ちょっと前から。お菓子とか色んなものに入っている乾燥剤(シリカゲル)や脱酸素剤をかき集め、細長いビニール袋を用意してバットを包み保管しています。そうして集めた乾燥剤脱酸素剤の数たるや...

わーを♡
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