最近漫画を探しに色々な本屋に行っている。アキバの書泉ブックタワーが1番近くて漫画の品揃えが多い。先日初めて池袋のジュンク堂書店に行ってきた。東京有数の大規模書店。正直漫画の品揃えはびっくりする程多くは無かった。
僕が以前新宿に住み始めた6年くらい前、漫画を買うなら新宿ジュンク堂書店だった。超大規模店で、漫画の品揃えはとてつもなかった記憶が有る。10M以上有る棚が8列以上?もう何でも置いてあった。何故かおぼっちゃまくんが有ったのを覚えてる。6年前だから今より新品在庫は有ったのかもしれないが、それにしても昔のタイトルが置いてあった。皆川亮二のARMSなんかも置いてあったが、今ではどこにも無い。ネットでも中古しかない。そんな新宿ジュンク堂書店もその2年後くらいに閉店した。その後新宿でジュンク堂と双璧を成していた高島屋側の紀伊国屋書店も家賃高騰の為に2フロア程度残して撤退している。
本屋は本当に少なくなった。
大規模書店も無くなったが町の本屋も無くなった。僕は今子供の頃に住んでいた区に住んでいる。子供の頃よく行った本屋に行こうとしたら、見事に一件も残っていない。名前を出すと東西書房、マルカ書店、その他3件程、綺麗さっぱり無い。有るのはGEOか、ツタヤ、ガード下の地権者と思われる小さな本屋のみ。何とも寂しい気持ちになった。
原因はやはりインターネットだろうか。1つはインターネットで買うから本屋に行かない。もう1つはインターネットを見るから本を読む時間が無い。 インターネットは便利だが、よくよく考えるとつまらないと感じる。僕が最近足しげく本屋に行く理由がそれ。本屋に行くと、特に気にかけなかった本の発見が有る。非効率だけど、それが楽しい。だからアマゾンで大人買いすればいい単行本も本屋で複数に分けて買う。
後者のインターネットに時間が取られる点はあらゆる業界に影響している。特に僕がいた洋服業界なんかでは。まず洋服に時間をかけないからファッション誌を読まない。それに対してとあるファッション誌編集者は、売れる雑誌を考える前にまず洋服に対する時間を取り戻す必要が有るって言ってた。全くその通りだなと思った。
インターネットが普及する前に本というのは情報源だった。本屋は情報の総本山で、何か知りたいことがあれば本屋に行くしかなかった。今ではゲームの攻略もタイトル検索するだけで攻略本を校正するレベルの情報サイトが見つかるが、当時は擦り切れるまで本屋で買った攻略本を読んだ。
何が言いたいのかまとめると、誰もが見て見ぬ振りをしているインターネットの弊害があるということ。 新しい便利なものに淘汰されて当たり前ではないことがあるのではないかなと。便利さで実体験は買えないし、本のコンテンツ量はインターネットに有るそれを遥かに上回るということ。インターネットにオンブに抱っこな時代はいつか終わるのではないかと思う。そこにはやはり原体験が有る。アナログレコードや、写ルンですが売れてることなんか特にそう感じる。
写ルンですで面白いなと思った記事が有った。写ルンですはそれが流行った親の子世代が買っているらしい。何に使うかと言えば、インスタにアップする写真を撮る。その偶然性や粒状感のある写りに、なんか好ましい雰囲気を感じるという。それは記憶の中にそれを好ましいと判断した過去の体験、記憶が有るから。おそらく、親に見せてもらった写真とか、アナログデジタルの良さを知り尽くしたプロのカメラマンの作品を見たか。彼女らは生まれた時からデジタルカメラの世代である。それでもめんどくさい現像に出して、しかもその後インスタにアップする。フィルムからデジタルまで経験した僕から見ると、とんでもない手間を感じる。とあるカメラマンは、彼女達は写真の面白さを原体験していると評論していた。なるほどと思う。 古くてめんどくさい道具がデジタルなガジェットを超えたことを意味する。
同じことが本にも起きないかな?と期待している。多分、本屋カフェなんかはそれを狙っているんだろうか。やはり買うだけの書店ではアマゾンには勝てないし、便利さを覆す体験は難しい。
やはりコンテンツと本と過ごす時間に鍵が有ると思う。そう考えるとツタヤの作る自由滞在型図書館は、図書館の伝統からは嫌われても理にかなっているような気がしてならない。
しかし本は手に取らなければただの置物なわけで、やはり利用者側の意識の問題なのか。。一筋縄ではいかないのかな。ネットで本屋スレとか見ると、そもそも本屋が無いからどうしようも無い。とか、書いてる人もいたし。専門小売はやはり新しい文化を作るほどの気概で改革する必要が有るのだろうか。
情報源、コンテンツ、本に触れる原体験。。
キーワードとして並べると、情報源としてインターネットを凌駕する場所になるとか。インターネットでも調べることがめんどくさいことって結構有って、それを書籍の中から情報を拾ってくる端末を作るとか。インターネットではお金のかかるコンテンツの中身は絶対に検索出来ないから。
まぁ素人考えだけども、、
漫画からだいぶ離れた。
こんな記事を書いておきながら、管理人は近々全巻ドットコムで90年代のタイトル、ダイの大冒険、ターちゃん、ARMS、3×3アイズ、浦安鉄筋家族なんかを買うつもりです。だって本屋に置いてないんだもん(´・ω・`)
僕が以前新宿に住み始めた6年くらい前、漫画を買うなら新宿ジュンク堂書店だった。超大規模店で、漫画の品揃えはとてつもなかった記憶が有る。10M以上有る棚が8列以上?もう何でも置いてあった。何故かおぼっちゃまくんが有ったのを覚えてる。6年前だから今より新品在庫は有ったのかもしれないが、それにしても昔のタイトルが置いてあった。皆川亮二のARMSなんかも置いてあったが、今ではどこにも無い。ネットでも中古しかない。そんな新宿ジュンク堂書店もその2年後くらいに閉店した。その後新宿でジュンク堂と双璧を成していた高島屋側の紀伊国屋書店も家賃高騰の為に2フロア程度残して撤退している。
本屋は本当に少なくなった。
大規模書店も無くなったが町の本屋も無くなった。僕は今子供の頃に住んでいた区に住んでいる。子供の頃よく行った本屋に行こうとしたら、見事に一件も残っていない。名前を出すと東西書房、マルカ書店、その他3件程、綺麗さっぱり無い。有るのはGEOか、ツタヤ、ガード下の地権者と思われる小さな本屋のみ。何とも寂しい気持ちになった。
原因はやはりインターネットだろうか。1つはインターネットで買うから本屋に行かない。もう1つはインターネットを見るから本を読む時間が無い。 インターネットは便利だが、よくよく考えるとつまらないと感じる。僕が最近足しげく本屋に行く理由がそれ。本屋に行くと、特に気にかけなかった本の発見が有る。非効率だけど、それが楽しい。だからアマゾンで大人買いすればいい単行本も本屋で複数に分けて買う。
後者のインターネットに時間が取られる点はあらゆる業界に影響している。特に僕がいた洋服業界なんかでは。まず洋服に時間をかけないからファッション誌を読まない。それに対してとあるファッション誌編集者は、売れる雑誌を考える前にまず洋服に対する時間を取り戻す必要が有るって言ってた。全くその通りだなと思った。
インターネットが普及する前に本というのは情報源だった。本屋は情報の総本山で、何か知りたいことがあれば本屋に行くしかなかった。今ではゲームの攻略もタイトル検索するだけで攻略本を校正するレベルの情報サイトが見つかるが、当時は擦り切れるまで本屋で買った攻略本を読んだ。
何が言いたいのかまとめると、誰もが見て見ぬ振りをしているインターネットの弊害があるということ。 新しい便利なものに淘汰されて当たり前ではないことがあるのではないかなと。便利さで実体験は買えないし、本のコンテンツ量はインターネットに有るそれを遥かに上回るということ。インターネットにオンブに抱っこな時代はいつか終わるのではないかと思う。そこにはやはり原体験が有る。アナログレコードや、写ルンですが売れてることなんか特にそう感じる。
写ルンですで面白いなと思った記事が有った。写ルンですはそれが流行った親の子世代が買っているらしい。何に使うかと言えば、インスタにアップする写真を撮る。その偶然性や粒状感のある写りに、なんか好ましい雰囲気を感じるという。それは記憶の中にそれを好ましいと判断した過去の体験、記憶が有るから。おそらく、親に見せてもらった写真とか、アナログデジタルの良さを知り尽くしたプロのカメラマンの作品を見たか。彼女らは生まれた時からデジタルカメラの世代である。それでもめんどくさい現像に出して、しかもその後インスタにアップする。フィルムからデジタルまで経験した僕から見ると、とんでもない手間を感じる。とあるカメラマンは、彼女達は写真の面白さを原体験していると評論していた。なるほどと思う。 古くてめんどくさい道具がデジタルなガジェットを超えたことを意味する。
同じことが本にも起きないかな?と期待している。多分、本屋カフェなんかはそれを狙っているんだろうか。やはり買うだけの書店ではアマゾンには勝てないし、便利さを覆す体験は難しい。
やはりコンテンツと本と過ごす時間に鍵が有ると思う。そう考えるとツタヤの作る自由滞在型図書館は、図書館の伝統からは嫌われても理にかなっているような気がしてならない。
しかし本は手に取らなければただの置物なわけで、やはり利用者側の意識の問題なのか。。一筋縄ではいかないのかな。ネットで本屋スレとか見ると、そもそも本屋が無いからどうしようも無い。とか、書いてる人もいたし。専門小売はやはり新しい文化を作るほどの気概で改革する必要が有るのだろうか。
情報源、コンテンツ、本に触れる原体験。。
キーワードとして並べると、情報源としてインターネットを凌駕する場所になるとか。インターネットでも調べることがめんどくさいことって結構有って、それを書籍の中から情報を拾ってくる端末を作るとか。インターネットではお金のかかるコンテンツの中身は絶対に検索出来ないから。
まぁ素人考えだけども、、
漫画からだいぶ離れた。
こんな記事を書いておきながら、管理人は近々全巻ドットコムで90年代のタイトル、ダイの大冒険、ターちゃん、ARMS、3×3アイズ、浦安鉄筋家族なんかを買うつもりです。だって本屋に置いてないんだもん(´・ω・`)